D700 de 水族館@新江ノ島水族館編・第2回。
![]() 新江の島水族館にはちょっと変わった展示コーナーがあります。 「相模の海ゾーン」にある、その名も「食卓の魚 海の恵みにありがとう」。 水族館で泳ぐ魚を見て「うまそうだ」なんて言うのは不謹慎? でも、そこを逆手に取ってこんな展示をするというのも面白い試みですね。 いつから展示を行っているかはわかりませんが、とても意義深いものだと思います。 「海で泳いでいる魚を絵に描かせたら、切り身が泳いでいる様子を描いた。」 こんな冗談みたいな話があるんだそうですからね(^^; この水槽には勘八、真鯵、真鯛、虎河豚、鰤、伊佐幾、求仙、笠子などが一緒に展示されています。 魚好きにとってはまさに「垂涎の的」といったところでしょうか(笑) さて、この水槽にはもう一つ大事な意味が込められています。 パネルにあった文章を以下に引用してみます。 「日本は豊かな海にかこまれた国。 わたしたち日本人は、海の命をいただくことによって生きてきました。 食卓にのぼる魚や、カニ、タコ・・・、かれらが生きているときの、 美しくいきいきとした姿をよく憶えておいて下さい。 「いただきます。」の言葉は、かれらの命に対する感謝の気持ちをあらわしているのです。 命をいただくから「いただきます」と言う。」 はずかしながら、この歳になってその意味を初めて知りました。 水族館だけに「目からうろこ」ということで(^^ゞ 表紙の写真は、新江ノ島水族館・通称「えのすい」の外観です。 開館直前で人が結構いるように見えますが、2月最初の週末ということもあって大分少ないほうだと思います。 実際チケットは待たずにすぐに手に入りましたからね。 といっても、わたしは年間パスポートにしたんですが(^^; これについてはまた別の機会に・・・・・。 新江ノ島水族館公式HP ![]() 一般に「イモリ」と呼ばれているものはこの種類を指すようです。 漢字で書くと「井守」で、井戸にも住んでいることから「井戸を守る」ということが名前の由来とされています。 ほかに「井」は水田を指していて「田んぼを守る」という説もあるようで、今ひとつはっきりしないようですね(^^; 名前に「アカハラ」とあるようにお腹が赤くなっていて、「毒を持っているんだぞ」と警告しているんだとか。 実際フグと同じ「テトロドトキシン」という毒を持っています。 残念ながらこのときはその赤いお腹を見ることができませんでした。 アカハライモリ@Wiki ![]() 「トビ」の漢字は「飛び」ではなく「跳び」。 干潟をピョンピョン跳ねる様子が名前の由来になっています。 砂地と同化しているので見つけにくいかもしれませんね。 でも、お目目がギョロッとしているのでそれを頼りにすると見つけやすいですよ(^^) トビハゼ@Wiki ![]() 大きいのが1匹と小さいのが2匹。 わかりますよね?? ![]() というのは冗談で(笑) 右下に看板が出ていますが、これは水槽の掃除を行っているところなんですね。 通常、この手の作業は水槽内の水が濁ったりすることもあってか閉館時間に行われますよね。 でも、えのすいでは作業の様子をお客さんに見てもらおうということでこうして開館中にも行われるんだそうです。 ほかの水族館ですと、大きな水槽では行われていることが多いですけどね。 ![]() 頭から背中にかけて連なる「ツンツン」したヒレ、鮮やかなオレンジ色。 こういう奇妙な形をした魚って結構引かれるんですよね~。 ☆5/8追記☆ tamayouさんからのコメントを元に調べたところ、この子は「ハオコゼ」と同定できました。 ありがとうございました!! ハオコゼ@Yahoo!きっず図鑑 ![]() 目の上と尾びれのつけ根辺りにちょこんと角のような突起がついているのが特徴です。 ウミスズメで検索すると鳥類のほうが出てくることが多いのでちょっと困ってしまいますが(^^; 「ハコフグ」の仲間は普通のフグとは違い、体内(筋肉なども含む)に毒を持っていません。 なので一部の地方では食用にしているようです。 結構おいしいらしいですね♪ ただ、危険を感じたりすると皮膚から毒性のある「パフトキシン」という物質を放出し、外敵から身を守るのだとか。 でも、やはり需要としては見た目のかわいらしさから「観賞用」のほうがはるかに多いと思いますが(笑) ハコフグ@Wiki ![]() な~んて言ってるわけはありませんが(^^ゞ 真正面から見るとまさにそんな感じがしますよね♪ ![]() わたしがのろまなだけですが でも、なかなか見飽きないのでこのままこの水槽の前から動かなくなりそうです(笑) ![]() って、すぐわかりますよね?(^^; ![]() 水槽にはタコツボも置いてあって、どんな方法で漁をしているかというのがわかるようになっています。 マダコ@Wiki ![]() アナゴ漁にはいろいろな方法がありますが、このように筒状のものに入ってくるという習性を利用した「アナゴ筒」が紹介されていました。 筒の中に漏斗(ロウト)状のものを取り付けておき、一度筒に入ったアナゴが出られないような仕掛けになっているそうです。 ちなみに展示されている筒の数は5本ほどあって、どの筒もこんな感じでぎっしりアナゴが詰まっていました。 しかも筒の長さはアナゴよりも短いので、後ろにはしっぽがニョロニョロと・・・・・(^^; ![]() フグの仲間ではもっとも高値で取り引きされる高級魚の一つですね。 わたしなんかは縁がありません(笑) フグの仲間ですから、体内に「テトロドトキシン」を持っています。 これを養殖によって無毒にする試みがされていますが、まだまだ完全にとはいかないようですね。 フグの毒にはまだまだ解明されていない点が多いのだとか。 ところで、背後に写っているフグの様子がなんだか変ですね~? トラフグ テトロドトキシン いずれも@Wiki ![]() あるいは外敵から身を隠すためなのかもしれませんが、フグに聞いてみないとわかりませんね。 クサフグも砂に潜る習性を持っているそうで、そのために別名「スナフグ」と呼ばれるそうです。 ![]() って、これは「食卓の魚コーナー」ではありませんが(^^; かなり暗い水槽なので撮影は大変! でも、照明に照らされて浮かび上がるその姿はなんとも不思議で神秘的にも感じられます。 その名の通り脚が異常なほど長いので、ちょっとグロテスクに見えなくもないですけどね。 タカアシガニ@Wiki ![]() ガラスにくっついて一部分だけ切り出してみました。 ちょっとした機械仕掛けのおもちゃのようにも見えますね。 1、5枚目 D40+DX18-55mmF3.5-4.5GⅡ(キットレンズ) 3、4枚目 D40+VR105mmF2.8Gmicro+TC-14EⅡ 14枚目 D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ ほかはすべて D700+AiAF28-105mmF3.5-4.5D 次回は、クラゲファンタジーホールを中心に見てみましょう。
by sampo_katze
| 2009-05-07 20:00
| 水族館
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Comments(8)
こんばんは~♪
一年ぶりのUPにコメ有難うございました。 新江ノ島水族館ですね。ワタクシの守備範囲です。 長男坊の幼稚園の遠足にも組み込まれていました。 なかなかコジンマリした良い水族館ですよね。 イルカショーもありましたよね。 井守の語源は知りませんでしたw( ̄Д ̄;)w。 なかなか奥深い感じがしますねぇ~。 タカアシガニ…食います。伊豆の何処か(戸田)では名産だったと 思います。 一度食べましたが、私はわりと美味だったと思いますよ( ̄ー ̄ゞ
猫さんおはようございます。^^*/
水族館シリーズですね。♪ このシリーズになると、 顔を思いっきり画面に近づけてみてます。^^ アナゴ、ぎっしりぃ~… これ楽しい。ヽ(*^。^*)ノ こういうの大好きです。 6枚目のは、ハオコゼ系かと…。 小さいもの系釣りをしていると、 よくかかってきます。 小さいけど、ヒレを触ると、とっても痛いっす。^^;
夜一。さん、こんばんは♪
お久しぶりですね☆ 「1年ぶりにアップしたくなった」というのがよくわかりますよ(^^) すごく楽しそうでしたからね! ブログにアップだけではもったいないな~って思ってもいるんですけど(^^ゞ えのすいはお近くにあるんですね。 うらやましいな☆ わたしのところからはざっと2時間はかかりますから(汗) でも、バラエティに富んだ展示がしてあってすごく楽しめますね♪ クラゲの展示施設の大きさには圧倒されましたし、イルカショーも楽しかったです(^^) イモリの語源は例によって、なんか気になっちゃって(^^ゞ ちなみに爬虫類のヤモリは「守宮」とか「家守」と書くので縁起がいいんだそうです。 最近は気持ち悪がれる傾向もあるようですが・・・・・(汗) タカアシガニは戸田の名産らしいですね。 一度は食してみたいものですが、最近は貴重になっているのかも? でも食用にするかにでおいしくないのって聞いたことがないですからね(笑)
たまさん、こんばんは♪
2月に撮ったえのすい編、ようやくスタートです(^^; お待たせいたしました☆ アナゴの集団はインパクトありましたよ~! なんでこんなに詰め込まれてるんだ!?って(笑) しかも頭は筒にしっかり入っているのに、なぜかしっぽは後ろでブラブラ・・・・・ナゼ!?( ̄Д ̄;; 6枚目の子、おかげさまで同定することができました。 オコゼの仲間だけに、ヒレに毒を持っているようですね(汗) 小さいからといって侮ってはいけないようです(^^ゞ
おはようございます(^_^)
水族館ですね!ワクワク(^_^) ハコフグのチューからはじまる 顔のアップシリーズがイイですね~ アナゴのオシクラマンジュウが面白いです! で一番はやっぱりハコフグのチュー、、、(*^o^*)
水族館シリーズ、とっても楽しいです。
いただきますの意味・・・勉強になります。 カニの神秘的な写真がステキです。
haradaさん、こんばんは♪
水族館はワクワクが一杯詰まってますよね☆ 今回は初めて訪ねるところなので、余計にワクワクしてました(^^) 顔のアップは脱・図鑑写真をちょっと考えてみました。 全体も撮りますけど、こうして一部分だけ切り出してみるのも面白いと思ったので。 アナゴのオシクラマンジューはインパクト大でした! これ全部酒の肴に・・・・・なんて(笑) ハコフグのチュー。 あの唇といい、目の表情といい、ヒレの形といい・・・・・。 それ以外思い浮かびませんでした(大笑)
放浪中さん、こんばんは♪
水族館は楽しいですね~! D700のおかげで楽しさ3倍増になりましたし(^^) いただきます、の意味ですが こんなに深い意味も含まれていたんだな~と感心しちゃいました。 これからも感謝して「いただきます」、ですね。 カニは宇宙空間に浮かぶスペースコロニーをイメージして撮ってみました。 ほとんど真っ暗なので、手ブレとの戦いでしたが(笑)
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