鉄道を学ぼう!
鉄道博物館編・第1回。


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「新幹線高架が目前!」


7月16日、原市沼の蓮撮影のあとはニューシャトルに乗って大成町へ移動します。
2007年(平成19年)10月14日鉄道の日にオープンした「鉄道博物館」を訪ねるためです。
意外に思われるかもしれませんが、実は今回が初訪問(^^ゞ

またその前身とも言うべき神田須田町の「交通博物館」も小さい頃に行ったっきり、
再訪問することなく2006年5月14日に閉館してしまいました。
なくなるとわかってから行くにしても、混雑してそうでしたから(汗)
今考えればもったいないことをしたなとも思うんですけどね。

この「てっぱく」にしても、オープン後しばらくは結構混むだろうと思って避けていましたが
気がつけばオープンからもうすぐ2年。
いくらなんでもだいぶ下火になったでしょうし、何よりこの日は夏休み前の平日です。
蓮の撮影も午前中早い時間が勝負となりますから、時間配分もぴったり。
となればこんなチャンスを逃す手はないですよね☆

アクセスは言うまでもなく、JRおよび東武野田線の大宮駅からニューシャトルに乗り換えて1駅、
「鉄道博物館駅」(改称前は大成・おおなり)下車、徒歩1分です。
駅改札口と博物館はほぼ直結しているといってもいいでしょう。
駅名もそのまんまですし、間違いようがないですね(^^)


表紙の写真は、高さ25mの屋上展望台「パノラマデッキ」です。
向かって左側に新幹線とニューシャトルの高架、右側地上は高崎線・川越線が走っています。
新幹線高架よりやや高いところに位置しているので、目の前を比較的ゆっくり通過する新幹線を眺めることができます。
通常ダイヤで運転される列車に限られますが「てっぱく」付近を通過する列車と車両の組み合わせ、
通過予定時刻がイラスト付きで掲示されているのがありがたいですね。
欲を言えば、空港の展望デッキのようにレンズが通るくらいの小さい穴が開いているといいんですが(^^;


鉄道博物館公式HP
鉄道博物館@Wiki









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ラーニングゾーンの少し先に運転体験ができる「ミニ運転列車」のエリアがあります。
1周300mで所要時間は約6分、小学生以上を対象とした予約制で1回200円。
列車は遊園地にありそうな小さな小さなものですが、信号システムなどは本格的!
ATS-PやATCといった自動列車停止装置まで採用されています。

これは隣接する「運転司令室」にあるモニタと路線図です。
モニタは液晶になっているんですね。
駅は全部で4つあって、乗降駅の「万世橋」のほか「両国橋」(現在の両国駅)「飯田町」「汐留」があります。


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「ラーニングゾーン」1階には「駅構内」「車両工場」「デザイン」の3つのラボがあります。
これは「駅構内ラボ」の1つ「みどりの窓口」で、乗車券や指定券の発券業務が体験できます。
ほかにも自動券売機や自動改札機なども置かれていて、駅の重要な部分が再現されているんですね。
さらにこの裏手にはホームに本物の電車(103系)があり、ドアの開閉を体験することも!


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こちらは「車両工場ラボ」
「台車検修」とあるように、電車の足回り部分を検査・修繕するエリアを再現しています。
さすがに本物はできませんが、模擬の台車を分解~組み立てする作業を体験可能。
使用工具として「めがねレンチ」や「トルクレンチ」、さらに小さいながらクレーンまであり
本格的な作業体験ができるようになっています。


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もちろん、本物の台車も展示されています。
関東では中央線・京葉線など、関西では大阪環状線や関西本線で活躍中の201系という電車のもの。
でも関東では大分その数が少なくなってきてますね。


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車輪の間には巨大なモータが取り付けられています。
一つ前の写真は外からでも見ることができますが、ここは普段は車体が乗っかってますからね。
こんなときでないと見られません(^^ゞ


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ラーニングゾーン2階は、鉄道の原理や安全輸送・動力やブレーキのシステムなどを
実際の部品を使って学ぶことができます。

これは入り口すぐのところにある実物の線路と車輪です。
矢印に従ってのぞいてみると・・・・・なんと線路と車輪はほぼ点接触!
構造から考えれば当たり前なんですが、ちょっとびっくりですね。


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線路のカットモデル。
砕石(バラスト)が敷かれたごく一般的なものですね。
よく見ると枕木には2種類あって、名前そのものの木製とコンクリート製があります。


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丸っこい「玉じゃり」と、線路に使われているゴツゴツと角ばった「砕石」。
レバーを動かしやすいのはどっち?
「玉じゃり」が線路に使われないのはどうしてかな?


このほかにも
「カーブをうまくまがれるのはどうして?」
「たくさんの電車が走ってもぶつからないのはどうして?」
などなど、説明だけではわかりづらいし面白くない(?)原理を実体験をすることで楽しく理解できるようになっています。
わたしも知ってるようで知らないことが多くて、結構ためになりました(^^)


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これはもう1つの線路の形態で「スラブ軌道」といい、コンクリート板の上に直接レールを固定しています。
砕石を使うと定期的にメンテナンス(崩れないようにつき固める)が必要ですが、こちらはそれが不要。
難点はコンクリート板が音を反射するので、走行音が大きくなってしまうこと。

それを回避するために、レールの間だけ砕石を敷いているところもあるんだそう。
新幹線や地下鉄などで使われています。
最新の技術では、バラストを使用しない枕木方式も採用されているようです。


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安全運転に欠かせない信号機です。
これは最近めっきり見かけなくなったランプ式。
消費電力やメンテナンス、視認性の面からLED方式が増えてきてますからね。
あ、それは道路の信号機も同じですね。


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信号機の足元にある箱の中には、切り替えのためのリレーが収められています。
とても大きなものでちょっとびっくり!


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これはLED方式の信号機の背面です。
箱の部分は樹脂でできているらしく「注油すると樹脂を劣化させます」と注意書きがありました(^^;


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電車を安全に停止させるためのブレーキ。
これは「制輪子」(せいりんし)で、車輪に直接押し付けて回転を止めるものです。
奥が未使用で、手前は交換が必要となったものです。
自転車のブレーキパッドも磨り減ってると効きが悪くなるので、点検しないといけませんね(^^;

「電力回生ブレーキ」というものもあって、従来は熱にして消費していた減速時に発電する電気を
架線に戻して電力のリサイクル(?)を行っている車両も増えてきています。


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左からディーゼル機関車、ディーゼルカー、マイクロバス(15人乗り)のピストンサイズの比較。
マイクロバスのエンジンには4個、機関車にはなんと12個も搭載されているんだそう!
さらに機関車はエンジンを2基積んでいて、マイクロバスの出力の10倍!!
ものすごいパワフルですが、そんな機関車でも1台では牽引できず2台つなげて走る列車もあるんですね。


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最後はパノラマデッキの階段からの眺め。
大宮車両センターに入っているディーゼル機関車が構内試運転の真っ最中。
その横をミニシャトル列車「はやて」が駆け抜けて(?)いきました。
ちょっとシュールな組み合わせ☆


1、4枚目 D700+AiAF20mmF2.8D
16枚目 D700+AiAF28-105mmF3.5-4.5D
ほかはすべて D700+AiAF35mmF2D


次回は、鉄道黎明期から昭和にかけて活躍したいろいろな蒸気機関車の登場です。
by sampo_katze | 2009-09-14 19:15 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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