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さきたま緑道はアートの道
さきたまの歴史&沈下橋めぐり編・第5回


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「Cow Head」


「さきたま古墳公園」の西側には「県道306号線」があります。
この道は「利根川」「荒川」を結ぶ導水路の「武蔵水路」に沿って南北に伸びています。
この水路をはさんで対岸にあるのが今回訪ねる「さきたま緑道」です。

「JR高崎線」「北鴻巣駅」に近い「赤見台公園」から「さきたま古墳公園」付近までの約4km。
道は平坦で、自転車道と遊歩道が別々になっています。
ところどころでこれらが交差するところがあり、その前後は石畳のようになっているので少し走りづらいところもありますが。
沿道には東屋やトイレが点在するので休憩も安心。
「鴻巣」側には「セーブオン」、「古墳公園」側には「セブンイレブン」があるので飲み物や補給食を持ってスタートできます。

またこの道は別名「彫刻プロムナード」とも呼ばれています。
全部で50点のオブジェが並んでいて結構楽しめます。
芸術作品ですので中には「???」というのもありますが(^^;


表紙の写真は、「さきたま古墳公園」に近いところにある「牛」という作品です。
頭だけなのでかなりのインパクトがありますね~。


「さきたま緑道には、毎年遠足の子供たちがたくさん訪れると聞きました。
 作品に直接触れ、愛されるものとしたいため、台座をなくし、低い位置に設置しました。
 彫刻との触れ合いを通じ、未来を担う子供たちが牛の瞳のような優しい心をもち想像力豊かに育ってほしいと
 願っています。
 増田 幸雄」

※説明板より引用、以下太字「」も同様

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「国道17号線」との立体交差付近にある「オランウータン」の像。
「森の人」という作品です。


「子供達が作品を見て笑う。大人は微笑む。
 しかし、オランウータンはよく見ると悲しそうでもあります。
 動物園でオランウータンをデッサンしていると、オランウータンと見物者を隔てているガラスには人々の姿が映り、
 両者がオーバーラップしていることがあります。
 オランウータンが檻の中にいるのか人間が中にいるのか、人間の様々な表情に囲まれ、
 不思議な空間にオランウータンはいます。
 広瀬友彦」



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ここは少し広くなっていて東屋などもある休憩スペースになっていました。
その外側には馬や鎧を着けた「埴輪」も置かれていました。
さすがは古墳の里ですね。


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「ムーミン」に出てくる「ニョロニョロ」みたい?

「Swing「オバケ」

 自然の現象が大変面白いと思うことがあります。
 大地から芽生える生命  又人間の感情、
 魂から破って溢れる   物体の流失など・・・
 そのようなエネルギッシュな現象を有機的に意思表現してみました。
 岡野義広」



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途中「緑道」を離れて西へ。
1590年(天正18年)の「忍城水攻め」のときに造られた「石田堤」があります。
名前の由来は攻める豊臣方の総大将だった「石田三成」から。
この堤は「忍城」の周囲約28kmに渡っていて、それを1週間で造り上げたといわれています。
自然堤防などを巧みに利用したのでこれだけの短期間でできたようですけど、それでもすごい工事をしたものです。
残念ながらこの攻略は失敗に終わってしまいましたが。


石田堤@Wiki


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再び「緑道」に戻ります。
なんの脈絡もなくあらわれるオレンジ色の遊具。
ジョギングやウォーキングする人が気分転換にぶら下がったりするんでしょうね。


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木が並んだ作品「森」
なんだか今にも歩き出しそうな感じがしますね(^^)
なぜか説明板が見当たりませんでした。


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「ネッシー」のような作品は「モコ・モコ」
田んぼに向かって泳いでいるようなイメージで。

「外形的には怪獣のネッシーのようです。
 「モコ・モコ」という題が示すように、丸みをおびた石が12個のブロックで構成されており、
 種類は白・黒・赤の花崗岩と白い大理石を組み合わせています。
 作品に、触れたりして、親しみを感じ、自由に空想を育んでもらいたいと思いました。
 新谷一郎」



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女性がたたずんでいるような雰囲気の「風のかたち」という作品。

「あなたは、
 風を見ましたか・・・・・・  風を見たいですか。
 楽しく唄う風  怒り叫ぶ風・・・・・・  どんな風をおもいますか。
 古代の風は、 どのような風だったのでしょうか。
 風は案外  現在や未来と同じ顔をする  不変のものなのかもしれません。
 これを時空間と  いうのでしょうか?
 「風のかたち」は、  人の形と華やかで厳しい〇・△・口を  造形要素として重ねました。
 どんな風をみたいですか?
 松本光司」



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「上越新幹線」の高架下付近に立つのがこれ。
「文部大臣奨励賞」受賞作の「ロマンチスト」です。
巨大なミイラみたいに見えてしまいました(^^;


D700+24-120mmF4G\VR


次回は、さきたま緑道の後半から道の駅いちごの里よしみまで走ります。
by sampo_katze | 2011-11-27 12:10 | with Brompton | Comments(0)


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