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片上鉄道のレトロな車両に会いに行こう!
秋の大遠征PartⅡ 自転車でめぐる岡山編・第3回。


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「県北の一大ターミナル」


2日目(11月10日)。
前日は午後からスタートということもあり、「吉備路自転車道」は足慣らし程度に考えていました。
距離も長くないですし道もほぼ平坦でしたからね。
でも予想外の向かい風で結構足を使いました。
それほど強くなかったとはいえ、やはりまだまだ力不足ですから(^^;

で、今日から2日間がいよいよ本番。
コースは例によって実業之日本社刊「自転車と旅 Vol.1」の特集で紹介されていたものの1つ。
かつて岡山県内を走っていた「片上鉄道」「下津井電鉄」の線路跡を使った自転車道を走ります。
まずは「片上鉄道」からめぐることにしましょう。


表紙の写真は、スタート地点となったJRの「津山駅」です。
ここは岡山県北部の一大ターミナルで、岡山から「津山線」と姫路から「姫新線」(きしんせん、終点は「新見」)、
そして鳥取から「因美線」(いんびせん、終点は「東津山」ですが全列車が当駅まで運転)が乗り入れています。
また始発列車は04:30発の岡山行き、終列車は岡山からの00:44着と運行時間帯が広いのも特徴。
しかも2007年6月30日までは始発04:13で日本一早く、2010年3月12日までは終着が01:01と
とても地方とは思えない時間帯に走っていたそうです。

現在は高速バスが行き来するバスターミナルの方がにぎやかになっているようですね。
個人的には鉄道にがんばってほしいところですが(^^;


津山駅@Wiki


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JRの「津山駅」から「片上鉄道」の終着駅「柵原」(やなはら)までは約20kmの道のり。
「岡山県道26号線津山柵原線」で1本なので迷うことはありません。
車の数はそれほど多くないですが、津山市街は少し多いので注意。

またコースはほぼ全域にわたって「吉井川」に沿って走ります。
ところどころにある看板には「ヤマセミ」のイラストが。


吉井川@Wiki


しばらく走っていると薄暗い空から雨が落ちてきました。
パラパラで済むだろうと思っていたら、それなりに降ってきて焦り!(汗)
ちょうど屋根つきのバス停があったのでそこに「Brompton」とともに駆け込んで雨宿り。
やまないようなら雨具を着て走るしかないかと覚悟しましたが、少し待っているとやんでくれました。
よかったよかった☆


ところがもうすぐ「柵原」というところでちょっと迷います。
何しろすでに駅はなくなってますし、看板もないのでどこから入るのかがよくわからなくて(^^;
プリントアウトした地図とGPSの現在位置を照らし合わせてなんとか位置を把握。
駅のあった場所は特定できなかったものの、廃線跡らしき道を見つけて走り始めることができました。


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しかし事はなかなかうまく運ばないもの。
ようやく軌道に乗り始めてたというところでなんと全面通行止め!Σ( ̄△ ̄;
この日、工事はやっていなかったようですが無理に入って事故でもあったら困りますので
標識に従って迂回ルートに回ります。


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「吉井川」の反対側の道を走っていると、向こう側にトンネルが見えました。
その手前はゆるやかな傾斜になっていて、あれはやっぱり廃線跡だな~と思いながら走ります。


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住宅街のようなところに入ると「たまごかけごはん」ののぼりが見えます。
ここは「たまごで町おこし!!」をしているんですね。

ちょうどお昼時なのでランチにでもと思っていたんですが・・・・・。
お目当ての店は今年(2010年)の11月1日から「土日のみの営業」になってしまったんです。
この日は11月10日の火曜日。
事前調査でこのことはわかっていたんですけどね。
ん~、残念!


たまごかけごはんの店「らん」


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そしてお目当ての「柵原ふれあい鉱山公園」に到着。
ここは元々「片上鉄道」の「吉ケ原駅」(きちがはら)があったところで、駅構内にはかつて走っていたディーゼルカーなどが展示・保存されています。
しかもこれらはすべて稼動可能!
毎月第1日曜日に運転会を開いているんだそうです。
これにはビックリ☆

右から「キハ303」(1934)、「キハ702」(奥、1936)、「キハ312」(1953)、「DD13-551」(1965)の順。
( )内の数字は製造年です。
このうち「キハ303」は旧国鉄最初の内燃動者で、走行可能な車両としては日本で唯一の存在なんだとか。
詳しくは「片上鉄道保存会」のサイトをご覧下さい。


片上鉄道保存会
国鉄キハ04形気動車@Wiki


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本物同様の営業運転をしますので踏み切りももちろん完備。
ただし運転のない日は遮断棒は外され、監視小屋の中にしまわれていました。


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レトロなディーゼルカーが並んでいる風景。
なんだかタイムスリップしたかのような気分です(^^)
これが実際に動く様子をみたらまた感動なんでしょうね。


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駅の裏手にあたる広場にはかつて鉱山内で使われていたと思われる車両も置かれています。
残念ながらこちらは保存状態がよくなく、荒れ放題になってしまっていますが。

これは鉱物を運び出すトロッコとそれを引いていた小型電気機関車みたいですね。


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これは左側だけ見ると蒸気機関車みたいですが、右側にはプーリーとワイヤがついています。
エレベータか何かの駆動装置だったんでしょうか。


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裏手から入ったので順番が逆になりましたが、ぐるっと回って駅正面へ。
とんがり屋根のついた「吉ケ原駅」の駅舎です。
イルミネーション用のLEDが取りつけられていますね。
夜になったら点灯するのかな?
確かめてみたいですが、夜までいたら帰れなくなるのでパス!(笑)
でも「津山駅」からここまで1日7本「中鉄北部バス」が運行するバスがあるので、バス輪行という手もありかも?


中鉄バス


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駅舎に入ってみます。
当然中は無人ですが、現役ローカル線の無人駅のように「生きている」という雰囲気が感じられます。


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改札を抜けてホームへ。
駅係員が入るスペースは石造りでなかなかシック!
関東近郊ではほとんどが自動改札になってますし、このような入口があったとしても材質はステンレス(?)のところがほとんど。
こんなしゃれたものは今まで見た記憶がありません(^^)


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壁には「展示運転時刻表」が掲示されていました。
お昼休みをはさんで30分ごとに1日9便も走るんですね~。
意外と運転頻度が高いことにオドロキ。
しかも写真を見ると雪が降る中でも走ってるではないですか!
スゴーい!!


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向かいのホームにはかつて使われていたと思われる駅名表示板がそのまま残っているようです。
停車している旧型客車は青く塗られ、まるで「ブルートレイン」のよう。
最近では本家のJR路線でもその姿が少なくなって、今や絶滅危惧種なんですよね・・・・・。


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最後はここの「名物駅長」の「執務場所」を。
「駅長猫発祥の駅」とあるように、ここの駅長はなんと猫。
しかも毎月1度の「展示運転」の日に広島から遠路はるばるいらっしゃるんだそう。
この日は当然「非番」で不在でしたが。
ちなみにこの札の裏側を見てみたら黒文字で「勤務中」と書かれていました。
次回訪ねることがあればぜひ展示運転の日に来てみたいですね(^^)


すべて D700+VR24-120mmF4G


次回は、いよいよ「片上鉄道」の足跡に沿って走ります。
by sampo_katze | 2010-12-23 22:35 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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