冬の波濤
冬の山陰で雪だるまオフ編・第5回。



c0081462_13541231.jpg
「風車連」


2日目。

生まれてからずっと関東平野にいるものですから、冬となれば「乾燥注意報」が当たり前。
手はカサカサにになるわ、のどはガラガラになるわ。
くちびるもリップクリームがないとクレバスが発生して笑いがひきつってしまうし。
運が悪いと噴火して溶岩が流れ出てしまいます(汗)
晴天が比較的長く続くのはいいのですが、お肌や健康にはあまりいいとは言えませんね(^^;

そういえばかつては「異常乾燥注意報」と言っていたのがいつから「異常」がなくなったんですよね。
なんでだ?と思って調べてみたら1988年(昭和63年)以降
「毎日のように続くのに、異常というのはどうよ?」(超・要約)
ということになったからとか(苦笑)

そんなわけで、冬は寒くて風が強いけど雪はおろか雨ですらほとんど縁がありません。
その影響なのか、冬の日本海側に出かけても意外と穏やかな天気ばかりでした。
しかも海辺に出かけることはほとんどなく、イメージにある「冬の荒れた海」を目の当たりにすることなど皆無(^^;

でも今回は初めてそれを目の当たりにすることができました(^^)
迫力あるシーンを収めるのはちょっと危険を伴うのでは?と思ってましたが
意外と安全な場所から十分撮れるところもあるんだな、って。


表紙の写真は、初日にアクアスに向かう途中に立ち寄ったラーメン屋さんの裏手から撮ったものです。
砂浜に屹立する大きな風力発電用と思しき風車が、浜に打ち寄せる波と背後の雪雲に浮かび上がります。
幸い、お店を出るころには天候も落ち着いていたので撮ることができました(^^ゞ
後で風車を拡大してみたら、それぞれになにやらイラストのようなものが描かれていました。
撮ったときは意識していなかったのでそれ以上大きく撮ろうと思わなかったんですけどね。
何が描かれていたんだろう、とちょっと気になっています。









c0081462_14303556.jpg
時間を戻して、初日の夕方。
アクアスの北西に伸びる遊歩道を通り、国道9号線の下をくぐりぬけると海岸に出ます。
このあたりは夏は海水浴場になる砂浜ですが、この時期は荒波が打ち寄せます。
荒れた天気の合間ということもあって、とても強い風も吹きつけてカメラを構えていても体が流されていくほどでした(^^;


c0081462_1430417.jpg
海岸から少し離れると荒れてますが、波打ち際はずいぶん穏やかに波が打ち寄せてきます。
このあたりは夏には海水浴場になるそうなので、遠浅なんでしょうね。

雲が厚く垂れ込めていたので夕日を見るどころじゃなかったんですが、
天候次第では水平線の向こうに沈むきれいな夕日を眺めることができたでしょうね。


c0081462_1430466.jpg
2日目の朝は穏やかな天気だったので「十六島」に向かうことにしました。

この地名、文字通り読むと「じゅうろくしま」ですね。
ただ、これですと千葉県と茨城県の県境、利根川下流域の一画を指します。
十六島(茨城県・千葉県)@Wiki

でも、今回訪ねたところの読みは「うっぷるい」
難読どころか、絶対想像もできない読み方ですよね(^^;
個人的なイメージではアイヌの言葉じゃないかって思うんですが、諸説あってはっきりしないようです。

ここで取れる海苔は「十六島海苔」と呼ばれ、奈良・平安時代には朝廷に献納されていたほどだそう。
ただ生産量はとても少なく、県外に流通しているのは1割ほど。
ご当地でないとなかなか手に入らないようです(^^;
まぁ、ご覧のように荒れた海の岩場で取るんですからね。

十六島のり


c0081462_14305143.jpg
写真ではわからないと思いますが、ここは猛烈な風が吹いています!ミ(; ̄□ ̄)ミ
車を停めて外に出ようとしても・・・・・ドアが開かないくらい!
み~さんの運転席側は風下だったので大丈夫だったようですが(^^;
閉めるときも車を壊してしまわないように注意しました(笑)
いや、冗談抜きでですよ~!

波もご覧の通りでかなり激しかったんですが、岩場に砕けているので浜に降りても大丈夫のようでした。
ちょうど潮が引いていたタイミングだったこともあるかもしれませんね。


c0081462_14305719.jpg
望遠で撮ると結構危ないように見えるかも?
でも、安全には十分注意しております!
足下には波一つ来てませんでしたからね☆


c0081462_143137.gif
あまりにも風が強いので、波頭が風で流されて霧状に飛んでいきます!
こんな光景初めて見ました!!(゜∇゜*)


c0081462_1431927.jpg
少し離れたところにある岩山。
その向こうには雪嵐を起こす雲が垂れ込めていました。
うぅ~~ん、これが冬の日本海かぁ・・・・・( ̄_ ̄*


c0081462_14311464.jpg
その岩山に望遠で寄ってみました。
黒い体の鳥が群れていました。
ウの仲間であることは間違いないようですが・・・・・ウミウでしょうか?


c0081462_14312078.jpg
あまりに風が強いので、ウもウミネコも飛ぶのに一苦労!
向かい風ではぜんぜん前に進めていませんでした(汗)

うまく風の間隙をついて飛んでましたけど、ほんと大変そうでしたね。
わたしも自転車で何度か経験してますが(^^;


c0081462_14312678.jpg
波間を縫って飛ぶ海鳥!



波の動きが結構いい感じだったところにウが飛んできたところを撮ったらしいのですが、
これをどの向きでどのタイミングで撮ったのか?
実はよくわかってません(汗)



c0081462_14313122.jpg
十六島でたっぷり荒波の風景を楽しんだ後は、「小伊津」(こいづ)というところに立ち寄ってみました。
あまり時間をかけられなかったので集落の上から何枚か撮り、港まで降りて引き返しただけだったんですが・・・・・。
まるで寄り添いあうように建っている家並みにちょっと感動しました(^^)

港の近くで車中から1匹の野良猫を見かけました。
足先が白い「白足袋」の黒猫だったんですが、すごく毛並みがよかったです。
やっぱり港に住んでる猫はえさがちがうんですね。
ちょっぴりうらやましいなぁ、なんて☆

小伊津海旬房


1、4、5、8、12枚目 D700+AiAF28-105mm
2、3、6、7、9~11枚目 D300+VR70-200mm+TC-14EⅡ


次回は、雪の足立美術館を訪ねます。
by sampo_katze | 2009-01-29 21:00 | 山陰・山陽 | Comments(6)
Commented by ironsky at 2009-01-29 21:04
雄大な景色ですね。
さすが日本海。
こういう写真は撮りたいのですが、ちょっとカメラが心配になりそうです。(笑)
Commented by OM1ユーザー at 2009-01-30 10:25 x
うっぷるい 私は読めますよ。

住んでいた旧平田市の中ですから当然ですけど。(笑)

遠足で行った事が有るだけですのであまりどんな所だったか覚えていませんが灯台が有りました。

語源は朝鮮から来ていると聞いた事も有ります。

「小伊津」も懐かしいですね。
この辺りからも平田高校に入学し通うのは大変なので高校の敷地内に有った寄宿舎に住んでいました。

冬はどんより曇って太陽はなかなか顔を出さない季節だとずっと思っていました。(笑)
Commented by sampo_katze at 2009-01-30 18:00
ironさん、こんばんは♪

冬の日本海はほんと迫力がありますね!
灰色の雲と砕け散る波のコントラストがすごかったです(^^)

ちなみに、これを撮るのにカメラのほうはさほど心配じゃないですよ。
それより自分自身が波にさらわれたりしないように注意しないといけませんから(^^ゞ
もっとも、ここは岸壁から降りても大丈夫でしたけどね☆
Commented by sampo_katze at 2009-01-30 18:05
OM1ユーザーさん、こんばんは♪

十六島、読めますよね~!(笑)
今は出雲市に併合されてますが、以前は平田だったんですものね(^^)

灯台は以前からあるんですね。
港が整備されているから当然でしょうか。
今は写真にもあるように、たくさんの風力発電用の風車が並んでいました。
夜になると、出雲市内からも風車を照らしていると思われる明かりがぼんやりとわかるくらいですから。

そうそう、語源については朝鮮半島からという説もあるようですね。
アイヌも大陸系ですから、大元をたどるとユーラシア大陸のほうの言葉なのかもしれませんね。

「小伊津」は地図を見ると・・・・・山を回りこまないと行けない状態!
今はトンネルが整備されているとはいえ、市内からは結構な距離ですものね。
それより以前はいったいどうやって往来していたんだろう、とちょっと心配になっちゃいます(汗)

ちなみに、意外にも今回は頻繁に太陽が顔を出してくれました(^^)
Commented by xharadax at 2009-01-31 17:48
こんにちは(^_^)

うわ!すごい!絶景ですね。
風もものすごく強いいんですか、、、
カメラが塩だらけになりそうで、、、
ビンボー症な私には写せません(^◇^;)

Commented by sampo_katze at 2009-01-31 21:18
haradaさん、こんばんは♪

今回の波濤はほんとに絶景でした☆
風も強かったですから立ってるのも大変でしたが(^^;
でも、波の迫力はそれ以上で撮らずにはいられないですよ!
幸い、岸壁の陰に入ると風がピタリとやむ場所があったので
そこに隠れて撮ったりもしましたけどね!

D70を使っていたとき、船に乗って海水のしぶきがかかりながら撮ったことがあります。
撮影後、まず真水を含ませて固く絞ったタオルで全体をふき取り
続いて乾いたタオルで水分をふき取って水の痕が残らないようにしました。
遠征中だったので、宿に帰ってからはレンズをテレ端にズームして最長状態にし一晩置いておきました。

D70+DX18-70mmの組み合わせだったんですが、これ以降も問題なく使えています。
ですから、まともに海水がかかるような状況でなければ大丈夫だと思いますよ☆
もちろん、撮影を終えたらしっかりメンテナンスをしておいてくださいね!


<< 雪の庭園美術館 You know too? >>