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奥浜名湖エリアへ + 連載1000回突破☆
今回はまずはごあいさつから。

この回を持ちまして当ブログは連載1001回目となりました!
2006年7月17日にスタートしたのでちょうど6年ですね。
本当はきりのいい1000回目でご報告したかったんですが(^^;

つたないブログですが、ご覧いただきましてありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします☆



では本編をどうぞ!


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天竜浜名湖鉄道に沿って走ろう!編・最終回


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「浜名湖湖岸にある駅」


今回訪ねた「天浜線」こと「天竜浜名湖鉄道線」は、「JR東海道線」「掛川駅」「新所原駅」(しんじょはら)を結ぶ
全長67.7kmの路線です。
前身は「国鉄二俣線」で、1935年(昭和10年)4月に「掛川」「遠江森」(現在の「遠州森」)間で開業。
その後は東西でそれぞれ延伸工事が進み、1940年(同15年)6月に全線が開業しました。

両端が「東海道線」と接続しているので、路線の形態としては山回りの「東海道線」という感じです。
元々は「掛川」から「天竜二俣」を経由し、北上して「岐阜県」南東部の「恵那」(えな)に至る路線として計画されていましたが、
「浜名湖」付近で「東海道線」が攻撃を受けて普通になったときのバイパス路線とするために変更。
現在のルートで敷設されました。
1984年(同59年)に「第2次廃止対象特定地方交通線」となり、1987年(同62年)3月15日「二俣線」は廃止。
「第三セクター」「天竜浜名湖鉄道線」に転換され、現在に至ります。

公式サイトのタイトルにある「日本の原風景に出逢う旅。」をテーマに掲げていて、
駅舎や施設などの多くが開業当時のまま残されています。
「登録有形文化財」に登録されている建造物や施設が36件もありますからね。
また38ある駅のうち32駅が無人ですが、飲食店が併設された駅が8駅(うち有人駅は3駅)もあるのが特徴ですね。
沿線の最大の見所は「浜名湖」ですが、こうした駅や施設をめぐるのも面白いと思います。


表紙の写真は、沿線で「浜名湖」に最も近いところにある「浜名湖佐久米駅」(はまなこ さくめ)です。
「二俣線」の時代には「佐久米駅」でしたが、「天浜線」への転換と同時に改称されました。
この駅には「喫茶かとれあ」が併設されています。
駅舎の左上にある看板には「駅がそのまま喫茶店」の文字が。
まさにその通りですね(^^)


天浜線 日本の原風景に出逢う旅。
奥浜名湖観光協会


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改札口を抜けるとホーム向こうはすぐ「浜名湖」です。
でもその先には「東名高速道路」の高架が!( ̄Д ̄;
せめてあと数m高く造っていればと思ってしまいます。


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ホームから「掛川駅」方向を眺めます。
ご覧の通り、線路と湖との距離が近いです。

ここで気になるのがホームの近くだけ草が茂っていること。
廃線跡などで列車が全然来ないというのならともかく、仮にも1時間に1本は列車が来るのでこれはちょっと不自然。
しかもホームより奥のレールはきれいになっていますよね。
この違いは一体どういうこと??

この駅は冬になるとたくさんの「ユリカモメ」が飛来することで知られています。
すっかり「冬の風物詩」として定着していますが、そのときのフンが栄養となっているのかな?と。
真相はわかりませんけどね(笑)


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駅前にいる巨大な「牛」
これ、実はトイレなんです。
この辺りではブランド牛の1つである「三ケ日牛」が有名なので、それをモチーフにしたんでしょうね。
それにしても巨大です(笑)
色が「ホルスタイン」風なのはご愛嬌ですね。


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左前足の前にはこれまたご当地名産の「うなぎ」も。
ほかにも右前足の前に小さな「みかん」もありました。


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次は「東都筑駅」(ひがしつづき)。
こちらの駅前にあるのは巨大な「みかん」のトイレです。
おなじタイプがこの先の道沿いにもありましたが、こちらの方が色が鮮やかでした。


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続いて「都筑駅」
こちらの駅には「手作りパンの店 メイ・ポップ」が併設されています。
イートインスペースもあるので、おいしいパンを食べながら一休みというのもいいかも。
営業時間は08:30から18:00まで、定休日は月・火曜です。


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そして駅舎の右側にはこれまた大きな「ゾウ」が。
お腹の部分はトイレ、鼻の部分は滑り台になっています。
上にはおしりから背中へ上るようになってましたね。


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駅の右となりには「浜松市立都筑保育園」がありました。
壁には「ゾウ」や「キリン」などいろいろな動物のイラストが描かれています。
駅にある「ゾウ」の滑り台は園児たちに人気なのかな?


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「浜名湖佐久米駅」からはひたすら「国道362号線」を進んできましたが、「都筑駅」の少し先から再び湖沿いの道へ。
そして「三ヶ日駅」(みっかび)の東側の踏切で列車の通過待ち。
15:40発「掛川」行きの上り列車を見送ります。


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そして「三ヶ日駅」に到着です。

「三ケ日駅本屋
 所在地 :静岡県浜松市北区三ケ日町三ケ日1148-3
 建設年月:昭和11年
 特徴  :木造平屋建、寄棟造、厚型スレート葺の本屋が北面し、正面右寄りには玄関が突き出ている。
      背面(南面)及び西面には下屋、鉄板瓦棒葺、旅客上屋がある。
      窓は木製建具、上りプラットホームへ出る建具は吊り戸からなる。
      外壁は縦板張り、待合室の西面一杯に当初造付け木製ベンチが残存する。
      床は小幅板張りで、天井は合板市松張りである。
      この駅舎の建設は昭和11年4月で、新所原・三ケ日間の開通(昭和11年12月1日)に間に合わせて建設された
      最初期の駅舎の一つである。」



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駅舎に併設されているのはカフェ「グラニーズ」
営業時間は10:00から17:00まで、定休日は水・木(祝日は営業)です。
メニューはいろいろなハンバーガーや「特製キーマカレー」、ドリンク類やケーキセットがあります。
そして土日限定10個だけの予約販売で供される「三ケ日の駅弁」も注目です。
ただしこちらは夏季(6~9月)は休止になるので要注意。

これは看板メニューの「グラニーズバーガー」(880円)。
見るからにボリューム満点ですね☆
今回はこれを食べてみたかったんですけど、到着が遅すぎ(15:45!)だったので断念しました・・・・・(--;

三ヶ日駅のカフェ・グラニーズ


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駅舎に入ってみると、待合室の床はなんと板張りでした。
そこに西日が差し込んでなかなかいい雰囲気です。


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「三ヶ日駅」を出てすぐの「西天王交差点」を左に曲がります。
そして約2.5kmでゴールの「尾奈駅」(おな)に到着しました。

ここからさらに1.5kmほど先にある「ホテルリステル浜名湖」へ立ち寄り湯に向います。
事前にケータイのサイトにアクセスしておくと、料金割引のサービスを受けられますよ。

ホテルリステル浜名湖


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その前に、駅の右にある「うなぎ」のトイレを。
木に囲まれていてちょっとわかりづらいですけどね。
建物自体は「うなぎ」をいれる「魚籠」(びく)をイメージしたもののようです。



「尾奈駅」からゆるやかな坂を上った先に「ホテルリステル浜名湖」はあります。
湖に面したところに自転車が並んでいますが、こちらはホテルで貸し出している「レンタサイクル」です。
その並びに「Brompton」を止めてフロントへ。
タオルなどの貸し出しは・・・・・すみません、自前で用意していたので未確認です(汗)

エレベータで1階に下りると「大浴場」があります。
入口に小さなロッカー(無料)があるので貴重品はそちらに預けましょう。
一眼レフ+標準ズーム(D700+24-120mmF4GVR)はフードを逆さまに付ければ入る大きさがありました。
もちろん心配なら、あらかじめフロントに預けるのがいいですね。

風呂は「内湯」「露天風呂」「サウナ」があります。
シャンプーやボディーソープは備え付けであります。
どちらも目の前に「浜名湖」が広がって絶景ですよ☆

さて、ここではまったりと湯につかりすぎて時間がなくなってしまいました。
なので写真はありません。
せめて建物の外観だけでも撮っておきたかったんですが・・・・・(^^;


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「尾奈駅」からは17:41発の列車に乗って終点の「新所原駅」へ向いました。
ここも「掛川駅」と同じくやや縦長の駅舎になっています。
転換後に造られた駅舎なので大きくできなかったからでしょうかね。


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改札口を出てすぐのところにある「駅のうなぎ屋 やまよし」
ここでは名物の「うなぎ弁当」をテイクアウトします。

でも「本日の食事は終了しました」の文字が出ていたので「またやってしまったか!?」とドキドキ!(汗)
恐る恐るお店の人に訪ねてみたところ、「大丈夫ですよ」とのこと。
よかった~☆

ちなみに営業時間はテイクアウトが10:30から18:30まで、店内での食事は11:00から17:00。
いずれもなくなり次第終了で火曜日が定休日です。
また昼の時間をのぞいて注文を受けてからの調理となるので、事前に電話で予約しておくと安心ですね。
そして、おそらくここだけの「うなぎうどん」なるメニューもあります。
こちらは店内での食事限定なのでご注意を。


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こちらはJRの駅舎。
ログハウス風の外観です。
ここからは「東海道線」の「名古屋」方面行きの列車に乗り、2つ先の「豊橋駅」へと移動します。

なお、乗る時刻によってはちょっと時間がかかりますが、「浜松駅」から「ひかり」に乗る方が便利なこともあります。
「豊橋駅」発は2時間に1本と少ないですが、「浜松駅」発は1時間に1本ですからね。


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これが「やまよし」の「うなぎ弁当」。
冷めないように新聞紙でくるんでくれます。


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「豊橋駅」からは19:02発の「こだま676号」に乗車します。
その前に18:45発「ひかり530号」があるんですけど、日曜の夜で混みそうだったのであえてこちらにしました。
「東京駅」に着くのは1時間ちょっと遅くなるんですけどね。

さて、席に着いたら待望の「うなぎ弁当」オープン!
芳しい香りと湯気がふわっと立ち上ります。
購入から約1時間経っていましたが、新聞紙の保温効果のためかご飯もうなぎもホカホカ(^^)
「ビール」とともにじっくり味わいました。
おいしかった~☆


今回のルート(走行距離:78.1km)
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「掛川駅」から「尾奈駅」まで走り通しましたが、結構な距離になりました。
なので東と西で半分ずつに分けたり、途中の区間を輪行して移動距離を稼ぐというのも1つの手かと思います。
特に「宮口駅」から「都田駅」(みやこだ)にかけてはちょっとしんどかったので、ここはパスしておけばと(^^;

また「浜名湖」周遊を中心とするなら「東海道線」の「弁天島駅」をスタートして湖岸を北上。
「浜名湖周遊自転車道」を経由して「三ケ日駅」へと至るルートも面白いです。
途中の「舘山寺」(かんざんじ)付近は見所・食べ処も多いですし。

逆に健脚の方は「気賀駅」から「三ケ日駅」への区間を、山寄りにある「奥浜名オレンジロード」経由で行くことをオススメします。
1段高いところから見下ろす「浜名湖」の風景は最高らしいですから。
わたしももう少し体力があれば・・・・・ね(^^;


21枚目 PC画面キャプチャ
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回から新シリーズ、大天守修理工事実施中の姫路城を訪ねます。
by sampo_katze | 2012-07-15 20:10 | Brompton+ローカル線 | Comments(0)


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