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美しき国立科学博物館の内部
サンシャイン水族館&国立科学博物館編・最終回


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「白亜のドーム」


今回訪ねた「国立科学博物館」「上野本館」です。
一般に「科学博物館」といえば「上野恩賜公園」内にあるここを指しますが、ほかに「つくば」「白金台」に分館があります。
「白金台」にある「自然教育園 」は、現在改装工事が行なわれている「庭園美術館」のすぐとなり。
なんどか近くに行ったことがありますが、こちらには入ったことがありません。
それどころか「科学博物館」の付属施設ということも知りませんでした(^^;

創立は1877年(明治10年)1月で、当時は「教育博物館」という名称でした。
1923年(大正12年)9月1日の「関東大震災」では施設および資料が失われましたが、
翌年に「東京帝室博物館」(現・東京国立博物館)の「天産部」から資料譲渡を受けました。
これに伴い「天産部」が廃止になりましたが、分離・独立といった感じですね。
そして1931年(昭和6年)9月に現在の建物が竣工しました。
2004年(平成16年)には「新館」がオープンし、この年から2007年(同19年)に「本館」の改修工事を実施。
工事完了とともに「本館」を「日本館」、「新館」を「世界館」に改称して現在に至ります。


表紙の写真は、「国立科学博物館・日本館」の天井部分です。
以前「デジタルカメラマガジン」のフォトコンテストで、どこかの建物の天井をシンメトリーで写した作品があり
なかなかきれいなところだな~と思ってました。
それがまさかここだとは!
その作品に敬意を表して、同じ構図で撮影してみました。
真上に向けて撮影するので姿勢が大変なのと、元々がヘタレなのでシンメトリーにはなってませんが(^^;

また、上から見ると「飛行機」の形をしているんだそう。
でも近くに高い建物がないため見る手段がありません。
航空写真でもあればいいんですけど、なかったですからね(^^;


「重要文化財 日本館(旧東京科学博物館本館)
 日本館建物は、関東大震災による震災復旧を目的として昭和6年(1931)に完成した。
 ネオ・ルネサンス調の建物は、文部省大臣官房建築家の設計による。
 鉄骨鉄筋コンクリートで建設されるなど耐震・耐火構造にも注意が払われた。
 中央ホール上部などに使われているステンドグラスは小川三知のアトリエ製作で、
 日本のステンドグラス作品の中でも傑作といえる。
 また、建物の内外に使われている装飾性の高い飾りなども、戦後の建物には無くこの建物のみどころである。
 上から見ると、そのころの最先端の科学技術の象徴だった飛行機の形をしている。
 なお、平成20年6月に国の重要文化財に指定された。」

※説明板より引用、以下同じ


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美しき国立科学博物館の内部_c0081462_1335055.jpg
表紙の写真から少しラクな姿勢で見上げます(笑)
建物の中央は吹き抜けで、1階から3階まで左右にそれぞれ展示室があります。
でもこうして見ると、なんだか博物館の中とは思えない雰囲気がありますね。


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地下1階には「フーコーの振り子」の実験装置があります。
3階の天井からステンレスのワイヤで吊り下げられたステンレスの球が、ゆっくりとしたスピードでゆれています。
この軌跡が時間とともに少しずつ動いていくそうなのですが、ある程度時間をおかないとその違いには気づかないと思います。

どれくらい動くかを計算してみましょう。
1周するのにかかる時間tは、その場所の緯度をA度とすると以下の式で求められます。

t = 24 ÷ sin A [時間]


近くの「千代田区」の緯度が35°41'なので、1周するのにかかる時間は

t = 24 ÷ sin35°41' = 41.42 [時間]

ということは、1時間当たりの変化角度は 360° ÷ 41.42 ≒ 8.69° となります。
博物館に入るときと出るときでどれくらい動いているかを見たほうがよさそうですね(^^)


「フーコーの振り子
 地球上の振り子は、重さや長さに関係なく振動面がある速さでゆっくりと回転するのが観察される。
 フランスの物理学者レオン・フーコー(1819~68)は、この現象が地球の自転のために起こることに気付き、
 1851年に初めて振り子によって地球の自転を実験的に証明した。」


「フーコーの振り子の実験中
 この振り子は、49.6kgのステンレス球を19.5mのステンレス線でつり下げたものである。
 目盛りとランプで振り子の回転する様子を観察し、地球の自転を確かめてみよう。」



フーコーの振り子@Wiki


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階段。
ポール状の手すりはありません。


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踊り場にあるステンドグラス。
描かれているのは鳳凰かな?


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「フーコーの振り子」を3階から見下ろしてみます。
階段が描くらせんの中央にステンレスのワイヤが通っているので、手を伸ばせば届きそう。
でもさわってはいけませんよー!


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3階から天井のドーム部分を。
頂点部分にもステンドグラスが取りつけてあるようです。
こうして見ると「博物館」というより「大聖堂」といった雰囲気ですね。


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天井のステンドグラスと3階の展示室入口を組み合わせて。



「科学博物館」を出たらとなりの「国立西洋美術館」へ。
こちらは金曜日のみ開館時間を延長しているので20時まで入ることができます。
でも、今回の目的は前庭で屋外展示されている「オーギュスト・ロダン」の彫刻群の1つ。
以前「日比谷線ポタ」で訪ねたときも見てみたかったんですが、自転車を置く場所がなく持ち込みもためらわれたので(^^;
あいにくの雨でしたが、幸い傘がなくても大丈夫な程度の小降りになってました。
また夕方の時間帯になったことでライトアップもされていましたし。


国立西洋美術館


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1959年(昭和34年)の開館時からある「カレーの市民」
これは美術館開設に大きく関わる作品なのですが、詳細は省略します。

また、この作品名を冠したカレーショップもあるようですね(笑)
そのつながりについてはよくわかりませんが。


カレーの市民@Wiki
カレーの市民アルバ


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そして誰もが知ってる「考える人」
彼は一体何について考えているのか?
いろいろと想像がふくらみますね。

かつてその座っている姿から便秘に悩む様子としてとらえられて便秘薬のCMに使われていました。
また「ドラえもん」では、その場面などの続きを見られる「つづきスプレー」を吹きかけ
考えるのに疲れたのか大きなあくびをしながら伸びをする、なんて場面もありました(笑)

でも「トリビアの泉」
「考える人は、地獄について考えている。」
と紹介されたときは思わず「へぇ~」でしたね。


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そして前庭の東側に展示されているのは「地獄の門」
「ダンテ・アリギエーリ」「神曲」地獄篇第3歌をモチーフにして造られたとされる「ロダン」の傑作の1つ。
だたし未完成ともいわれているとか?
高さ5.4m、幅3.9m、重さは7tもあります。
「免震台座」の上に乗っているため作品から2~3m程度のエリアは入れませんが、それでもその迫力には圧倒されます。


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そして作品の中央上部に注目してみると、確かに「考える人」がいました。
実は、これをどうしても自分の目で確認したくてここに立ち寄ったんです。
しょーもない理由ですね(^^;
でもこうして間近で確認できてよかった☆

余談ですが、館内でも常設展示作品に限ってフラッシュ・三脚を使用しなければ撮影もOKなんだそうです。
国内施設では結構めずらしいような気がしますね。
もっとも入るなら撮影に夢中にならないように、カメラを封印していかないとならないでしょうけど(^^;


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回から新シリーズ、2012年の初走行で埼玉の深谷市をめぐります。
by sampo_katze | 2012-03-29 21:00 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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