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しまなみ海道・亀老山シミュレーション?
つくばりんりんロードと2つの峠越え・後編


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「初冬の里山」


「つくばりんりんロード」+峠越え×2の後半は、2つ目の「不動峠」を越えます。
1つ目の「湯袋峠」が標高250mに対し、こちらは294mと高めです。
しかも、プロフィールマップを見ると勾配はキツめのようなのでちょっとドキドキ(^^;
でもここを上ることができればちょっとは自信がつくんじゃないかな?という期待もあります。
上りきれるのか?という心配はおいといて(笑)


表紙の写真は、「不動峠」への上り道入口から峠とは反対側を眺めたところです。
いかにも初冬の里山といった雰囲気がいい感じです。
ただ、これから3kmほど上りが続くんですけどね・・・・・。


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峠の入口より少し手前の「菖蒲沢」という地区にて。
「薬師古道」というコースがあり、その先に「龍神展望広場」があるとのこと。
誘い文句に引かれるところがありましたが、この先の峠越えのことを考えてパスしました。
ご丁寧に等高線が引かれたこの地図をみても軽く100mはアップしてますからね。
ここに行ったらあとはアウトになるでしょうから(^^;

「眺望
 龍神の展望広場からのパノラマはすばらしい。
 右手には浅間山、正面に龍神山、左手には県庁や水戸市街が望める。」



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「不動峠」への、たぶん行程の中間付近。
それまでなかった勾配標が登場し、いきなり「10%」という現実を突きつけてきます。
かえってない方が気楽に走れるのに・・・・・。
って、ほとんど止まりそうなスピードしか出てないですが(^^;


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上ってる途中は撮影する余裕などなく、森の中を抜ける道なのであまり撮るところもなく。
気持ちが切れそうになりながらもなんとか繋ぎとめて上り、ようやく峠に到着!

頭上を横切るのは「表筑波スカイライン」の高架です。
「二輪車通行禁止」の標識がありますが、自転車は通ることができるらしい??
ここから北上すると約5km先に「風返し峠」があります。
標高差は100mほどですが、行けるとわかってももう気力も体力も売り切れ。
そのまま西に進んで下ることにしました・・・・・。


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峠から西寄りに伸びる上りの小道の先に東屋があって、展望台らしいところがあります。
でもその先は木の枝が伸びていてあまり景色はよくありません。
そこで西へと下る道を少し進むと視界が開ける場所がありました。
さすがに「筑波山」のような絶景とは行きませんが、自分の足で上ってきたことを考えるとちょっと感動?



「不動峠」を越えれば基本的に上りはなし。
平地までただひたすら下るだけです。
ただ路面はやや荒れている上に見通しの悪いカーブが連続するので、快適なダウンヒルとはいきません。
自転車でヒルクライムする方も結構いるので、安全運転で下っていきます。


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下りきってからしばらく走ると右手に「平沢官衙遺跡」(ひらさわかんがいせき)があります。

「国指定史跡 平沢官衙遺跡
 平沢官衙遺跡は、いまから千年以上前の奈良・平安時代の常陸国(ひたちこく)筑波郡の役所跡です。
 昭和50年(1975)の調査で、重要な遺跡であることが判明し、昭和55年(1980)に国の史跡に指定されました。
 平成5・6年度(1993・4)には復元整備事業を計画し、本格的な発掘調査を行いました。
 調査では、一般の遺跡では見られない大型の高床式倉庫と考えられる建物が数多く並び、
 それらを大きな溝が囲むという遺跡の全容が確認されました。
 これらの倉庫跡は、そのころの税である稲や麻布などを納めた、郡役所の正倉(しょうそう)跡と考えられます。
 出土物はわずかで、土器類・瓦・硯(すずり)の破片・焼米などがあります。
 つくば市では、この貴重な文化財を後世に伝え、活用するため、平成9年(1997)から6年間かけて往時の姿を復元しました。

 遺跡の復元にあたっては、遺跡の主要な時期であるⅡ期とⅢ期の、建物の全容がほぼ明らかな23棟と大溝で行いました。
 礎石建物はⅢ期のみ復元し、すべての礎石が元の建物から動かされていたことから、各建物の柱位置を推定して
 史跡内に残っていた礎石を再配置しました。
 また、大溝がⅢ期と考えられるため、同時期の建物規模が明瞭な中央の一群3棟を立体的に復元しました。
 復元した遺構には、それぞれ説明板がついています。」


平沢官衙遺跡@Wiki


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3棟の中央に建つ「土倉」(つちくら)。
「額縁の中のような筑波山」が見えるというので階段を上がってみたものの・・・・・。
室内(?)に上がらないとちょっとイマイチな感じです(^^;

「土倉の内部
 校倉(あぜくら)と異なり、柱が立ちます。
 外見は漆喰塗(しっくいぬり)の土壁ですが、内側を見ると柱と柱の間に板を入れて壁としていることがわかります。
 柱の上には大斗(だいと)をのせ、さらに舟肘木(ふなひじき)を十字に組んで桁(けた)と梁(はり)を受け、
 屋根を支える小屋部の土台としていますが、校倉同様、天井を張ったため小屋部は見えません。
 ※額縁の中のような筑波山を御覧ください。」



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右側は「校倉」(あぜくら)。
「東大寺」にある「正倉院」はあまりに有名ですね。

「校倉の内部
 断面が三角形状の校木(あぜき)を、頂部の尖った方を外側に、底辺の平らな面を内側にして積み上げ壁としています。
 ぎざぎざの外面に対し内面は板のように平らで、柱はありません。
 桁(けた)方向の校木壁の上には大梁(おおばり)をわたし、大梁から繋梁(つなぎばり)を2本ずつかけ、
 屋根を支える小屋部土台を作りますが、天井で小屋部は見えません。
 ※案内所内のパネルに小屋部写真があります。」


校倉とは@コトバンク
正倉院@Wiki


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巧みに木を組み合わせています。
その三角形の断面にいろんな鳥の表情が見えるのは気のせいでしょうか?(^^;




遺跡に隣接する「大池公園」の南を走る「国道125号線」を越えれば「りんりんロード」との合流まであと少し。
この辺りは地図を見ると田んぼが碁盤の目状にきれいに並んでいます。
「りんりんロード」はそこを斜めに横切るように通っているんですが、単純に見えて意外と道のつながりは複雑。
合流するまで少し迷ってしまいました(^^;
でも一度道に乗ってしまえば一安心です。

とはいえ、前回の帰りとはちがって向かい風気味。
2つの峠越えの後ということもあって、なかなか前に進んでいる気がしません。
う~ん、まだまだスキルも体力も足りないんだなぁ・・・・・。


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後半は当然ですが、「筑波山」を背にして走ります。
前回の訪問時に撮った桜並木とのコラボを青空の下でもう1度撮りたかったんですが、その場所がよくわからず(苦笑)
「りんりんロード」と平行して造られている車道のところで撮りました。


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そして「土浦駅」に到着!
つ、つかれた~!
「りんりんロード」の終点はこの少し手前にあるようなのですが、よくわからなかったので写真はありません(^^;

また駅の南には「霞ヶ浦」が広がっているので、走り始めの頃は一目見て帰るかな?と思っていたんですが。
そんな気力もなくなってしまったので、おとなしく輪行して帰ることにしました。
峠1つだけだったら、もう少し走れたかもしれませんけどね(笑)


今回のルート(走行距離:57.3km)
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「不動峠」の最大勾配は標識では10%だったんですが、実際にはもう少し急なところもあるようです。
その前に「湯袋峠」を越えていたこともあってか結構きびしい行程に。
ただ今回のようなアップダウンを含んだコースは普段走っていないだけにいい経験となりました。
それほど遠くないのでいずれもう1度チャレンジしたいところです。
できれば足をつかずに上りきれればいいんですが・・・・・当分無理でしょうね(^^;


12枚目 PC画面キャプチャ
ほかはすべて D70+DX18-70mmF3.5-4.5G


次回は新シリーズ、埼玉の橋めぐりに出かけます。
by sampo_katze | 2012-01-29 21:00 | with Brompton


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