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裏砂漠を行く
伊豆大島めぐり編・最終回。


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「まさに荒野」


午後は三原山の東側に広がる「裏砂漠」を目指します。
前日に火口周辺を散策したとき眼下に広がる様子を眺めたので、「もういいかな?」という空気だったんですが
この日借り替えた(3日連続は予約が取れなかった)レンタカーの担当の方が「絶対に行ってみるべき!」と猛プッシュ(TETSU談)
地元の人がそうまで勧めるのなら行ってみないわけにはいかないですよね~。
幸い帰りの船は最終便なので時間には余裕がありますし。

初日とは逆に波浮から反時計回りに進み、迂回路と一周道路との合流点から北上すると「裏砂漠展望台」への入口が。
そこから細い道をさらに上がっていくと駐車場に出ます。
途中の道は車1台がやっと通れるほどの幅で、ところどころに待避所があるくらい。
ブラインドコーナーも多いので、通行にはちょっと注意が必要ですね。
って、運転はTETSUにお任せでしたが(^^;


表紙の写真は、展望台へ向かう途中に撮ったものです。
駐車場の近くは周囲に樹木が生い茂っているのですが、しばらく進むと森がなくなり背の低い草が点々とあるだけになります。
足下は溶岩由来の砂地ですが、決して歩きにくくはありません。
砂が靴の中に入ってくるのがちょっとやっかいですが(苦笑)


三原山@Wiki

伊豆大島編第1回はこちら(連載一覧があります)
1st Flight







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視界が大きく開けるとともに植生はほとんどなくなり、「砂漠」という名前にふさわしい光景に。
同時に風も強くなってきて、飛んでくる砂粒が当たって痛いくらいです。

この辺りには「もく星号墜落慰霊碑」があります。
1952年(昭和27年)4月9日、羽田発名古屋・伊丹経由福岡行きの日航機(当時はノースウエスト航空の委託運行)が三原山中腹に墜落。
乗客乗員あわせて37名全員が死亡という大惨事でした。
詳しくは下記リンクで。


もく星号墜落事故@Wiki


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「裏砂漠」には2つの展望台があります。
といっても「展望台」と小さく書かれた看板があるだけですが(^^;
左の小高いところが「第1展望台」で、奥の一番高い辺りが「第2展望台」です。

それにしてもここが地球上、しかも東京都内であるということを忘れてしまいそうな風景ですね。
本来「砂漠」というカテゴリには当てはまらないにしても、名称としてはこれ以外に適当な言葉が見つかりません。


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振り返ると緑あふれる山が。
この斜面は植物が定着しやすかったんでしょうか。
傾斜がある程度ゆるやかになると風に飛ばされたりするからかな?


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「第1展望台」付近からの眺め。
雨水が流れた跡が幾筋もできてました。


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「第2展望台」に向かう面々。
同じポーズをとってますが、これは風を背に受けて横歩きしているから(^^;
写真では伝わりませんが、それくらい風が強かったんです!
風に向かって歩けないくらいだったので、風速は15m/s前後なんでしょうね。
油断したら斜面を転がり落ちてしまうんじゃないかって思いましたし・・・・・(汗)


この後、砂まみれになったのでそれを流すべく「大島温泉ホテル」へ。
日帰り入浴ができる時間帯でしたからね。
船の時間があるので思う存分とはいきませんが、適度な運動の後の温泉なのでリフレッシュできました(^∇^)


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温泉のあとは港へ。
この日も入出港は「元町港」ではなく「岡田港」でした。

写っているのは大島16:30発の神津島発利島大島経由東京竹芝行きです。
使用機材は高速船「夢」
ほかにピンクを基調とした「愛」と、レインボーカラーの「虹」があります。
「愛」は就航から日本で運行されていましたが、「夢」と「虹」は海外で使用されていたようです。


東海汽船公式サイト
東海汽船@Wiki
ボーイング929@Wiki


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折りたたみ自転車とはいえ「輪行袋入り自転車」には変わりません。
ですので、船内に持ち込むには別途「手荷物券」(1,000円)が必要。
客室内には荷物スペースがあり、そこに置いておきます。
特に固定されるものもないのがちょっと心配でしたが。
乗客は運行中シートベルトをするんですけどね~(^^;


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入港する「虹」
熱海からの船で、これが折り返し東京竹芝行きになります。
到着が相当遅れてましたけどね(^^;

完全に船体が海面から浮いているのがわかりますね。
しかも最高巡航速度は80km/h!!(速)
このおかげで波の影響を受けず、快適な船の旅ができるわけです。


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正面から。
かなり減速していますが、まだ船体が浮いていますね。
前から見るとかなり派手なカラーリングをしているのがわかります。


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船からの夕日。
西向きの窓側の席だったのでラッキー☆

でもこの後、竹芝どころか羽田沖くらいで日没。
ここの高速船は日没以降は安全のために「翼走」ができなくなるので、通常の船とスピードが変わらなくなります。
このため、出発も遅れましたが竹芝到着もかなり遅れました(汗)
もっとも羽田沖でゆっくりになったので、離発着する飛行機を眺めることができたのでその点だけはラッキーだったかな?
最終便でなければ定刻につけたのですが(^^;


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これが大島から竹芝までの軌跡。
GPSの測定では最高速度が86km/hになってました。


到着した竹芝桟橋からは「ゆりかもめ」に乗って新橋へと移動。
そこで今回の旅の「反省会」と称する飲み会を実施しました(笑)
ここでもなんだかんだと盛り上がってしまい、帰ったのは休日ダイヤだったことも重なってなんと終電!(゜Д゜;
まさかそんなにかかるとは思っていなかったのでヒヤヒヤでした。
「家に着くまでが遠足です」が基本ですものね!

参加してくれたRunnerK。、TC、TETSU。
ありがとうございました!


1~6、11枚目 D40+DX18-55mmF3.5-5.6GⅡ
7~10枚目 D40+VR70-300mmF4.5-5.6G


次回から新シリーズ、自転車(Brompton)で銀座線沿いを走ります。
by sampo_katze | 2010-05-25 20:25 | 散歩 | Comments(2)
Commented by TETSU at 2010-05-25 22:20 x
伊豆大島連載終了したね。
自分とは違う切り口で面白かったです。
大島は色々と撮りどころ満載だったので
連載が1年くらい続かないかなあと期待してたけど残念です。
次回も”企画”はするので飛行機とか船とか宿の予約よろしくお願いします。
Commented by sampo_katze at 2010-05-26 20:28
TETSU、毎度です♪

今回は3日で8回、ちょっと短めだったかもね?
でも、飛行機輪行など初挑戦のものが多くて楽しめました☆
また近いうちに次の企画に"走り"ましょう!(笑)


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