地下鉄博物館編・後編。
![]() 1954年(昭和31年)、丸の内線の池袋~御茶ノ水間が開業しました。 東京では2番目、全国では銀座線・大阪御堂筋線・四つ橋線についで4番目の地下鉄です。 工事は1942年(昭和17年)に始まりましたが、戦局の悪化に伴い1944年(同19年)に工事が中断します。 戦後は路線計画を一部見直しをした上で1951年(同26年)に工事を再開。 方南町へ向かう支線を含めた全線開通はそれから11年後の1962年(同37年)でした。 そんな歴史ある路線ですが、2004年(平成16年)5月から既設の路線としては初めてホームドアを採用。 2007年(同19年)には全駅に設置が完了しています。 またATO(自動列車運転装置)や車上モニターなどの搭載し、今年3月28日からワンマン運転を行っています。 朝のラッシュ時には1分50秒間隔での運転も行っていて、これは日本一短い運転間隔だそう。 それだけ利用者が多いということの裏返しでもありますね。 表紙の写真は、銀座線1000形と並んで展示されている丸の内線「300形」の1号車です。 1953年(昭和28年)に誕生し、翌年の開業当初から投入されました。 隣の1000形と比べると、車体の形状もずいぶん丸みを帯びて洗練された感じを受けます。 1988年(同63年)に後継の02系が登場すると、順次廃車となっていきましたが このうち131両はアルゼンチンの「メトロビアスS.A.」社に売却され、 ブエノスアイレスの地下鉄B線で現在も活躍しています。 当地ではホームと車両との距離の関係から扉部分にステップを取り付ける改造をされただけで 日本で走っていたときそのままの姿を保っています。 当然車内設備の表記は日本語のままですが、運転手曰く 「分かるわけないよ。運転席は日本語ばかりだし。だから、勘で運転しているよ(^^)」 だって!(笑) かの地の人はおおらかですね~(^^; ※「トリビアの泉」2003年7月23日放送分より 東京地下鉄丸の内線 営団500形電車 いずれも@Wiki ![]() これは当時の営団総裁が海外視察の際に入手したアメリカのタバコ「BENSON&HEDGES」の箱のデザインと ロンドンバス(通称ルートマスター)の赤をモチーフにしたものなんだそう。 真っ赤な車体に白帯を巻いただけでも派手なのに、帯の部分にステンレスのラインが入っていて いいアクセントになってます。 ルートマスター@Wiki ![]() 台車の部分についている「集電靴」です。 これらが取り付けられている部分は木で、絶縁用につけられているんでしょうか。 ![]() ここから電気をとって走っているんですね。 レールの先端には碍子がついています。 ![]() 銀座線のとはちょっと形状が変わっています。 部品は、塗装されていてわかりづらいですがやはり木が使われているようでした。 大きく「S」「F」と書かれている部分は「シューヒューズ」。 過度な電流が流れたときにこの部分で切断し、車体への影響を防ぎます。 実際に稼動したことはない・・・・・とは思いますが(^^; ![]() ドアにある高くて小さい窓。 小さい頃、そこから外が見られないことがちょっとくやしかったですね~。 あ、ちなみにわたしの場合は日比谷線(3000系)でしたが(^^ゞ 車内の内装は現在は化粧板ですが、この頃は塗装されています。 さすがにラインカラーの赤を使うわけにはいかなかったようです(当たり前) 営団3000系電車@Wiki ![]() 真ん中に営団地下鉄の団章の「Sマーク」もしっかり入ってますね。 ![]() ちょっとめずらしいですね。 マスコンは手を離すと跳ね上がる「デッドマン式」で、異常があると加速が止まるようになっています。 デッドマン装置@Wiki ![]() そこに展示されている、かつて使われていた機器の一部です。 これは建設に使われていたレベル測量機器「4インチトランシットⅡ型」。 昭和35年製造とあるので、東西線の地上区間(南砂町・西葛西間~西船橋)の建設に使われていたものか。 当時は周りには住宅街はおろか人家もほとんどなかったそうです。 ![]() 以前「江戸東京たてもの園」にも似たようなものを見ましたが、こちらは少し高度な計算ができるように見えます。 ![]() 厚紙でできた「硬券」きっぷをここに通して日付を印字したものです。 地方に旅行したときは印字の後に係員の方が鋏を入れてから手渡してくれることもありました。 すべて D700+AiAF28-105mmF3.5-4.5D 次回から新シリーズ、八景島シーパラダイスの水族館を訪ねます。
by sampo_katze
| 2009-10-06 20:30
| 博物館・美術館
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