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レトロ写真館
江戸東京たてもの園編・第1回。


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「荘厳な入り口」


だいぶ前になりましたが、6月の終わりに東京小金井市にある「江戸東京たてもの園」を訪ねました。
この公園の存在は10年以上前から知ってはいたんですが、訪れるのは実は初めて(^^;
古くは江戸時代から新しいものは昭和10年代半ばまでと幅広い年代の復元建物が、全部で27棟あり
さらに3棟の復元が予定されています(2010年完成予定)。
結構建物好きなので「1日たっぷりかかるんだろうな」と思っていたんですが
とても1日では足りないくらいのめりこんでしまいました(汗)
夏休みの自由研究のテーマとしても意外といいかも?

園内は大きく分けて西・センター・東と3つのエリアに分かれています。
西ゾーンから始めて順番に見ていったんですが、後半は暑さもあって一部の建物はスルーしてしまうほど。
なので今度行くときは、東から順番に見て行こうと思っています(笑)

「たてもの園」へのアクセスは、バスが便利です。
最寄り駅はJR中央線の「武蔵小金井駅」と西武新宿線の「花小金井駅」で、いずれもバスで5分。
詳しくは下記に掲載している公式HPのアクセスをご覧くださいね。

ちなみにわたしは武蔵小金井駅から歩いて向かったのですが、徒歩でも15~20分程度でいけます。
ただし駅からゆる~やかな上り坂が続きます。
暑さのせいもあって思った以上に長い距離に感じられました(汗)


表紙の写真は、「たてもの園」のビジターセンターとなっている「旧光華殿」(きゅうこうかでん)です。
1940年(昭和15年)11月10日~14日に宮城(きゅうじょう、皇居のこと)の前で
「紀元二千六百年記念式典」が開催されたのですが、その会場として設立されたものだそう。
式典終了後、翌1941年8月にこの地に移設、「国民練成所」(れんせいじょ)として利用されました。

そして戦後の1954年(昭和29年)1月に「たてもの園」の前身、「武蔵野郷土館」が開園。
このときから郷土館の入り口・展示施設として利用されていて、
すでにこの公園の「顔」という役割が決まっていたかのようです。


江戸東京たてもの園公式HP
江戸東京たてもの園@Wiki









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入り口に入る前に、その傍らにあった看板をパチリと。
描かれているこの子の名前はイメージキャラクタの「えどまる」
デザインは「崖の上のポニョ」「千と千尋の神隠し」(作画に際し、たてもの園内の施設を参考にしたよう)で知られる「宮崎駿」(みやざきはやお)さんです。
なぜ青虫のようなデザインなのかはわかりませんが(^^;



ビジターセンターでは特別展「魅惑のカンバン・ハリガミ展」が開催中でしたが、ひとまず後回し。
開催は9月27日(日)までですから、時間をオーバーしたとしても再訪すればいいので。


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外に出ると、「午砲」(ごほう)という大砲が出迎えてくれます。
1871年(明治4年)9月9日、皇居内旧本丸で正午にあわせて空砲が発射されるようになりました。
その轟音は東京都区内の大部分に響き渡り、人々に正午を知らせていたことから「ドン」と呼ばれて親しまれていたそう。
当時は、今のように建物が林立してないのでなおさらよく響いたんでしょうね。
1929年(昭和4年)5月1日、サイレンによる「午報」に代わるまで続きました。


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最初に訪ねた建物は「常盤台写真場」(ときわだいしゃしんじょう)です。
1937年(昭和12年)建築、1997年(平成9年)復元。

1935年(昭和10年)に開業した東武東上線の「武蔵常盤」(現在のときわ台)駅周辺に造成された住宅地にありました。
東武鉄道初の宅地開発物件だったんだそう。
この建物は、その分譲当時の様子を再現しています。
ちょうど交差点に面している角の部分が緩やかな曲線になっているのがかっこいいですね。
ちなみに現在のときわ台駅の駅舎も開業当時のものだそうです。


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1階は居住スペースで、ここは居間です。
畳のにおいと使い込まれた家具、なんだかとても懐かしい気持ちになりますね。

左手奥は応接室で、撮影に訪れたお客さんを迎えていたのでしょう。
玄関を入ってすぐ右が応接室、左にスタジオがある2階に通じる階段になっています。


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台所です。
羽釜とやたら背の高い五徳があるのが印象的。
この釜を見ると薪で炊いているというイメージがあるんですが、ガスを使用していたようですね(^^;


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風呂場。
浴槽は木製ですが、湯沸かし器はガスだったのかな?
シャワーはありませんから、浴槽のお湯を使っていたわけですが
仕切りをつけて入浴用と分けているんですね。


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奥にある子ども部屋。
畳4枚が縦長に敷かれ、窓際2畳分のスペースに机と椅子が並んでいました。
子どもたちはここに並んで机に向かっていたのかな?


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同じ部屋の左奥にある机。
ガラス越しに差し込む光が強く、コントラストが強かったのでモノクロにしてみました。
棚の上に置かれている住所が書かれたボックスはなんだったんだろう?


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2階に上がると広々としたスタジオがあります。
北側の壁にある大きな窓と天窓、すりガラスを通した光が撮影エリアをやわらかく照らしています。



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別角度から。
反対の南側は遮光カーテンが閉められています。
直接太陽光を取り込むと、子供部屋での写真のように光が強すぎてしまうからなんですね。

なお、ここでは特定の週末は本物の「レトロ写真館」に早変わり!
さすがにフィルムは当時のものではなく、ポラロイドを使いますが
これは来場されたお客様にその場で渡せるようにしているため。
でも、カメラのシステムはフィルム部分を除いて当時のままのものを使っているそうです。
大き目のギアとラックが組み合わさったフォーカシングシステムはちょっと感動ものでした(^^)


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最後は玄関の前から建物を見上げて。

4枚目とこの12枚目は午後に改めて撮ったものです。
午前中は逆光になってしまうので、外観を撮るなら昼以降がオススメ。



1~3枚目 D40+DX18-55mmF3.5-5.6Ⅱ
4、12枚目 D40+DX12-24mmF4G
5~11枚目 D700+AiAF20mmF2.8D


次回は、三井家ゆかりの邸宅と江戸中期の古民家を訪ねます。
by sampo_katze | 2009-08-11 21:05 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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