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さいたまの沈下橋・再び
埼玉の橋めぐりポタ・後編


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「清流」


橋めぐりの最後です。
前回訪ねたときは「東松山」方面からのアプローチだったため、「都幾川」(ときがわ)に架かる3つ目の「沈下橋」「稲荷橋」からスタートとなりました。
でもあとから調べると少し上流に「鞍掛橋」(くらかけばし)があり、上流側の支流「槻川」(つきがわ)にもあることが判明。
さらに上流には大正時代に造られた橋もあることがわかり、どんどん走行範囲が広がっていきました。
ちょっと手を広げすぎたかな?という気もしますが(^^;
幸いなことに後半は比較的近いところを「東武東上線」が走っているので、いつでもエスケープできるというのは心強いポイントです。
前半の峠だけは逃げようがありませんでしたが(笑)


表紙の写真は、「鞍掛橋」付近の「都幾川」の様子です。
川幅はかなり広いですが、この時期は水量が少ないですね。
夏は川遊びする人たちでにぎわうそうです。


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こちらが「都幾川」に架かる1つ目の「沈下橋」の「鞍掛橋」。
前回は調査不足のため、こちらに橋があることを知らず未訪問でした。
路面はコンクリート、橋脚は鉄骨。
橋脚の色が鮮やかだったら路面の白との対比で結構きれいに見えそうです。


鞍掛橋@Googlo Map


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すこし下流にある神戸大橋」から見た「都幾川」の流れ。
前回は初秋でしたが、今回は晩秋バージョンです。


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「鞍掛橋」から下流へ2kmほどのところにある「稲荷橋」
初めて見た「沈下橋」で、前回の橋探訪もここからスタートしました。


稲荷橋@Googlo Map


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丸みを帯びたコンクリート製の橋脚が特徴。
路肩にわずかに盛り上がりがあり反射板がついています。
でもそれ以外には何もないため、ほぼまっ平らな路面です。


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「稲荷橋」から「県道344号線」を進むと「都幾川リバーサイドパーク」があります。
そこから南に進路を変えて、時代劇などのロケに使われるレトロな木造沈下橋の「島田橋」へ。
途中「国道407号線」は横断ができないので、川沿いに国道の下を抜けていかなければならないのでちょっと面倒です(^^;
でも一見の価値はありますね。


島田橋@Googlo Map


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渡るとリズミカルな音を奏でる路面。
木造ですが、車も通行可能です。



「島田橋」からは「越辺川」(おっぺがわ)沿いを下流に向かって走ります。
南側の堤防上の道は人も自転車も少なくとても走りやすい道です。

ところで「越辺川」はなんだか「アイヌ語」のような響きがありますね。
事実「北海道」にも字は違いますが「乙部」(おっぺ)という地名があり、
「下流の方に沼のある川」を意味する「オ・ト・ウン・ペッ」(o-to-un-pet)が由来となっています。
ただ、ここ「越辺川」の名前の由来ははっきりしていないんだそう。


越辺川@Wiki


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次は今回のメインでもある「赤尾落合橋」「長楽落合橋」(ながらくおちあいばし)の2本。
前回は時間の都合で訪ねることができなかった「長楽落合橋」は近々撤去されるとのことなので、その前にみておきたかったんです。

そして。
もうそろそろ見えてくる頃かな?と思ったそのとき、対岸で工事が行なわれている様子が目に入りました。
まさか、もう撤去工事が始まっているのか!?(汗)
でも、こちら側から向こう側に渡るためには「赤尾落合橋」があるところから約3kmほど先の橋を渡らなくてはなりません。
つまり往復6kmの走りが必要!
大変ですが今回は時間に余裕があるので、気を落ち着けて走ります。


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工事現場に近づくと、それはどうやら護岸工事のようでした。
橋の撤去はまだのようで一安心。

そして橋を見下ろせる場所に来ました。
川の真ん中には取り残された橋脚が、その向こうには増水した川に捻じ曲げられた橋が見えます。
周辺は工事中でしたが、橋のたもと近くまで行けるようなので下りてみました。
なお、さらに向こうに見えるのが「赤尾落合橋」です。


長楽落合橋@Googlo Map
赤尾落合橋@Googlo Map



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「この橋は老朽化により通行を禁止する。」
台風の被害に遭う前からこの掲示がされていたようです。


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柵越しにのぞいてみると、中央の橋脚は斜めに曲がっているのがわかります(左が下流側)。
その手前もそれにつられて曲がったようですね。
相当な力がかかったことが想像できます。


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一番手前の橋脚跡。
上流側に設けられた「流木よけ」だけがぽつんと残されていました。


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折り返し。
途中にあった巨大な導水橋をシルエットにして。


この次は「八幡橋」ですが、川沿いの道がダートのためパス。
川の北側は舗装されているかもしれませんが、そちらを回っている時間もありませんし(^^;
ということで東に進んでさらに次の橋を目指します。

八幡橋@Googlo Map


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前回は夕暮れの中に埋もれてしまった「小畔川」(こあぜがわ)に架かる「鎌取橋」
あのときは暗くてよく見えませんでしたが、今回はまだ明るいのでよく見えます。
路面部分は木造で橋脚はコンクリートになっていたんですね。


鎌取橋@Googlo Map


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「小畔川」をさかのぼり「県道256号線」と合流したら南へ。
そのまま進めば「川越駅」へと出られますが、今回は「入間川」との交差点から「川越狭山自転車道」に入ります。


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途中、夕焼け空をバックに富士山が見えた☆


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「自転車道」は「入間大橋」で終わりですが、そのまま南下して「国道16号線」まで走ります。
そして「上江橋」を通って「荒川」を渡ると奇妙な形の水門が!
縦方向にラインの入ったドーム形の屋根、2つ並んだ両開きの窓、楕円形に開いた扉(?)。
どうしてもあの「たまねぎ頭」のタレントさんをイメージしてしまいます(^^;
しかも3機並んでますからインパクト大!

3連水門@Googlo Map


ここからは「JR川越線」「指扇駅」(さしおうぎ)が近い(1.2km)です。
でもまだ少し余力があるので、思い切って「県道2号線」を東に進み「大宮駅」まで走って終了しました。


今回のルート(走行距離:85.5km)
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冒頭にも書いたように、あれもこれもと詰め込んだせいでずいぶん距離が伸びてしまいました(^^;
「入間川自転車道」が結構北寄りにふくらんだコースになっているのも一因かもしれません。

また「JR八高線」や「東武東上線」を利用すればもう少しコンパクトなコースにできますね。
「松郷峠」と「大木戸」、「嵐山渓谷」をのぞけばほぼ平坦で走りやすい道ですから。


18枚目 PC画面キャプチャ
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回から新シリーズ、烏山線ポタ編です。
by sampo_katze | 2012-02-04 21:00 | with Brompton | Comments(0)


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