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東海道新幹線浜松工場の一般公開を訪ねて
新幹線なるほど発見デー2012・前編


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「すでに人だかり」


7月22日(日)。
この日は「JR東海浜松工場」の一般公開を見学してきました。
前回の「東京新名所めぐりポタ」から2週連続「Brompton」メンバー「長太郎」さん、「TETSU」と共に。

実はこれより2ヶ月前の5月19日に「JR東日本小山新幹線車両センター」「東北新幹線大宮開業30周年記念基地まつり」が開催。
こちらは限定1200人の事前予約制だったため、見事に(?)抽選から外れました(笑)
会社はちがいますが、今回はそのリベンジという意味もあります。
ちなみに「JR東日本」でも毎年「仙台」近くの「利府」(りふ)で「新幹線車両基地夏祭り」が行われるようですが。

さて当日、「東京駅」06:33発「こだま631号」で来浜した2人を「浜松駅」で出迎えます。
早朝移動を嫌ったわたしは前日の朝のうちに移動し、久しぶりに「掛川花鳥園」に行ってましたので(^^;
(花鳥園のレポートは今回の記事のあとにアップします。)
駅からは無料シャトルバスを利用します。
開場10:00に対し早めに行った方がいいと思ってのこの行程でしたが、乗り場に行くとすでに行列が。
しかもバスはすでに5、6台は出発しているような状況でした。

立ち席なしで乗車し約10分で工場到着。
そこで約30分ほど時間調整をした後、ようやく本会場へと案内されました。
そのまま直行していたら早すぎだからなんですね(^^;


表紙の写真は、メインとなる「東受付」の様子です(09:45)
開場より15分ほど早いですが、混雑を避けるためなどの事情があったんでしょうね。
テントでは案内マップなどにあわせてうちわがもらえました。
この日は曇りがちでしたが、かなり暑かったですから助かります(^^)


リニア・鉄道館@JR東海
新幹線なるほど発見デー@Wiki


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受付のテントをくぐったら早速左手の「車体検修場」へ。
まずは奥に向って延々と伸びる通路に圧倒されます。
そして両側には修繕中の「700系」車両が並びます。


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場内では「仮台車」をはいています。
台車も検修対象ですが、これは車体とは別工程ですので。


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普段はカバーに覆われている床下機器も見られます。
そもそも、ホームレベルから見ることはあってもレールレベルから眺めること自体がなかなかないですけどね。

チョークで書かれた文字は「HM 24.7 C-27 6」とあります。
これは検修場所と日時、車両番号を表しているようですね。
小さな機器にも「HM 24.7」の文字、または「V」字状のチェックマークが施されています。


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こちらは「リフター体験コーナー」
床下機器を取り外したり、所定の高さまで持上げるための装置ですね。


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構内に掲示されていた「新幹線全般検査フロー(基本工程)」「N700系」版。
「全般検査」、略して「全検」とは、鉄道車両の「オーバーホール」のこと。
車体と台車を切り離し、さらに主要機器や「パンタグラフ」などの部品も取り外して各部の修繕を行います。
この図によれば入場から試運転までの全工程が15日間となっていますね。

鉄道車両の検査@Wiki


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「N700系」で採用された「新幹線」では初の「車体傾斜制御装置」
傾斜角度は最大1度と小さいですが、そのわずかな傾斜のおかげで「東海道新幹線」内の最高通過速度が15km/h向上しました。
乗り心地の向上にも一役買っているそうです。

「車体傾斜制御装置

 役割
  東海道新幹線はカーブが多く、最高速度270km/hでは走行できない区間が多くありました。
  列車の到達時間を短縮させるためには、カーブの走行速度を向上させる必要があります。
  これを実現させたのが「車体傾斜制御装置」です。

 特徴
  新幹線はATC装置により、現在どこを走行しているか把握できるようになっています。
  カーブが近づくと空気バネに空気を送り、車体を傾けることでカーブの走行速度を向上させています。
  直線区間で車体を傾斜させたり、カーブと逆方向に傾斜させてしまうと乗り心地が悪くなってしまいます。
  また一編成(16両)は400mと長く、カーブで傾斜させるタイミングは号車によって違うため非常に精密な装置です。」



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車両の側面にある「行先表示機」の試験をしているところ。
これは上下にローラーがついていて長い幕を巻き取る「幕式」タイプですね。
折り返しのときにこれがクルクル回って、いろいろな行先や種別が表示されるのでなかなかおもしろいです。
特に到着後「回送」に変わるとき、あるいは車庫から回送されてきて折り返し営業列車になるときなどは
めったに見られない組合せが一瞬ですが表示されるので、これまた楽しみの1つです。
残念ながら最近は「LED表示式」が多くなり、これも風前の灯となりつつあります。

そういえば駅の出発案内表示も、以前はパネルがパタパタと切り替わるタイプでしたよね。
「東京駅」もそうでしたが、今では3列車先まで表示する「LED」に。
どちらも旅情を誘うアイテムの1つでしたが、これも時代の流れですねぇ。


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「700系戸閉装置カットモデル」
意外とシンプルな構造をしています。
手前に並んだ2本のシリンダは扉を内側から押さえるもので、実車でも扉の隙間から見ることができます。
駅に到着するとまずこのシリンダが引っ込み、続いて扉が開くという順番。
おそらくこれによって密閉性を高めているのでは?と思うんですが、詳細は不明です(^^;


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長~い直線を抜けると、会場のほぼ中心にある「ひかり広場」に出ます。
縦長だったこれまでのエリアとちがい、とても広々としています。
1両単位で横に移動させる「トラバーサー」があるところのようですね。
鉄骨部には大きく「安全な作業と確かなチェック」と書かれた横断幕が掲示されています。


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「ひかり広場」の先にはイベントの目玉の1つ「新幹線車体上げ・載せ作業実演」のエリアがあります。
いわく「ここでしか見られない、空飛ぶ新幹線!」
このあと約15分の10:15から1回目の実演が行われるとのことなので、見ていくことにしました。
人気イベントなので各々見る場所を確保して。


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実演に使われるのは「N700系」の「新大阪」側の先頭車「783形」
通常は「全周幌」に覆われている妻面も見ることができました。


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「乗務員扉」「乗降口」
クレーンのアームでがっちりと支えられています。

扉の窓と車体の下部に「Z24」という数字が書かれています。
これは「JR東海」所属の24番目の編成を表しています。
ただし先行試作車の「Z0」編成があるので、実際には25番目になりますね。

また「乗務員扉」の左右に縦長の線が入っていますが、ここには「手すり」があるんだそう。
空気抵抗を減らすため、走行中はこのようにカバーがされるんだそうです。
知らなかった~!(^^;


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こちらが「台車」。
「N700系」ではすべての台車にカバーがかけられているので、全体を見ることができません。
これも工場見学ならではですね。


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さて、間もなく車体の吊り上げが始まります。
わたしは移動の終点付近にある通路の十字路の対角で待機。
一歩下がった視点から見てみることにしました。
カメラは「ライブビュー」にし、手を目一杯差し上げての撮影です(^^;


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ついに車体がクレーンで吊り上げられました。
カメラを持った人はカメラを持ち上げ、お父さんは子どもを肩車して持ち上げます。


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そして徐々に迫ってくる巨大な車体!
なかなかの迫力です!

そして、その前に居並ぶお父さんの肩車に乗った子どもたち!
この暑い中でがんばってるお父さんたち!!
おつかれさまです!!


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所定の位置まで移動すると車体を下に下ろします。
といっても、このあと4回の実演がありますから最後までは下ろしません。
それに本格的に車体載せとなれば、さらに様々な作業が発生しますからね(^^;


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車体を下ろしたあとは質問コーナー。
時間の関係で2~3人に絞られてしまいますが、子どもたちの質問に係の方がなんでも答えてくれます。
アシスタントの方が「質問があるひと~?」と問いかけると、みんな我先に「はーい!!」って元気に手を上げます。
こんなとき、一番に元気よく手を上げると指名されますね。
でもいざ指名されると・・・・・緊張しちゃって聞きたいことが出てこないんですよね~(^^;
ちょっと微笑ましい瞬間。

そんな「なごみ」の間、人波が引いたのでちょっと前に出て1枚撮影。
浮遊状態の「N700系」です(笑)


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、黄色い新幹線とご対面します。
by sampo_katze | 2012-08-14 22:00 | 東海・中部 | Comments(0)


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