東京都庭園美術館探訪編・第1回
![]() 10月28日(金)、「東京都港区白金台」にある「東京都庭園美術館」に行ってきました。 この数日前の24日に一般公開する旨のニュース記事を目にし、その中で「リニューアル工事のため今月(10月)一杯で閉館」と出ていました。 しかも再開は3年後を予定しているが、構内で何らかの遺跡が見つかったためさらに伸びる可能性もあるとのこと。 これはぜひ行かなければ! とはいえ、閉館まで残された時間はわずか。 週末も1回しかなく、大混雑は必至です。 ただこの時期は仕事があまりなく、休みが取りやすい状況だったのが幸いして平日に訪ねることができました。 ここに行くのは5年ぶりで、このブログの連載2回目でも取り上げています。 そのときは雨の平日で、お客さんもほとんどいない状況でゆっくり見ることができました。 ただ機材が「Nikon D70」(2004年3月発売)で、高感度撮影は少々厳しい上に雨の日で中が薄暗かったため 失敗写真ばかり量産するという散々なものでした(苦笑) 今回は「D700」で高感度も大丈夫ですし、天気もいいので明るい環境で撮影ができそうです。 表紙の写真は、「庭園美術館」正面入口側の外観です。 とても80年近く前のものとは思えないモダンなデザインですね。 (注)現在はリニューアル工事準備のため閉鎖となっています。 東京都庭園美術館 お金持ちの建物を観たくないか?旧朝香宮邸・庭園美術館最後の大公開、アールデコ好きも必見@エキサイトニュース blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 ![]() なので入る前に一通り撮っておくことに。 ちょうど着いたばかりのころは入口に短いながら行列ができていたのもあります。 う~ん、さすがに最終日近いだけに混んでるのかな~?とちょっと心配になりました。 でも入ってみたらなんのことはない、入口が狭いので人の流れが悪いだけでした(^^; まぁ、それでも前回に比べればずいぶん人が多いですけどね。 ![]() こちらは庭園になっていて「芝生広場」、「日本庭園」、「西洋庭園」と3つのエリアに分かれています。 庭園のみの入場も可能でしたが、リニューアル工事期間中はどうなるんでしょうね? ここで「庭園美術館」のプロフィールをご紹介。 といっても案内を引用したものですが。 「朝香宮邸のアール・デコ 昭和8年(1933)に竣工した朝香宮邸は宮内省内匠寮工務課が設計、監理し、戸田建設が施工を担当しました。 アール・デコの精華ともいえる建築の完成は、朝香宮自身が依頼したアンリ・ラパンらフランス人芸術家、デザイナーの協力と、 そしてなによりもアール・デコを目のあたりにし、その様式美に魅せられ自邸の建設に積極的に取り組まれた 朝香宮ご夫妻の熱意があって実現したことといっても過言ではありません。 外観はモダニズム建築のもつ抑制が感じられ、立面は直線の織り成す幾何学的リズムと簡潔さを基調として、 列柱やベランダ廻りのレリーフなどが示すアール・デコ的な装飾が単調になりがちなファサードにアクセントを与えています。 1階は中庭を中心にしたロの字型のシンプルな平面で、東と南に面した部分は客室を中心にしたパブリック・スペースで構成され、 事務所、厨房などのある部分とは明確に区分されています。 2階は朝香宮家のプライベート・スペースで、すべて洋間です。 こうした設計プランは内匠寮が手掛けた建築に共通しており、典型的平面プランといえます。 現代社会のはしりともいえる時代を反映し、量産可能な工業製品のデザインから始まったアール・デコは庶民的な様式でしたが、 朝香宮邸においては日仏のデザイナー、技師が総力をあげて、建築材料を厳選し当時のできうる技術を駆使し、 宮家にふさわしい格調高い独特のアール・デコ建築を創造しました。 朝香宮邸 敷地面積 35,000㎡(約10,000坪) 建築面積 1,048.29㎡(約318坪) 延床面積 2,100.47㎡(約637坪) 構造 鉄筋コンクリート造2階建(地下1階)」 ※説明板より引用 以下「」内の説明も同様 ![]() 入口入ってすぐ左手にあるこの小部屋は「第一応接室」です。 「第一応接室 正面玄関左手の第一応接室は、朝香宮邸当時は宮様など賓客のご訪問の際、お供の御用係が待機をした部屋です。 また外国人ゲストがコートを脱ぐ場所などにも使用していました。 玄関右手にある現在の美術館入口には、宮廷当時は受付外套室、第二応接室がありました。 来訪者による新年の記帳などもこちらで行われていました。 第一応接室は、玄関に面して両開き扉、館内次室(つぎのま)側に片開き扉が配されています。 柱、巾木等は楓(かえで)ベニヤ材、床は寄木張りです。 展示の長椅子と小椅子は当時使用されていたものです。(布は張替え) 当時の壁紙は、二階の妃殿下居間ほかプライベート・ルームに使用されていた壁紙と同じく スイス、サルブラ社製、製品名「テッコー」ですが、その後撤去されたため、第一応接室公開(1998年)にあたり 現在の同社の同製品(グリーン系同系色・同デザイン)を新たに張り直しました。」 ![]() 「ルネ・ラリック」による女神のレリーフがついたガラス戸が目を引きます。 この建物のシンボルの1つですね。 「正面玄関 庭園美術館のシンボルである正面玄関ガラスレリーフ扉は、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリック(René Lalique)の作品です。 来訪者を出迎えるかのように翼を広げる有翼の女神レリーフは、型押しガラス製法で作られています。 一点ものであるということと、その大きさを考えるとラリックの作品の中でも貴重な作品といえるでしょう。 床一面のモザイクは自然石の細かいピースで構成され、円、ジグザグなどの幾何学模様はアンリ・ラパンがデザインした 1925年のアール・デコ博覧会のセーヴル製陶館の庭の床デザインと酷似しています。」 ルネ・ラリック@Wiki ![]() ![]() ![]() すると左側の女神像が右側を向いているような感じになります。 ![]() そこには「ロイヤルコペンハーゲン」の「三羽揃ペリカン(ペンギン)」が置かれていました。 1902年製だそうです。 それ以上のことはわかりません(^^; 「小客室 少人数の来客の際に使用された応接室です。 壁面一杯に描かれた壁画は、宮廷の主要室内の内装を担当したフランス人装飾美術家、アンリ・ラパンが手がけました。 淡い緑色を基調とした木々と水辺のある風景に、シルバーの絵の具でハイライトが付けられています。 ラパンは宮廷装飾の仕事に際して、古代ギリシア・ローマの古典建築のエッセンスとともに、豊かな水と緑の物語をモチーフに選びました。 この部屋から生まれた川の流れは、あたかも次室の香水(噴水)塔を経て大客室の壁面へと続き、 大食堂で白鳥が憩うヴィラの苑池へと注いでいるかのようです。 様式化された青海波文(せいかいはもん)のような幾何学的な装飾が施されたラジエーター・カバーは、 宮内省内匠寮(たくみりょう)によってデザインされたものです。」 ![]() すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、メインの1つの大客室です。
by sampo_katze
| 2011-11-09 21:00
| 博物館・美術館
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