さきたまの歴史&沈下橋めぐり編・第1回
「東京都庭園美術館」を訪問した翌日、久しぶりに地元「埼玉県」を走りました。 今回のコースの元となったのは「自転車人」という雑誌で紹介されていたコースです。 自転車人2010秋号@山と渓谷社 記事では「秩父鉄道」の「行田市駅」をスタートし、「さきたま古墳群」~ 「吉見百穴」~「島田橋」(沈下橋)~「川越」とめぐるもの。 「埼玉県」にも「四万十川」みたいな「沈下橋」があるんだ~! と思って調べてみたら、とあるサイトのおかげで40近い橋があることがわかりました。 そこで「島田橋」から比較的近そうな橋をいくつかピックアップし、スタートも「羽生駅」(はにゅう)に変更しました。 このポタ、実は8月18日に実施しています。 当日の朝は比較的過ごしやすく走るにも問題ない暑さだったんですが、日が上がるにつれて徐々に気温が上昇。 そしてこの夏ではベスト5に入るほどの猛暑に! 当然ポタを続けることができず、途中で断念。 10月になってようやく再挑戦することができました。 というわけで、まずは8月に走った分からアップすることにします。 表紙の写真は、「東武伊勢崎線」と「秩父鉄道」が接続する「羽生駅」の東口です。 かつてはこちら側に駅舎があり「東武」が管轄する駅でしたが、2004年(平成16年)に橋上駅舎が完成し現在に至ります。 半円形のドームに大きな窓とステンドグラス、全体的にかわいらしいデザインですね。 ちょっと「東武」らしくないなぁ?(笑) blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 駅周辺の空がやけにすっきりして見えるな~と思ったら、電線を地中に埋設しているんですね。 ところが堤の上にある「利根川サイクリングロード」への道が、なぜかご覧の通りふさがれていました。 なんで!? 幸い進入禁止ではなかったので、車が来ないことを見計らってそこから上に上がりましたが(^^; 坂を上って見ると「河口から150.0km」の標識がありました。 このまま川に沿って下って約150km走れば「銚子」に出られるというわけですね。 逆にここをさかのぼると「群馬県渋川市」まで行けます。 また、この「利根川サイクリングロード」から「江戸川サイクリングロード」とつなげると約170km。 日本で一番長いサイクリングロードなんだそう。 道は平坦らしいですが、さすがに全線走破となると「Brompton」ではちょっと厳しそうですね~。 冬の北風が強い日に「渋川」をスタートすればずっと追い風になるかもしれませんが(笑) 実は「羽生駅」から次の「川俣駅」(かわまた)までの区間は単線でした。 橋自体は1907年(明治40年)8月に開通しているんですが、この区間が複線化されたのは1992年(平成4年)9月のこと! なんと85年もの間、橋が増設されなかったんです。 まぁ確かに日本一の流域面積を誇る川ですから川幅もハンパじゃないんですけどね。 列車をからめて撮りたかったんですが、しばらく来そうもなかったので橋だけ。 先を急ぐことにします。 8時前なのでまだ開いてませんでしたが、自動販売機が充実しているので安心? 由来は「羽生市」の「宝蔵寺沼」で自生する天然記念物の「ムジナモ」から。 この植物は形が「ムジナ」のしっぽに似ていることからつけられたそうですが、キャラの方は逆のパターンですね。 ほかに「いがまんちゃん」というのもいます。 こちらはこの辺りの名物和菓子「いがまんじゅう」がモデルで、餡入り饅頭の周りに赤飯をまぶしたものなんだそう。 見た目が「栗のイガ」に似ているのでその名がつけられました。 「ムジナもん」と「いがまんちゃん」は自動販売機などに描かれていて、町中のあちこちで見かけられますが HPを見てみるとほかにもいろんなキャラがいるんですね~。 羽生市:ムジナもん ムジナモ@Wiki とその前に、「道の駅」と交差点をはさんで対角のところに「史蹟 川俣関所址」の碑が立っていました。 「旧跡 川俣関所跡 川俣関所は慶長年間(一五九六-一六一五)に設けられ、明治二年(一八六九)に廃止されるまでの約二百六十年間続いた。 この関所は江戸城警備のため設けられ、一般に「出女に入鉄砲」といわれるが、 江戸に人質となっている諸大名の夫人の脱出を防ぎ、また江戸の安全をはかるため鉄砲のはいるのを厳しく取りしまった。 日の出に開門、日の入りに閉門し、夜中は一般人の通行を禁じた。 関所は利根川沿岸に設けられたものであるが、河川改修のため今ではその跡は川底になってしまった。 関所跡は、はじめ史跡として県の指定を受けその後昭和三十二年の改修工事により現在の地に碑が移転され、 昭和三十六年九月一日旧跡と指定変更された。」 ※説明板より引用 「東京都」と「埼玉県」の水道の源であり、それぞれ上水道の40%・70%を供給しています。 また溯上する魚のための魚道があり、観察室を利用して魚の溯上を見ることもできるんだそう。 「~利根川を遡上する魚を観察してみよう~ 利根大堰(とねおおぜき)には、サケが遡上(そじょう)しやすく設計された魚が通る道、 「魚道」(ぎょどう)が3本設置されています。 魚道脇(ぎょどうわき)に設置されている「大堰自然の観察室」(おおぜきしぜんのかんさつしつ)では、 秋から冬にかけてはサケを、春先には稚アユ(ちあゆ・アユの赤ちゃん)の姿を間近に観察できます。 ◆開催時間 毎日 8時30分~16時30分 ※悪天候の際には閉室する場合あり ◆入室無料」 ※案内板より引用 利根大堰@Wiki ちなみに堰の周辺は禁漁区域なので「ニンゲン」は魚を獲ることができません。 ここは「利根サイクリングコース」の起点で、東にある「加須サイクリングセンター」(かぞ)まで16.7kmあります。 自転車の無料貸し出しも行なっているようです。 「利根川CR」と名前が似てるのでややこしいですね(^^; D700+24-120mmF4G\VR 次回は、行田市駅付近からさきたま古墳群へと走ります。
by sampo_katze
| 2011-11-19 20:50
| with Brompton
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