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加古川沿いの自転車道を走る
東播磨のサイクリングロードをハシゴするポタ・中編


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「ようやく自転車道へ」


「陽子の手作りヨーグルト」の製造直売所を出て、「播磨中央自転車道」を目指します。
プランの参考にした雑誌「自転車人Vol.25」では全部で5つの自転車道をめぐっていて、この道は記事中では2本目。
ですが最初の1本は端折ったので、今回はこれが1本目ということになります。

さて直売所のすぐ北に「万願寺川」というのが流れているんですが、それに沿って道も伸びているようです。
それなら車も少なくて走りやすいだろうと思って安易に入ったんですが・・・・・。
南側の道を西に進んでみたものの、途中でなんと行き止まりに!( ̄Д ̄;
仕方ないので折り返し、「県道81号線」まで戻って対岸に渡りました。
そして1.7kmほどさかのぼると次の橋があり、目的の場所へとたどり着くことができました。
大分時間ロスをしちゃいましたが、幸いなことに風もほとんどなく進めたのでよかったですが(苦笑)


表紙の写真は、「万願寺川」と「県道79号線」が交差する地点の南にある「播磨中央自転車道」です。
ここに来るまでちょっと苦労したので、この看板が見つかったときはホッとしました(笑)
なおここは起点ではなく、西に約1kmのところにある「志方東公園」(しかたひがしこうえん)にあるようです。
今回はここから合流して南へと進み、次の「加古川右岸自転車道」を目指していきます。

最寄り駅は「北条鉄道」「網引駅」(あびき)で800mほどのところにあります。
「網引駅」は1945年(昭和20年)3月に試験飛行中の戦闘機「紫電改」が不時着。
その際、線路に接触してゆがみを生じさせた直後に列車が通過し脱線転覆事故が発生したところだそう。
駅の西側には「列車転覆事故殉難の地」の碑が建てられているそうです。
なお起点の「粟生駅」(あお)から1駅で距離も3kmほどなので、輪行の際はこちらでもいいかも?


網引駅@Wiki


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合流してから1.5kmほどすすんだところで、突然こんな感じで道が途切れていました。
しかもこの先はカーブになっていて見通しが悪い!
交通量はやや多いので、ここで向こう側に渡るのは危ないので少し手前に戻ってから渡りました。
まだ起点と終点付近が未整備とは聞いていましたが、もう少しいい場所で途切れていてほしかったな~(^^;



自転車道が途切れたところからさらに800mほど進むと「山陽自動車道」の高架が頭上を横切ります。
ここからがちょっと迷いポイントなんですが・・・・・。
高架をくぐりぬけると、築堤に沿うようにして右に伸びる小道があります。
ここを進むと「権現湖」沿いにある自転車道へと出ることができます。
そのすぐ奥には「権現湖総合公園キャンプ場」への少し大きくて整備された入口があるので、お間違いなく。


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キャンプ場の駐車場へ通じる道の下をくぐるとすぐ湖畔です。
この日は薄曇でちょっともやっています。
紅葉もまだまだでしたね(注:取材日は2012年10月14日です)。


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湖面に映る山。
「権現湖」の西側にそびえる「城山」のようですね。
高圧送電線と鉄塔がはでに横切ってますが、これは場所柄からしてしかたないですね(^^;


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道なりに走っているうち、いつの間にやら「加古川右岸自転車道」へと入っていました。
これはその案内看板で、「ペニー・ファージング」と呼ばれる自転車をモチーフにしたデザインになっています。
500mごとに設置されているので道しるべとしてはありがたいんですが、残り距離は終点までの距離のみ。
今回のように河口に向かって走るとその距離表示がどんどん増えていくことになるので、ちょっと困ります(笑)
ちなみに全長は22.5kmとのこと。

「わがまち加古川60選 加古川右岸自転車道
 高砂海浜公園から加古川右岸沿いに北へ、権現ダムを経て志方東公園までのサイクリングコースです。
 距離は22.5km、所要時間は約2時間です。ほとんど平坦で舗装も良く、快適に走れます。
 途中にトイレや休憩所が設けられており、自分のペースに合わせて休みながらサイクリングを楽しめます。
 雄大な播磨灘、ゆったりとながれる加古川、自然豊かな権現ダムを眺めながら走ります。」


ペニー・ファージング@Wiki


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要所要所で自転車道の案内看板があるので迷うことはほとんどありません。
でも2~3か所ほどこっちでいいんだろうけど?というようなポイントがありました。
そんなときは交通看板の一番下に注目してみましょう。
裏側ですが、一番下にある看板の片側が三角形になっていますよね?
これが自転車道を表しているので、それがあるほうに進めばオッケーです(^^;


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ここまで走ってきたのは実は「加古川」の右岸側に沿って流れる支流「西川」沿いでした。
そして「東神吉町升田」というところで「加古川」と合流します。
これは合流する直前にある「導水管」の橋。
その少し上流側には「升田堤」(ますたつつみ)という「江戸時代」に造られたという堤防があるようです。

「升田堤
 「升田堤」は、万治元年(1658)から約三年をかけて、当時の姫路城主榊原忠次により築堤されました。
 加古川における最初の本格的な河川改修であるといわれ、現在の本堤の基礎となっています。
 築堤にあたっては三つの理由があげられます。
 第一は、当時の加古川は升田の前で東西二瀬にわかれていて、渡し場がふたつもあり、参勤交代をはじめ旅行者が難儀していたこと。
 第二は、下流の数々村が風雨のたびに洪水の被害に遭い苦労したこと。
 第三は、瀬をひとつにして中央に堤防を築くことにより、従来の河床やその周囲で、田畑が新しく開けることでした。
 完成後は、荒地が次々に開墾され、藩に大きな利益をもたらしました。」



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ここには「人道橋」も設置されていました。
これがないと下流側は約1km、上流側は約2kmも橋がないために大変不便なんですね。


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橋の上から河口方向を眺めます。
思わず橋を渡って対岸へと行ってしまいそうでしたが、目的のルートは「加古川右岸自転車道」という名前の通り右岸沿いに伸びています。
なので渡らずに元の道に戻って南へと走ることに。
すぐ右を併走しているのは「県道79号線」で、「万願寺川」からずっと続いています。


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そして河口付近。
もうすぐゴールというところで路面が緑色になってわかりやすくなりました(^^;


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ゴールの「県立高砂海浜公園」入口付近に到着。
川沿いにさらに「川の散歩道」という道が伸びています。
でも凸凹があるので、別のルートをたどることにしました。

高砂海浜公園・向島公園@高砂市


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公園の奥にある橋を渡ると「向島」という人工島へ。
その中央付近には石を積み上げた門のようなモニュメントがありました。
でも特に名前などがあるわけでもなく、ちょっと謎です。


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「向島」の西側の突端へ出ました。
島の北側には公園の砂浜が広がり、東屋が並んでいるのが見えます。


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そして南側は「瀬戸内海」が広がります。
相変わらず薄雲が取れないためにモヤモヤした感じなのがちょっと残念ですが(^^;
右手奥に見えるのは「小豆島」(しょうどしま)かなぁ??


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、加古川から明石海峡大橋を目指して走ります。
by sampo_katze | 2012-12-26 21:15 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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