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雨のおかげで
走って、登って、夏の山陰路編・第8回


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「あいにくの天気」


4日目の7月25日(月)。
この日は「出雲市駅」から「出雲大社」を経由して「稲佐の浜」へ。
そこから伸びる「出雲路自転車道」を走る計画です。
ところが、宿を出てみるとなんと雨!?( ̄Д ̄;
どうやら前日の不安定な大気の状態が解消されてなかったようですね。
幸いにも雨具は持ってきてあるので大丈夫なんですが、できれば小降りのままですんでほしいところです。

表紙の写真は、出発前の雨の「出雲市駅」前です。
「出雲大社」の本殿を模した大屋根のおかげで自転車ごと雨宿りができるのはほんとにありがたい☆
ここでみ~さんと待ち合わせをして走り出しました。


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「市役所」で左に曲がって「国道9号線」に入り、「渡橋中央」という交差点で青看板にしたがって右に曲がります。
この道は「県道28号線」ですが、「浜山公園通り」という通称で呼ばれているようです。
わたしが初日に走ったときは駅からひたすら真っすぐに走ったので、ちょっとルートがちがいます。

その角を曲がってすぐのところにかわいい石像がならんでいました。
「出雲神話」をモチーフにしたもので、今年の6月21日に除幕されたばかりのものだそう。
デザインは今年の夏の甲子園に出場した「開星高校」「野々村監督」(美術教師)が担当されました。
これは通りの最初に立つ、勇ましい姿の「スサノオ」と可憐な「クシナダヒメ」です。


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「ヤマタノオロチ」ももちろんいます。
でも恐ろしい怪物のはずなのに、なんだか間の抜けた顔になってますね。
実はこれ、「スサノオ」の用意したお酒を飲んでいい気持ちになっているところなんだそう!
そう聞くとなるほど、この表情も納得がいきます(笑)

ちなみにこの石像は全部で7体あるんだそう。
このときはそうとは知らず、アップした3体のみしか撮ってませんでしたが。



さて、石像を撮ってからしばらく走るとそれまでやんでいた雨がまた降りだしました。
しかも強くなってます。。
おまけに雷まで!
こうなると走るのは危険なので「出雲文化伝承館」の先にあるコンビニで雨宿りすることに。
ついでにバッグの防水対策のため、「島根県指定」の透明なゴミ袋を購入しました。
これがなかなかいいサイズで今度も重宝しそうです。
まぁ雨が降る中を走ることはめったにないんですけど、夏場は突然の雨がありますからね。


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雷が少し治まったので雨は降ってましたが先に進みます。
雨がやむのと期待して「出雲大社」の手前にある「古代出雲歴史博物館」へ入ることにしました。
ここに入るのはみ~さんも初めてだとか。
近くにあっていつでも行けると思うと足が向かないものですね(笑)

これは3階にある展望スペースから正面玄関側を見たもの。
向って右に進むと「出雲大社」の参道に立つ「大鳥居」の前に出ます。

ここは博物館といっても大部分はフリースペースになっていて、「出雲」の観光資料や喫茶スペースなどもあります。
もちろんメインの博物館スペースも充実の展示内容で、なかなか見ごたえがありましたよ。
内部は撮影禁止なので写真はありませんが(^^;


島根県立古代出雲歴史博物館


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北の窓からは修繕中の「出雲大社本殿」が見えました。
この囲いがされている姿が見られるのもあと1年くらいでしょうか。
早くきれいになった姿を拝みたいものです。


さて、博物館内を見学して時間をつぶしているうちに雨が上がって日が差してきました。
ちょっと蒸し暑くなりましたが、雨がないのはやっぱりうれしい☆
ということで、自転車に乗って「出雲大社」へ移動です。
初日に来たときは境内に入らず先に進みましたが、この日はちゃんとお参りします。
自転車は駐車場にある看板にくくりつけて目立つようにして。

その前に、参道にある「八雲」で昼ごはん。
駐車場の西にある本店は何度も入ってますし初日も行きましたが、東店に入るのは初めて。
この日は前回の反省から量を減らして「三色割子そば」にしておきました(^^;


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「神楽殿」にかかる日本一の注連縄。
長さ13m、太さ8メートル、重量は5トンもあります!
そして誰が始めたかは定かではありませんが、縄の垂れた部分にはお賽銭がたくさんささっています。
でも、藁が詰まっているのでそう簡単にはささらないんですよね。
また逆に絶妙なバランスでほんの少ししかささってないのに落ちないものもあり、見ていると結構面白いです。


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修復工事真っ盛りの境内へ。
本殿だけでなくその周囲の建物も同時に修繕を行なっているため、周囲をめぐることはできません。
ちょっと残念。


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「本殿」の屋根にあった「勝男木」(かつおぎ)の断面。
屋根の上に取り付けられた横向きの木で、その形が「鰹節」に似ているからその名がついたとされています。
さすが「出雲大社」のものともなるとなかなかの大きさでした。


千木・鰹木@Wiki


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仮の手水舎。
工事用のパーティションで囲まれていて、なんだかものものしい雰囲気です(^^;


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側面に回ってみます。
並んだ建物は手前が「天前社」(あまさきのやしろ)、奥が「御向社」(みむかいのやしろ)。
こちらは修繕が終わったのか、とてもきれいな状態です。


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かつての「拝殿」は現在「御仮殿」になっています。
「祭神」である「大国主大神」(おおくにぬしのおおかみ)は現在こちらに遷座されています。
普段は奥まった「本殿」にいらっしゃるので近づけませんが、修繕の期間はすぐ目の前にということなんですね。


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猫耳みたいな屋根の「宝物殿」
入口脇には「心御柱」の実物大模型が。
この巨大な柱が何本もあり、本殿を支えていたんですね。
ただ、当時の建築技術に対して大きすぎたために何度か倒壊の憂き目にはあっているんだそう。
それでもまた建ててしまうんだからすごいですね~!


すべて D40+DX18-70mmF3.5-4.5G


次回は、出雲路自転車道を走ります。
by sampo_katze | 2011-08-19 13:45 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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