房総半島縦断鉄道ポタ~JR久留里線編・第1回
8月7日(日)。 夏の節電対策のため、前日の土曜は通常出勤日で次の月曜が休みという変則日程です。 通常の平日だと通勤通学のラッシュがありますが、この時期は学生は夏休みですし 会社も早い夏休みや変則日程で休みのところもあるかも? ということで、今回は7~8日と2日間かけて「JR久留里線」を訪ねることにしました。 計画では7日は「久留里線」沿線をポタリング、翌8日は「木更津」から「富津岬」を目指す行程です。 関東近辺で泊りがけのポタをするのは実は初めて。 翌日が早朝出発のため、やむを得ず「前泊」というパターンはありましたけどね。 ここを訪ねるのは・・・・・いつ以来だろう? 少なくとも手元に「デジカメ」はなかった。 どころか、そんな「言葉」すらなかったような?というのは大げさか(^^; 少なくとも「過去の記録」をたどれないくらい前の話です。 「過去の記憶」は・・・・・あてにならないでしょ?(笑) 表紙の写真は、「起点」の「木更津駅」ホームからのファーストショットです。 「内房線」の普通列車から降り立ったとき、色は違いますが懐かしい外観が目に入ってビックリしました。 この車両は1960年代に製造された「キハ35系」というディーゼルカー。 かつて電化前の「川越線」や「八高線」で走っていたときに乗った記憶がありますからね。 ただこの車両は車庫にいたので、これから乗る車両はちがうかもしれません。 もしかしたら、これが回送されてホームに入ってくるかも?と思いましたが これを撮っている間に「当駅止まり」の列車が到着するとのアナウンスが流れます。 「う~ん、残念!」と思っていたら、なんと瓜二つの2両編成が到着! 急いでカメラをしまい、相棒を抱えて前寄りの車両に向かって歩きます。 国鉄キハ35系気動車@Wiki blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 でも発車時刻まで間があったからか車内は空いていて、相棒の固定に適した端の席も空いていました。 ひとまず走行中に動かないように確実にロックして一安心。 カメラを持ってホームに出ます。 まずは今回の旅のお供となるディーゼルカーを観察。 前照灯は通称「ブタ目」と呼ばれていた2つ並んだ「シールドビーム」。 ライトとその周りにある楕円形のラインと相まって、ブタの鼻のように見えることから名づけられたのでは? という話をどこかで聞きました。 かつてはどこでも見られましたが、現在はLED化などもあってほとんど見られませんね。 その右には「行先・路線表示幕」が。 折り返し駅ではこれがクルクル回って、普段は見られない列車の名前などが見られるので楽しみだったものですが これも最近はLED表示などで一瞬で変わってしまいますね。 こちらのも表示を切り替える必要がないので固定式になっているようです。 でも、右端にある虫めがねみたいなアイコンがちょっと気になりますね? 前述の「キハ35系」の置き換えを目的に1986年(昭和61年)から1987年にかけて造られました。 主要機器は「キハ35系」から流用し、バス部品も多く使っているんだそう。 製造総数は7両で、すべての車両がここ「久留里線」で走っています。 国鉄キハ38形気動車@Wiki これは「木更津」にある「證誠寺」(しょうじょうじ)が由来。 童謡の「しょうじょうじのたぬきばやし」の元となった伝説がこの寺に伝わっているんだそうです。 證誠寺 (木更津市)@Wiki 2両編成であることや夏休み期間中で学生も少ないこと、観光シーズンでもないことからか車内は意外と空いていました。 これは「キハ30」の車内。 冷房がないため、天井では扇風機が回ります。 しかも壁には個別にスイッチがついているので、乗客が操作することができるんですね。 ちなみにとなりの「キハ38」は新製時から冷房を装備しています。 この日は比較的暑さは控えめだったので、窓を開けて自然の風を感じながらの旅ができました(^^) もし、朝から猛暑だったら? もちろんとなりに乗っていたでしょうね(笑) そのため、久しぶりに「指定券券売機」を使って乗車券を購入しました。 2段式の窓は通常上半分は下に、下半分は上に開くために全開にはなりません。 でも古い車両だと、どちらの窓も上に開くことができるんですね。 なお、この窓は「木更津駅」発車時点で開け放たれていたものを撮ったものです。 列車とホームの間には段差があり、駅舎までも一度階段で線路に下りてまた上がるという感じ。 駅舎よりの線路が使われないのであれば、仮でもいいので渡り通路をつけられないかな?とも。 駅前に出ると「Brompton」をお持ちのご婦人2人組が。 それぞれ赤と黒のボディカラーで、行先を聞くのを忘れましたがわたしとは反対に南に向って 「鴨川」の方に向われるようでした。 上総亀山駅@Wiki ご覧のように無造作に打ち切られています。 当初の計画ではここからさらに延伸することになっていたようですが。 車止めと標識、その向こうにはここまで連れてきてくれた「キハ30」の姿。 なんだかバックネット裏から野球の中継を眺めているような感じがするんですよね、これ。 そういえば、8月にあった会社の飲み会をたまたまスポーツ観戦ができる飲み屋でやったんですが そのとき流れていた「巨人-阪神戦」はちょうどこんなアングルで放送してました。 かつて放送していた頃のアングルを再現したものだったようですが。 これは素人目で見てもどこか新鮮でしたし、なにより臨場感や迫力がありました。 いろいろ大人の事情があるのかもしれませんが、このアングルを復活させることはできないものでしょうか。 すべて D40+DX18-70mmF3.5-4.5G 次回は、亀山湖を訪ねます。
by sampo_katze
| 2011-09-26 21:30
| Brompton+ローカル線
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