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片鉄ロマン街道を行く
秋の大遠征PartⅡ 自転車でめぐる岡山編・第4回。


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「いざ出発!」


「吉が原駅」に展示されていた「片上鉄道」の旧型車両たち。
事前に雑誌で読んでいたので知ってはいましたが、実際に目の当たりにするとテンションが上がりますね☆
でも今回の目的はこれらを見るためではなく、「片上鉄道」の路線跡を使った自転車道を走ることにあります。
ゴールの「西片上駅」までは約35km。
11月半ばですから、あまりのんびりしていると日が暮れてナイトランになってしまいます。
後ろ髪を引かれる思いで「吉が原」を後にして出発することにしました。

ここで「片上鉄道」の歴史について少し。
「柵原」(やなはら)はかつては鉱山の町で、産出される「硫化鉄鉱」は吉井川を船で下り片上港まで運んでいました。
この輸送手段を船から鉄道に変える目的で建設されたのが「片上鉄道」です。
全線開通は1931年(昭和6年)2月で、これに合わせて旅客営業も開始されました。
「和気」より北では客車による運転もされていて、青い車体から「ブルートレイン」と呼ばれていたそう。
しかし鉱山の産出量減少と過疎化に伴う乗客の減少もあって1991年(平成3年)6月30日の運転を最後に廃止となりました。

その後の1998年11月、「吉が原駅」付近に「柵原ふれあい鉱山公園」が開園。
また、片上~吉が原間の線路跡が2003年11月に「岡山県道703号備前柵原自転車道線」(通称・片鉄ロマン街道)として整備・開通。
沿線に残っていた「苦木駅」「天瀬駅」の旧駅舎は休憩所・鉄道史跡として整備され現在に至ります。


表紙の写真は、「吉が原駅」を出て「岡山県道26号線津山柵原線」と合流するところです。
もっとも合流するといっても自転車で行く道と車道は別ですけどね。
左にある案内看板のように、自転車が通るルートが示されているので安心して走れます(^^)


同和鉱業片上鉄道@Wiki


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少し進むと、前方にある看板が目に入りました。
そこには「雲海」の文字が!
高原、雲海・・・・・ん~、この辺りは雲海の名所なのかな?
しかも温泉もあるだなんて、贅沢だな~!
もっともここから走っていくと間違いなく上りでしょうし、本来の目的はそっちじゃないのでスルーです(笑)


大芦高原温泉「雲海」公式HP


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道端には数字の書かれた小さな標識が100mごとに置かれています。
「キロポスト」と呼ばれる鉄道用の距離標なんですね。
大きな「2」の下に小さく「22」と書かれていますが、これは起点から22.2kmの位置であることを示しています。

なおこの表示は「片鉄ロマン街道」の距離表示のようで、元々走っていた線路との関連性はよくわかりません。


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1kmの区切りになるとキロポストも大きくなります。
これは見たまんま、起点から22kmの位置という意味です。
ちなみに「xx.5km」のときはこれに分数の「1/2」(実際には縦書き)が付記されます。


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山間にある「苦木駅」(にがき)。
前述の通り駅舎が残っていて、待合室で休憩することもできます。
中の柱にはスイッチもあって「宿泊室」という文字が読めました。


苦木駅@Wiki


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行き違いの設備があった駅なのですが、上下ホームは向かい合わせではなく互い違いになっています。



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トイレや休憩所を示す看板がところどころでこのように立っています。
ルート案内の看板もあるので、ごく一部の場所をのぞいて迷うことはありません。
これはありがたいですね(^^)


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「備前矢田駅」(びぜんやた)跡に残る信号機。
もちろん点灯しないのですが、太陽電池をつけて擬似点灯させてみるのも面白いんじゃないかな?って思いました(^^)


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「天瀬駅」(あませ)の近く。
平成3年(1991年)4月11日の写真がありました。


天瀬駅@Wiki


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ほぼ同じ構図で現在の様子を。
ほとんど景色に変化はありませんね。
あ、桜が咲いてないってのはなしですよ~(笑)


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「吉井川」の支流「金剛川」に架かるガーター橋。
夕焼けのようなオレンジ色が目立ちます。
この先大きく左にカーブしながらJR山陽本線をオーバークロスして「和気駅」(わけ)に到着。
ここから「岡山駅」まで普通電車で約30分なのでここで終了とするパターンもありですね。
でもここまで来たら最後まで行かないと気分が悪い。
ということで、先に進みます。

なお、この手前約1.5kmのところに「和気鵜飼谷温泉」があり立ち寄り湯が可能。
「和気」でサイクリングを終了するならぜひ!


和気鵜飼谷温泉


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「和気駅」を過ぎてからは平坦ですが、しばらくするとゆるやかな上りになります。
その頂点にあるのが「峠清水トンネル」
ここを越えれば終点(実際には起点)の「西片上」までは下りです。


この先にある「清水駅」付近でアクシデントが。
GPSの表示が固まっているので変だな?と思って見てみると・・・・・フリーズしてる?
画面とタッチしても無反応ですし、なんとスイッチが2つとも無反応。
長押ししてもまったく状況は変わりません。
仕方ないので電池を「プチッ☆」と抜いて(実際には裏カバーを外すだけですが)、再度戻してみました。
すると起動画面が表示され、その後地図や速度・距離表示なども無事表示されましたが
リセットをしていないのでPCへのログ読み出しができなくなってました。
本体で見る分にはできるんですけどね。
あうぅ・・・・・orz


本体の履歴を見ると、トンネルの2kmほど手前からログが途切れていました。
なんだかくやしいので一度途切れた地点まで戻り、そこからリスタート。
このタイムロスが後できいてくるとは。


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途中、片上鉄道で最も急勾配になるところがあります。
傾斜は「28.6パーミル」で、こちらからだと「1000m進んで28.6m下る」という意味です。
自転車では大したことはありませんけど、上りとなれば話は別かな?(^^;


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そして「片鉄ロマン街道」の起点(0km地点)に到着!
その場所は「山陽新幹線」の高架下でした。
新幹線が通らないかな?と少し待っていたんですが、考えてみれば東海道エリアより本数が少ないのですぐには来ません。
おまけに「相生駅」「岡山駅」のほぼ中間にあるので、たとえ「こだま」だとしても猛スピードで通過してしまうでしょう(^^;

さて、「片上鉄道」の「西片上駅」はまだ先にあります。
だいぶ暗くなってきたので駅の跡までは行かず、JRの駅まで走ることに。
暗いと探すのも大変ですからね。


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で、「赤穂線」「西片上駅」でランは終了。
このとき17:11で、岡山行きが17:07発。
う~~、タッチの差で間に合わなかったか!( ̄Д ̄;
GPSがフリーズしてなかったら乗れたのに・・・・・残念!
次の17:41発まで暗い寒空の下で待つこととなりました。
とほほ・・・・・(T_T)


※今回はログがありません。


すべて D700+VR24-120mmF4G


次回は3日目(最終日)、「下津井電鉄」の廃線跡を走ります。
by sampo_katze | 2010-12-25 21:35 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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