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金具屋の源泉を見に行こう!
年末温泉旅行 in 渋温泉編・第6回


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「浪漫風呂の裏手に」


翌12月31日(土)、大晦日です。

「金具屋」では毎朝08:30から「源泉見学」を実施しています。
自家管理源泉が4か所、共同管理源泉が1か所の合わせて5か所あり、そのうち自家管理の4か所を約30分で見学するもの。
わたしたちは朝食後に申し込んだのですが、3人ならなんとかということで参加することができました。
ほんとは前日までに予約が必要だったんですが・・・・・(汗)
宿の方に感謝です!
なお車移動が含まれるため人数制限があるので、興味がある方は宿を予約と同時に申し込んでおくといいと思います。


表紙の写真は、「潜龍荘」内の大浴場「浪漫風呂」の裏にある源泉の入口です。
源泉名は「金具屋別荘」で、ここの湯はすぐそばの「浪漫風呂」に使われています。

建物の間からこの場所までは狭い上にロープがつけられた足場の悪いところを通ります。
このためロープをしっかり両手で持って進むようアドバイスされました。
なるほど、パンフレットに「ゆかた、ゲタ不可」と注意書きがあったのはこのためなんですね。


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狭い階段をグループごとに下りて中を見学。
この源泉は「自噴」で地下から自然に湧き上がってくるそうです。
このときは水面(湯面?)がやや奥の方にありましたが、大雨が降った1~2日後は地下水が増えることで湧出量も増加。
くみ上げる量を調整しないとこの見学したエリア一杯になったりあふれてしまったりすることもあるんだとか!


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茶色がかった石の箱のようなものはタンク。
ポンプでここにくみ上げている・・・・・んだったかな?(^^;


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2つ目の源泉へ。
宿から路地を歩いた先にあります。
源泉名は「金具屋第3ボーリング」

ここではちょっとした体験を。
案内人の方が壁に向かって何やらゴソゴソ・・・・・。
ここに析出している固まりを取っているんです。


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で、これがその固まり。
一見すると塩のようですがなめてみると「しょっぱ苦い」!?
おいしいものではありません・・・・・ってか、まずい!!
微妙に塩味もしますがそれよりも苦味というかなんというか!?その味の方が強烈!

そのなんとも表現しがたいその味。
案内人の方の「渋い」という一言で解決しました!
小さい頃にたまたま食べた「筆柿」が渋くて、なんとも表現できない味わいを体感したことがありましたが(^^;
この湯の味が「渋温泉」の名前の由来となったという説があるんだそうです。

そして、名前の由来にはもう1つ説があるとのこと。
「渋」という字は旧字体では「澁」と書きます。
分解すると左辺に「さんずい」、右辺に「止まる」の「止」が上に1つ、下に2つ並んだ字です。
この字は「行き止まり」という意味を持つとのこと。
「長野」の方から見るとこのあたりのエリアは「行き止まり」=「澁」だからということなんだそう。


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その場所からふと上を見上げると、これまた立派な構えの建物が。
最上層の窓にもなにやら色のついた障子のようなものが見えますね。


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さて、次の源泉へは一度宿に戻ってから車で移動します。
約500mほど走り、川を挟んで反対側にある「金具屋駐車場」へ。
車を降りて対岸を見ると、昨夜から降り続いた雪で山肌の森は白く雪化粧していました。


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川沿いにあるのは「金具屋第1・第2ボーリング」の2か所。
ここは「掘削自噴」です。

赤いやぐらにスコップやブラシが立てかけてあります。
これは車に固まってしまった雪を落とすために用意されているもので、バケツを使って温泉をかけてもいいそう。
実際、源泉見学中も1組のお客さんがやっておられました。


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小さなバルブをひねると源泉が出てきます。
湯気がもうもうと立ち込めまてますが、その温度はなんと98℃!
「指先でちょっとさわってみてください」といわれてやってみましたが、これが熱いこと!(当たり前・笑)
で、そのさわった後の指の匂いをかいでみると・・・・・おぉ「硫黄」の香りだ。
この元をだどると「草津温泉」などと同じなんだそう。
地図で見ると「渋温泉」からは直線距離で20km足らずで意外と近いんですね。

で、ここの源泉が使われているのが「露天風呂」と5つの「貸切風呂」
さらに「神明の館」「斉月楼」「居人荘」の客室(18室)と宴会場の暖房までまかなっています。
すごいエネルギーですね。

泉質は「弱アルカリ性」でいわゆる「美人の湯」。
でも温泉の効能にはそれが書かれていません。
代わりに「慢性皮膚病」という表記が使われているとのことでした。


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4つ目の源泉は川を少し下ったところにあります。
その途中にある小さな滝。
気温が低いためか、それとも源泉の一部が流れているためか?
川面からは湯気が立っていました。


写真はありませんが、4つ目の源泉のパイプの内壁を見せてもらいました。
すると内部には分厚く析出物がこびりついていて、湯が通る部分は内径の半分くらいに。
ほうっておくと詰まって給湯ができなくなるため、定期的に鉄の棒を自重でパイプに打ち込むようにして清掃するそうです。
その棒を持ってみましたが、かなりの重さがありました。


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そしてここの最大の見せ場は「源泉スプラッシュ」
まず供給管へのバルブを手で閉め、続いて離れたところから操作棒を使って別のバルブを開放します。
すると始めは噴出口からボコボコッとあふれ出る感じですが、次第にその高さが高くなりついには10m前後の高さまで吹き上げます!
これはなかなかの迫力!!
配管清掃はこの噴出口から鉄棒を突っ込むので、噴出が止まるタイミングを見計らって行なうそう。


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川のこちら側で得られたお湯は川に架かる給湯管を通じて宿へと届きます。
この川の管理は国で行なわれているので、橋に対する河川使用料を払っているという裏話も聞けました(^^)


今回の旅では建物と源泉の2つの見学ツアーに参加しましたが、とても興味深い話が聞けました。
特に源泉は自家管理だからできるものなので貴重な体験でしたね。


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次回は最終回、恒例の善光寺参りで締めくくります。
by sampo_katze | 2012-01-23 21:00 | 温泉 | Comments(0)


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