羽田空港で飛行機&ANA機体工場見学編・第5回
後半は「ANA機体工場見学」です。 その集合場所は「羽田空港新整備場エリア」の南端に位置する「ANAコンポーネントメンテナンスビル」。 アクセスは「東京モノレール」の「新整備場駅」から徒歩約15分です。 場所は こちら @GoogleMap 。 周辺は空港関連施設しかないためか、「コンビニ」などの類は一切ありません。 道中には「自動販売機」すらなかったような? また駅前には「タクシー」も1台もなく、「バス」は関係者用で一般は乗ることができないようでした。 まぁその名が示すとおりの場所ですから、関係者以外が降り立つことはまずないんですけどね(^^; そんな場所にもかかわらず、かつてここまで「Brompton」で来た(迷い込んだ?)ことがありました。 2年前の2010年4月10日、折りしも「東京モノレール」の「国際線ビル駅」への線路切り替えの日でした。 そのときの様子はこちら。 2010年5月3日の記事 間近で離陸 さて、「新整備場駅」から小雨の中を歩いてビルの前に到着。 入口前に立つ警備員の方がにこやかに出迎えてくれました。 ここで予約時に送られてくる「入館証」を提示すると中へと通してくれます。 複数で来られるときは事前に参加メンバーが集まってからのほうがいいでしょうね。 ただし、待ち合わせは「新整備場駅」は避けましょう。 本当に何もありませんから!(笑) 表紙の写真は、入口すぐ左に展示されているのエンジンです。 2002年2月に航空機エンジン製造メーカーの「PRATT & WHITNEY」(プラット&ホイットニー)社から 「Partnership50周年記念」(=適した訳が浮かばずすみません)として贈られたもののようです。 ※本編で掲載している写真は「ANA」より掲載許可を頂いています。 ただし「羽田空港」で撮影した10枚目は除きます。 blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 「PRATT & WHITNEY AIRCRAFT DEPENDABLE ENGINES」の文字。 中央に「アメリカ」の国鳥である「ハクトウワシ」の飛ぶ姿が描かれていますね。 これとは関係ありませんが、シートの外装の青い布は旧「国鉄車両」の座席と同じ感じがしますね。 最近ではほとんど見かけませんが。 「LOCKHEED L1011 グランドシミュレーター(第3種模擬飛行装置) JTA-25L1011型 本装置は、全日空が1974年(昭和49年)のロッキード社製L1011型機(トライスター)導入にあたり、 主として一等航空整備士の養成訓練のため、1975年(昭和50年)6月に日本無線株式会社に設計・製作を依頼した 高性能の訓練装置です。 装置の原形は、実機とまったく同じ寸法・装備の操縦室、コンピューター装置および地上整備パネル等によって構成され、 第3種模擬飛行装置として運輸大臣の認定を受けたもので、各種レバー操作やスイッチ操作をした場合に 実機と同等の指示、応答をするようになっていました。 本装置は1991年(平成3年)4月まで17年にわたり、大阪国際空港で全日空の多くの整備士を育ててきましたが、 養成の完了に伴い全日空神戸研修所の展示室に移設され、2003年(平成15年)3月に、この羽田空港の 機体メンテナンスセンターに再度移設され、展示することになりました。 神戸研修所に移設された際に、コンピューター装置が取り外された為、模擬操作はできなくなっておりますが、 計器類、レバー、スイッチ等は原形のままの姿で展示しています。」 ※開設板より引用 人気スポットなのでなかなか座れないかもしれませんが。 目の前だけでなく、頭上のパネルにもたくさんの計器類、スイッチが並んでいて壮観です。 ちなみにこちらは3人目の乗員である「航空機関士」が操作する部分です。 現在は信頼性の向上、電子化、自動化が進んでいるため、2人の乗員(「機長」と「副操縦士」)で 操縦できるようになっています。 これは「ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」生誕30周年を記念した「ANA」とのコラボ企画によるものだそう。 企画は2010年7月1日から2011年6月30日までの1年間限定でした。 さて、定刻の15時から第4グループの見学が始まります。 まずは「座学」です。 といっても専門的な話など難しいことはなく、飛行機についての説明など簡単なものです。 また途中でクイズもあり、参加者全体の正解率によって景品がもらえたりします。 このときは「ボーイング B787」が描かれたクリアホルダをもらえました。 「座学」の後はいよいよ「格納庫」へと移動しますが、その前にちょっと休憩があります。 その間に展示されている部品などを見学。 上が「前輪」で下が「主輪」のものです。 意外と大きさが変わらないんですね。 でもこれは「B747-400」だけの特徴で、ほかは「主輪」の方が大きいんだそうです。 この機種は「主脚」を4本持っているのも関係しているのかもしれませんね。 ちなみにほかは2本です。 「タイヤ」に刻まれている溝は縦方向のみなのが特徴。 充填するのは空気ではなく「窒素」で、160psi(約11気圧)まで入れるそうです。 ちなみに自転車の一般的な空気圧は以下のとおり。 軽快自転車(ママチャリ) 45psi (約3気圧) ロードバイク 100~120psi (約7~8気圧) あまり比較の意味がないかもしれませんけど(^^; その下に小さな翼のような形をした金属管が置かれていました。 これは「ピトー管」(pitot tube)というもので、「対気速度」を測定するための器具です。 「戦闘機」で機首の先から伸びている細い管のようなものがその1つですね。 ピトー管@Wiki 「コックピット」の下方に見える突起がそれです。 左は「スヌーピー号」、右は「ポケモンジェット'98」で、使用機材はどちらも「JA8965」(1995年4月)です。 現在は基本カラーに戻ってますが、元気に飛行中ですよ。 JA8965@FlyTeam 10枚目 D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、格納庫の見学へと進みます。
by sampo_katze
| 2012-05-16 20:55
| 飛行機
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