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水軍の島・因島
Brompton三銃士・しまなみ海道を走る!第2回


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「海上を駆ける橋」


「しまなみ海道」最初の「向島」(むかいしま)はサクッと通り過ぎてしまいました。
港から反時計回りに6kmほど走っただけです。
というのも今宵の宿が2つ先の「生口島」(いくちじま)にあって、「Brompton」ではちょっと行程が厳しそうでしたから。

島の中央付近にそびえる「高見山」は標高280mほどあり、頂上にある展望台からは360度の展望が開けているんだそう。
その展望のよさからかつては「村上水軍」の物見山として、現在はテレビ・FMラジオの送信所として使われています。
麓には「向島洋らんセンター」が広がり、温暖な気候を利用した「ラン」の展示がされています。
また「大林宣彦」監督新尾道三部作「男たちの大和」などのロケが行なわれているそうです。
余談ですが、島の面積は22.22k㎡とぞろ目です。


表紙の写真は、「向島」と「因島」を結ぶ「因島大橋」です。
島の南西にある「布刈鼻」(めかりはな)の「向島休憩所」でひと休みしたときに撮影したもの。
ここは少し高台にあって、橋の北側からほぼ真横で眺めることができるんですね。
大き目の駐輪場があるのもさすがだな~、と感心しちゃいました。

ここでちょっと「TETSU」の荷物のバランスが悪いということで調整を実施することに。
わたしは一足先に橋を目指して先行することにしました。
すぐ追いついてくると思ったからなんですが、とある理由で意外と時間がかかってました(^^;


向島洋らんセンター公式サイト
高見山(広島県)@Wiki


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道に書かれた「しまなみ海道」のライン。
路側帯の白いラインの外に青いラインが引かれているので、これに沿って進めば迷うことはありません。
もっともルートから外れれば別ですが(^^;
また1kmごとに「今治」または「尾道」までの距離が書かれているので、走行距離の目安にもなりますね。


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カーブ手前の減速指示ライン(?)も青。
通常は警戒色で目立つオレンジを使いますが、ここは特別なんですね。

今回のポタでは久しぶりに「魚眼レンズ」(フィッシュアイレンズ)を持ってきたので1枚。
橋を中心付近に持ってくることであまり歪まずほぼ真っすぐに写ります。
魚眼で撮るとなんでも歪むと思われがちですが、中心を通る直線は歪まないんですね。


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橋下の道の標高はほぼ0m、自転車歩行者道は満潮時の海面から約40mあります。
この高低差をゆるやかな勾配の道で結ぶため、橋へのアプローチはワインディングロードになっています。
その坂道をゆっくりと上っていくと夕暮れをバックに巨大な橋が目の前に姿を現しました。
こんな大きな橋を自転車で渡るんだ~!
と思うとちょっと感動、そしてワクワク!(^^)


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「因島大橋」は2階建て構造。
上が自動車専用道、下が自転車・歩行者・125cc以下の2輪車道になっています。
その入口付近はこんな感じ。
橋の真下へとアプローチ道が伸びています。


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いよいよ橋の下に突入!
「瀬戸大橋」の鉄道線部分と同じように鉄骨に囲まれた中を通ります。
そのためあまり眺めはよくありませんが、海の上を自転車で走るのは気持ちいいです(^^)
なお徒歩で渡っている人も何人かいましたね。

そして・・・・・渡り終えた「因島」側に料金所があります。
賽銭箱みたいな料金箱にお金を投入するシステムで自転車・原付は50円、徒歩は無料です。
このとき手元に50円の小銭がなかったので「TETSU」に立て替えてもらいました。
グループ走のときはこうして融通が利きますが、単独走のときは気をつけないとなりませんね。
両替はできずおつりも出ませんから(^^;



橋から下りると「国道317号線」と交わる丁字路があります。
「しまなみ海道」のメインルートは右(西方向)へと進むんですが、逆の左(東方向)に進路を取って「因島水軍城」へ向かいます。

橋から約6km。
国道沿いに「因島水軍城」への案内看板があったのでここを右折。
事前に「ルートラボ」で調べてわかってたとはいえ、そこからは結構な上り坂が!( ̄Д ̄;
軽量ギア化した「Brompton」でもヒーヒー言いながら上りました(苦笑)


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坂を上りきって駐車場に着いたものの、本丸はまだ先。
さすがに足が売り切れたので押して上がります。

その途中にあった「錨」(いかり)。
奥にあるのは「ストックアンカーA型」で重さ2000kg、3000tクラスの船舶・港湾や作業船に使用。
手前は「ストックレスアンカー」で重さは4560kg、1万tクラスの船舶用でタンカーやコンテナ船数隻に使用とのこと。
ラッパ状のものは恐らく「警笛」だと思いますが、こちらについては説明がありませんでした。


錨@Wiki


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さらに階段を上がって・・・・・。
さすがにもう上るのはカンベンしてよ、と思いつつ(苦笑)
ようやく頂上にある小さな天守閣風の建物に着きました。
これは裏手から見たところです。


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壁には「船の資料館」とありました。
「館」の文字がなくなってるみたいですが。


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屋根の瓦には「村上水軍」の表紋である「丸に上文字」が刻まれています。


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資料館に入ってみます。
中にはいろいろな船の模型などが展示されていました。
これは「帆船」の「日本丸」(にっぽんまる)です。


日本丸メモリアルパーク
日本丸@Wiki


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なんでこれが??
と思ったのが「宇宙戦艦ヤマト」の模型!(笑)
ここから「呉」までは程近いので「戦艦大和」ならわかるんですけどね~(^^;

最後に2階に上がってみました。
窓が小さいのであまり眺めがよくなかったのがちょっと残念でした。


3枚目 D700+DX10.5mmF2.8G/Fisheye(DXモード)
ほかはすべて D700+24-120mF4G/VR


次回は、生口島へ入ります。
by sampo_katze | 2011-12-11 20:25 | Brompton+しまなみ | Comments(0)


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