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加古川から明石海峡大橋へ
東播磨の自転車道をハシゴするポタ・後編


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「おしゃれな"食堂"」


ここまで内陸を走ってきましたが、「加古川」の河口にある「高砂海浜公園」からは海の近くを東へと走ります。
でもその前に、「加古川」のご当地グルメ「かつめし」を食べて燃料補給していくことにしました。
これをはじめて知ったのは「姫路城」を訪ねたときのこと。
といってもそのときは名前を見ただけで、実際に食べなかったのでどんなものかもわからなかったんですが。
詳しいことは下記リンクにある「加古川かつめし物語」をご覧下さい。


表紙の写真は、昼ご飯をとった「ラッキー食堂」です。
ここは「加古川かつめし物語」で紹介されていたオススメの中の1軒。
そして今回のコースにもっとも近い場所ということで訪ねました。
建物は真新しくてなかなかおしゃれな雰囲気、中もきれいでよかったですよ☆
「国道250号線」沿いにありますが、店の前の道は一方通行になっているので要注意。


加古川かつめし物語
ラッキー食堂@食べログ


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メインメニューには「牛かつめし」「豚かつめし」「エビかつめし」の3種類があります。
「関西」では「牛かつ」が一般的ですし元祖もそうなので、「牛かつめし」の特上(1300円)をオーダー。

「かつめし」は単体で皿に盛られ、「茹でキャベツ」の代わりに別皿で「ポテトサラダ」が添えられます。
「デミグラスソース」がかかったアツアツのかつがうま~い(^^)
「ポテトサラダ」もおいしかったです。
お昼はサービスのドリンクもついてきますが、この日は暑かったので「アイスコーヒー」を。
満足満足☆

さて、お腹を満たしたら先へと進みます。
本来なら「別府鉄道」の廃線跡を利用した「松風こみち」を通るところなんですが、ちょっと迷った末にそこはカット。
「姫路明石自転車道」へ直行することにしました。


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「山陽新幹線」の高架下に伸びる「自転車道」(右側)。
って、どう考えてもこれはちょっと広い歩道にしか見えません。
もちろん実質は「自歩道」なので歩行者も通ります。
そして左右からの道と合流する前後は段差つきのスロープになっているし、何より対面通行だから走りにくいことこの上なし!
なので写真のように左の車道を走ることにしました。

でも・・・・・進めど進めど視線の先には延々と続く高架橋が。
さすがにうんざりしてきました( ̄△ ̄;
これなら海側を走る「県道718号線」を通った方がよかったかもしれません。


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「ラッキー食堂」から約6kmほど進んだところで「県道208号線」を右折し、海沿いにある「西二見公園」へ脱出。
さらに少し東へと進んだところでようやく海沿いへと出られました。
相変わらずの曇り空は残念ですけど、この開放感を待っていたのでホッとしました(^^;


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海岸沿いにあった瓦を積み上げてできた壁。
ものすごい枚数が使われているようですが、一体どれくらいあるんでしょうね?
そして、どうしてこのようなものを作ったのかも気になります。


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瓦の壁から海沿いに進むこと約4km。
「江井」(えい)というところで、ついに「明石海峡大橋」がうっすらとですが見えました!
ちなみにこの地名には次のような由来があるそうです。

「江井島
 むかし、江井島一帯は「嶋」(しま)と呼ばれていました。
 この「嶋」に港をつくった行基(ぎょうき)というお坊さんが、海上安全の祈とうをしている時、
 港の中にタタミ二枚ほどもある大きな「エイ」が入ってきました。
 村びとたちは、気味悪がってエイを追い払おうとしましたが、いっこうに去ろうとしません。
 行基がエイに酒を飲ませてやると、エイは、満足そうに沖へ帰って行きました。
 このことがあってから、だれいうとなく「エイが向かってくる嶋 ~ 鱏向島(えいかじま)」と
 呼ばれるようになったということです。
 また、江井島一帯はむかしから「西灘の寺水」(にしなだのてらみず)と呼ばれる
 良い水の出るところとして知られています。
 そこで、「ええ水が出る井戸のある嶋」がつまって「江井島」になったともいわれています。」

※説明板より引用


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海沿いに伸びる道。
結構せまいですし、人通りもそれなりにあるのでのんびりと進むことにします。
ここまで結構走ってるので疲れてきている、というのも否定しませんが(苦笑)


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「江井」からは淡々と海を横目に見ながら走ります。
そして「江井」から9kmほどで「明石」に到着。

港ではここから「淡路島」北端の「岩屋」へ至る高速船「まりーんふらわあ2」が出航するところでした。
現在「本州」と「淡路島」を結んでいる航路はここだけ。
この船には「自転車」を乗せることはできるので「輪行」も可能です。

淡路ジェノバライン


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「国道28号線」を西へ2kmほど進んだところに「大蔵海岸 こども広場」があります。
ここに展示されているのは冒険家「堀江謙一」氏が建造した「MALT'SマーメイドⅡ号」
「ペットボトル」やステンレス製の「ビア樽」をリサイクルしてできた素材を使用、
太陽と風を利用して電力を得て海上生活を送れるようになっているそう。
これで「太平洋」を横断したって・・・・・スゴイですね!


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園内にはこんな「タコ時計」も。
めちゃくちゃリアルにできてますね(^^;


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公園の東端へ。
ここは「明石海峡大橋」がきれいに見えるポイントです。


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そんな絶好のロケーションにある「CoCo壱番屋」「朝霧国道2号店」
海側はカウンター席になっているようです。
ここで食べるカレーは一味違ってくる・・・・・かも?
ということで入ってみたかったんですけど、さすがに昼ご飯が遅かったですからね~。
今回はあきらめることにしました。

CoCo壱番屋 朝霧国道2号店@食べログ


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ゴールの「明石海峡大橋」までは2kmほど。
ここは「国道2号線」を走ります。
で、途中海側に伸びる小道に入ったら波打ち際から橋を見上げられる場所がありました。


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橋をくぐり抜けて「県立舞子公園」へ。
橋の真下にあたる場所なので、まずはお約束の1枚。

舞子公園


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敷地内にあった「メビウスの輪」のようなモニュメント。
「夢レンズ」というタイトルがついています。

「モニュメント 「夢レンズ」
 三種の異なった石肌によるメビウスの輪は人、自然、科学を、
 そして明石海峡大橋が結んだ本州と淡路、四国を表しています。
 この三つの相が調和し、円空から未来への発展を展望しています。
                          彫刻家 牛尾啓三

 平成10年4月5日我が国の土木技術を結集した世界最長の"夢の架け橋"明石海峡大橋の完成により、
 神戸淡路鳴門自動車道が全線開通しました。
 これを契機に、今後ますます人・モノ・情報の交流が期待されるとともに21世紀にかけた新しい夢が広がります。
 この夢を技術的な可能性と国土開発、国民経済の見地に立った必要性の理論づけを行って提唱したのが原口忠次郎博士であります。
 半世紀の技術の結晶として完成した明石海峡大橋の生みの親である原口忠次郎博士の偉業に思いをはせ、
 明石海峡大橋架橋5周年にあたり、記念の碑を建立しました。」



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「夢レンズ」を通して「明石海峡大橋」をのぞいてみました。
もうちょっと寄ってもよかったかな?


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対岸には「淡路島」が見えます。
そうこうしているうちに、雨が降り出しました。
降るなんて聞いてなかったんですが、とりあえず橋の下で雨宿りができるのでしばらく待ってみることに。


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橋の東側に建つ洋館は「孫文記念館」です。
橋の下で雨を避けながら手持ちで撮りました。
三脚があるので使えばよかったんでしょうけどね(^^;

「孫文記念館(旧称:孫中山記念館) ~移情閣~
 孫文記念館は中国の革命家であり思想家の孫文(1866年~1925年、号は中山または逸仙、英文名Sun Yat-sen)を記念する
 日本で唯一の博物館である。
 この建物は神戸で活躍した中国人実業家、呉錦堂(1855年~1926年)の別荘[松海荘]を前身としている。
 還暦を迎えた同氏は当時の建築の粋を尽くして増築した八角三層の楼閣に、故郷への想いを込めて[移情閣]と命名した。
 松海荘の本館には1913年(大正2年)3月、準国賓として来日中の孫文が、神戸在住の中国人および財界有志による
 歓迎昼食会に招かれて立ち寄った。
 本館はその後、神明国道(現国道2号線)の拡幅により撤去されたが、移情閣と付属棟はそのまま残された。
 戦後は神戸華僑総会によって管理され、1982年(昭和57年)に日中国交正常化十周年を記念して兵庫県に寄贈された。
 孫文ゆかりのこの建物は1984年(昭和59年)11月12日に孫中山記念館として一般に公開された。
 1991年(平成3年)、明石海峡大橋の建設にともなって建物は解体されたが、2000年(平成12年)3月25日に復原工事が完成し、
 同年4月21日から孫中山記念館として再び公開された。
 この記念館では、神戸との関わりを中心とした孫文の生涯、呉錦堂の事業、移情閣の復原などについて展示がおこなわれている。
 移情閣は1993年(平成5年)12月10日、兵庫県の「重要有形文化財」に、2001年(平成13年)11月14日には国の「重要文化財」に指定された。
 建物は木造軸組に、外装材として無筋中空のコンクリートブロックを緊結して積み上げた構造となっている。
 コンクリートブロックを用いた建物としては最初期のものであり、その構造や技術を伝える遺構として重要である。」




さて、しばらく待ってばやむだろうと思ってたらなかなかやむ気配がありません。
そこでケータイで予想を見てみると、2時間ほど先までやむどころかやや強くなる見込みになっていました。
雨の中を走るのがイヤだったので橋の下に入ったのに、このままでは逆効果に。
仕方ないので小雨のうちに「舞子駅」まで走ることにしました。
っても、目と鼻の先なので助かりましたが(^^;


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駅前で「Brompton」をたたんで輪行状態にしたら改札口へ。
2階のデッキから眺めると、橋がライトアップされていました。
せっかくなので「ライブビュー」+「露出ディレイモード」を使用して手持ちで撮影。
今回は絞りF5.6、シャッタースピード1秒にしました。
雨が降ってなければ、ちゃんとしたところで三脚が使えたんですけどね・・・・・残念!

その後「山陽本線」で「三ノ宮駅」へ移動、1泊して翌朝帰京しました。



今回のルート(走行距離:91.2km)
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「神戸電鉄粟生線」「志染駅」(しじみ)をスタート。
ほぼ川沿い、海沿いを進むルートなので内陸部を通っているにも関わらず、アップダウンはほとんどありません。
後半は「自転車道」がメインとなるので、車を気にすることなく走れるのもいいですね。

全長が90km強と少々長いので、「JR加古川線」などの「粟生駅」(あお)をスタート。
「権現湖」「加古川」市内と経由するショートルートがいいかもしれません。
また今回は寄らなかったんですが、ゴール近くの「明石」で名物「明石焼き」などを堪能したいところですね。


20枚目 PC画面キャプチャ
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、今年最後の更新(物欲?)です。
by sampo_katze | 2012-12-28 21:05 | Brompton+西日本 | Comments(0)


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