葛西臨海水族園へ行こう!編・第3回
2階の「レクチャールーム」で開催されていた「春の企画展」の「北極・南極展」。 小規模ながらも充実した内容で、とても興味深い展示でした。 じっくり時間をかけて見ていたいところですが、あまり時間をかけるとほかを見ている余裕がなくなるので先へ進みます。 「葛西臨海水族園」は3階から入場し、2階~1階の順に下りていきます。 下層ほどエリアは広く、展示内容も多くなっていきます。 つまり最初に時間をかけすぎると後が大変ということですね(^^; 表紙の写真は、2階から1階へと通じる階段から撮った館内の目玉展示の1つ「アクアシアター」です。 ここは入口のシンボルドームの下にある巨大なドーナツ型をした水槽。 「サメ」に続く「大洋の航海者」の第2弾として「クロマグロ」をはじめとした大型回遊魚を展示しています。 ただ魚の動きが非常に速いためにAFも追いつきませんし、何よりファインダーに収めるのも大変! ということで外観だけでおしまいです(笑) マグロ@Wiki blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 1階に下りると「アクアシアター」の目の前に出られます。 ですが、冒頭に書いた通りなので華麗にスルー(笑) ここからは大きく7つに分けられた「世界の海」のエリアに入ります。 まずは世界で最も広く、また「日本」の東~南へと広がる「太平洋」からスタート! 「太平洋Ⅰ 太平洋は、世界の海の面積の45%を占める世界で一番広い海です。 赤道近くには、南シナ海やグレートバリアリーフ、ハワイ諸島、バハカリフォルニアなど、 一年中温かい海が東西に広がっています。 太平洋の北と南の端は、北極と南極の二つの極洋に接した冷たい寒帯の海です。 熱帯の海と寒帯の海にはさまれたところは、チリ、オーストラリア南部、日本などがある温帯の海です。 それぞれの海は水温などの環境が大きく違い、独特の生物がみられます。 太平洋はとても広く、変化に富んだ海です。」 岩場に縦向きになって張りついていたのは「ハゼ」の仲間の「ブラックアイゴビー」。 金色っぽい外観なのになんでブラック?と思われるかもしれませんね。 英名は「Blackeye goby」で、直訳すると「黒目沙魚」(くろめはぜ)。 でもあまり特徴をとらえてるように感じないんですが(^^; 岩陰からヌーッとその巨大な姿を現したのは「ハタ」の仲間の「タマカイ」。 あまりの大きさとちょっと混雑していたこともあって、後ろの方が隠れてしまってますが(^^; 名札には「全長120cm」と記載されていました。 昨年の9月に「福島県いわき市」にある「アクアマリンふくしま」を訪ねたときにも会いましたが、悠然と泳ぐ姿は圧倒的です。 タマカイの全身像はこちらでどうぞ(記事の最後にいます) 2012年11月4日の記事 営業再開から約1年・アクアマリンふくしまへ(初訪問ですが) 名札がなかったので「WEB魚図鑑」の「さかなBBS」にお願いしたところ、「ギチベラ」という回答をいただきました。 体色の変化が非常に多いとのこと。 画像検索をかけてみると本当に様々な色があって、同定は難解ですね(^^; よく見ると、口先から「胸びれ」の下にかけて何やら別の器官のようなものがついているように見えますね。 実はここにはちょっとした秘密が隠されています。 詳しくは2つ目のリンクにある動画をご覧ください。 WEB魚図鑑 衝撃映像!エサを食べるギチベラ(須磨海浜水族園)@YouTube この写真ではわかりづらいですが、「背びれ」の先端にある黒点のあたりから後方に長く伸びる「トゲ」があります。 トゲチョウチョウウオ@Wiki 「トゲチョウチョウウオ」の後ろで顔が隠れているのは「クギベラ」のメス、 手前にいる2匹の「ハゼ」の仲間は「サザナミハゼ」です。 「サザナミハゼ」は砂底で、砂を吸い込んでは「えら」から砂をはき出すという行動を繰り返していることが多く 見ていて面白いです(^^) 環境によって体色を変えることができるそうで、このときはご覧のように「縦じま」でした。 でもここで初めて見たときは全体が黄色だったんですよ。 ヘラヤガラ@Weblio辞書 ヘラヤガラ科@Wiki 学名の「Aulostomidae」は「ギリシア語」の「aulos」(フルート)+「stoma」(口)から来たものだそう。 確かにこの姿を見ていると「フルート」や「クラリネット」のようです(^^) 太いくちばしのような形をした口先が特徴的です。 ブダイ科@Wiki 「お~い、こっちだよ~☆」なんて呼びかけているような感じでした。 さて「太平洋」のエリアは、範囲が広いためか2つに分けられています。 後半は東側と「オーストラリア」周辺海域です。 「太平洋Ⅱ 太平洋は、世界でいちばん古い海です。 インド洋や大西洋は大陸が移動してできた歴史の新しい海ですが、太平洋は何億年もの昔からずっと海の生物を育んできました。 この広大で歴史の古い海では、昔から最も多様な生物が繁栄してきました。 その中でも、熱帯太平洋の中心部ともいえる東南アジアの海は、イシサンゴ類や魚類の種類が多い海として有名です。 ハワイ諸島やオーストラリア南部などは、他では見ることができない固有の生物が多いことで知られています。 太平洋は多様な生物がすむ、とても豊かな海です。」 「オールドワイフ」(手前)と「マグパイパーチ」です。 どちらも白と黒または褐色の横じまがはいっていますね。 オールドワイフ@Weblio辞書 この日は底の方でまどろんでいて、動いてくれませんでした(^^; 名前の通り青がとても美しい魚なんだそうですが、残念ながら近くに来てくれません。 仕方ないので真正面からのを。 ブルーデビル@Weblio辞書 隠れ名人のウェスタンレッドスコーピオンコッド@東京ズーネット 砂に掘った穴を隠れ家としていて時折外に出てくるんですが、この日は穴に入ったままでした。 左の鼻が膨らんでいるように見えますが、ケガでもしているんでしょうか。 ちなみに前回2009年10月に訪ねたときは「オス」が卵を口の中に入れて守っている様子が見られました。 そのときの様子はこちら(後半にあります) 2009年10月24日の記事 変装名人の魚たち ファインスポッテッドジョーッフィッシュ@Weblio辞書 すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、大西洋のエリアです。
by sampo_katze
| 2013-05-14 20:20
| 水族館
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