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和の紫陽花
梅雨の晴れ間にD70 in 向島百花園・前編。


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「紫陽花の親子」


今回は、わたしにとって手近な散歩スポットの「向島百花園」を訪ねます。
メインは和のアジサイ。
関東地方が九州南部に続いて「梅雨明けしたとみられる」と発表されたのは7月14日。
それから約2週間が経過していますので、ここでアジサイというのもどうかな?
って感じですけどね(^^;


向島百花園は1805年(文化2年)、骨董商の「佐原鞠塢」(さはらきくう)によって開園しました。
園内には360本もの梅が植えられ、当時亀戸にあった「梅屋敷」に対し「新梅屋敷」と呼ばれていたそうです。
現在は春の花といえば桜ですが、当時は梅のほうが人気が高かったからでしょうか。
文人墨客に愛されサロンとしても利用されていた園内ですが、梅だけではちと物足りない。
園主や文人たちがそう考えたのか、詩経や古典などに登場する草花を集め四季折々の花が楽しめるようにしました。
また巧みな地割りのおかげで、ほかの庭園と比べると規模は小さいながらもボリュームを感じるようになっています。


最寄り駅は東武伊勢崎線の「東向島駅」で徒歩約8分。
JR利用なら下記の各駅から都営バスに乗り換え「百花園前」バス停下車、徒歩約3分です。
・南千住駅東口 「南千48」系統亀戸駅行き
・日暮里駅   「里22」系統亀戸駅行き
・亀戸駅    「南千48」系統南千住駅東口行き、または「里22」系統日暮里駅行き


表紙の写真は、ごく普通の「ガクアジサイ」
つぼみを子どもに、開花したガクを親に見立ててみました。


向島百花園@公園へ行こう!
向島百花園@Wiki









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色づく前のつぼみ。
葉っぱに産みつけられた何かの卵のようにも見えます。


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幼生の誕生、じゃなく開花。
まるでクラッカーのように中からしべが飛び出してきました。

余談ですが、このあたりは蚊がとても多いです。
撮影中は刺されまくってあちこちカユクなった上、耳元にはあのいやな羽音が・・・・・( ̄皿 ̄#
落ち着いて撮ってられませんでした(泣)
やっぱりこの時期は虫除けスプレーが必須ですね。
汗で流れちゃうのが困りものですが。


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池のほとりに咲いていた花。
ガクが長い茎の先についていて、花は小さくまばらに咲いています。
改良種だと思うのですが、名札がないのでよくわかりません。

小さくてわかりづらいですが、右上のガクには「ササグモ」がちょこんと乗っかっていました。
最初は「ハナグモ」と思っていたんですが、後で調べてみるとどうも見た目がちがいます。
いろいろ見ているうちに「昆虫エクスプローラ」というページが出てきて、そこにそっくりのクモが紹介されていました☆
感謝!
ちなみに「ハナグモ」はお腹の部分が丸っこい形になっています。


昆虫エクスプローラ
ササグモ@Wiki


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今年も白いアジサイがありました。
名札を見ると「アナベル」とあります。
アジサイというと、まるで「リトマス試験紙」のような赤や青という色のイメージが強いので
このように色のない花はインパクトがありましたね~。
もっともアジサイの色の変化は土壌の性質だけでなく本来持っている色素(アントシアニン)や
地中のアルミニウムイオン濃度など、複雑な要因が重なっているようですが。


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花に寄ってアップに。
花だけでは物足りないので、つやつやの葉っぱをアクセントにしてみました。


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セイヨウアジサイを間に挟みましたが、再び和のアジサイを。
ガクアジサイの園芸種のひとつ「はなび」(花火)です。
ガクの部分が従来のような一重ではなく、八重のような感じ。
八重とは言ってもそれほどたくさん重なってはいませんけどね。
その様子が大空に打ちあがる花火を連想させるということで名づけられたのでしょう。


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ガクの部分をアップに。
大きく広がったガクが花火の大輪に、咲く花の部分が連れて広がる火花をイメージしたのでしょうか。
でもボランティアガイドの方の話によると、売り出したもののあまり売れていなかったんだそうです。


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花火を鑑賞するふたり。
夜空を彩る花火も素敵ですが、こうして新緑を背景に打ち上がる「はなび」もまた一興かな?


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淡いピンクのガクが目立つのは「きよすみさわ」


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やや赤みが強いのは「べにがく」

どちらもガクが目立ちますが、花は小さくて白いふわふわが見られるだけでほとんど目立ちません。
この見た目のちがいがアジサイのガクと花を混同させている要因なのかもしれませんね。


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そしてここ百花園の名物アジサイがこれ、「スミダノハナビ」です。
高さ2mはあろうかという巨大なガクアジサイで、その迫力には圧倒されます☆


1732年(享保17年)、後に「享保の大飢饉」と呼ばれる飢饉が発生しました。
同時に疫病(「コレラ」とされるが、日本で初めて確認されたのは大流行した1822年(文政5年)とのことなので詳細は不明)も発生、多数の死者が出ました。
これを弔うために翌1733年(享保18年)の旧暦5月28日(現在の7月半ば)、両国の川開きに花火を打ち上げたのが
現在も続く「隅田川花火大会」の由来とされています。
今年は昨日行われたばかりですね(^^;

で、この花火が名を知られるようになったことからアジサイの名前を単なる「ハナビ」から「スミダノハナビ」に変えたところ
飛ぶように売れるようになったんだとか。
花自体は何も変わってないのに、呼び方が変わるだけで売れ行きまで変わってしまうんですね~。

さらに余談ですが。
花火が上がると「たまや~!」って掛け声をかけますが、もう1つ「かぎや~!」というのは意外と知られていません。
わたしもずっと「花火玉」にちなんで「たまや~!」といってるんだと思ってましたが(^^;

っと、詳しく書くと長くなるのであとは検索してみてください(汗)
漢字で書くとそれぞれ「鍵屋」「玉屋」です。


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下から見上げてみましょう。
この日はちょうど見頃だったようで、まさに天まで届くような勢いで花が連なっているように感じました。


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満開のアジサイの間から顔を出していたのは「ニホントカゲ」
園内のうっそうと茂る林は彼らにとっては絶好の隠れ家であり、えさの集まる場所でもあるんでしょうね。
その姿を見られたのは今回が初めてなんですが(^^;

見物客が多い環境だからなのか、結構レンズを近づけても平気なようだったので
しばらくアジサイをバックにモデルになってもらいました。


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最後は、園内に咲いていた初夏の花々を。

これは「オカトラノオ」(丘虎の尾)。
離れると白い「ネコジャラシ」のような感じに見えますが、近くで見ると小さな花が密集しているのがわかります。


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やや赤みの強いオレンジ色の花は「ひめひおうぎすいせん」(姫檜扇水仙)。
これは別名(和名?)で、一般には「モントブレチア」というそう。
「スイセン」と名前にありますが、スイセンの仲間は「ユリ目ヒガンバナ科」でこちらは「ユリ目アヤメ科」と微妙に異なります。
でも花の見た目は(素人目には)スイセンに近い仲間のように見えますね。
色もアヤメというと青系のイメージが強いのもありますし。


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黄花の「すかしゆり」の仲間。
花びら同士に隙間があることから名前に「透かし」をあてられたんだそう。

この時期は目を引くような鮮やかな色の花が少ないこともあって
「ひめひおうぎすいせん」や、この「すかしゆり」は目を引きました。


1~4、7、17枚目 D70+VR105mmF2.8Gmicro
5、6、8、12~16枚目 D70+AiAF28-105mmF3.5-4.5D
9枚目 D70+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ
10、11枚目 D70+AiAF-S300mmF4D+TC-14EⅡ


次回は、当初の目的を放り出してはまってしまった池にいた「何か」です。
by sampo_katze | 2009-07-26 21:10 | マクロ | Comments(2)
Commented by tamayouchan at 2009-07-30 07:11
猫さん、おはようございます。^^*/

最初、見せていただいたとき、
いろんな色のがいいなぁ~って思ったのですが、
今日は、
6枚目の真っ白のがお気に入りです。♪
これだけ、花弁(1枚1枚はなんと呼ぶのかな)すべてがきれいなのも、
珍しいような…。^^
Commented by sampo_katze at 2009-07-30 20:05
たまさん、こんばんは♪

濃いも薄いも、と言う感じで色とりどりの園内だったんですが
この真っ白なアジサイはかえって目を引く存在でした(^^)
開花からいい天気が続いていたことで、花が傷まなかったのかもしれませんね。

あ、ちなみにこの花びらみたいなのは普通のセイヨウアジサイと同じで
花びらではなく「ガク」なんですよ~。


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