大阪の交通科学博物館を訪ねよう!編・第10回
![]() 「交通科学博物館」の第7室は、「鉄道」以外の乗り物のあゆみについて展示しています。 入口側から「船」、「飛行機」ときて今回の「自動車」という順になっています。 「船」や「飛行機」はその大きさから模型がほとんどで、実機は「小型飛行機」2機のみ。 ですがこの「車」のエリアは実車が数多く展示されているのでなかなか楽しいです。 今回は「二輪車」がメインですが。 表紙の写真は、「イギリス」産まれの「自転車」(模造)です。 レトロな「自転車」というとこれが頭に浮かびます。 一応これも「二輪車」なので、展示されているんですね(^^; このスタイルからは想像できませんが、「ロードバイク」並みに走ることができるんだそう。 もっとも重心は高いのでバランスがとりづらいですし、そもともの乗車位置が高いので乗るのも降りるのも大変。 落車、転倒でもしようものなら・・・・・(汗) 乗りこなすのは相当大変みたいですね。 ペニー・ファージング@Wiki blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 ![]() 両サイドにある車両は現在でも見かけるスタイルですが、中央にあるのはちょっと驚きました。 ![]() 国産ではなく「ベルギー」製だそう。 「業務用自転車」に「エンジン」を乗せたような雰囲気でしょうか。 ほかの車両もそうですが、詰め込まれているので全体を見るのがちょっと難しいのが難点ですね。 「FN号 製造年代 大正末~昭和初期 明治・大正時代、日本のオートバイの主力は、もっぱら輸入品であった。 このFN号は、ベルギーのメーカーで製造されたものである。 エンジンの動力を、回転軸(シャフト)によって伝えるシャフトドライブを採用しており、 点火装置はボッシュ社製の電気式、後輪にはドラムブレーキを備えている。 ヘッドライトは、アセチレンガスで点火していた。 エンジン種類 空冷・4サイクル 配列、気筒数 直立、単気筒」 ※説明文より引用、以下同じ ![]() 「トップチューブ」の下に角型の「燃料タンク」がついています。 手前は1953年から製造された「ダイヤモンドフリー」。 「燃料タンク」が丸みを帯び、「前三角」に取りつけられている「エンジン」と相まって いかにも「バイク」といった外観になっていますね。 「ダイヤモンドフリー 製造初年1953(昭和28)年 1950年代半ば当時、バイク・モーターのなかでは最もパワフルだといわれていた。 変速2段を駆使することによって60km/hの最高速度を誇り、 1953(昭和28)年の第1回富士登山レースで優勝を勝ち取るなど、各地のレースでも活躍した。 エンジン形式、種類 DF型、空冷・2サイクル 配列、気筒数 直立、単気筒 総排気量 58cc 最高出力 2PS/4,000rpm 最高速度 60km/h」 ![]() 「業務用自転車」に「エンジン」を取りつけただけのようなシンプルな構造で、「ペダル」もちゃんと(?)ついています。 まさに「原動機付自転車」ですね。 「ジュピター・バイクスター(BSモーター) 製造初年1954(昭和29)年 1954(昭和29)年の生産開始から、1957(昭和32)年にかけて、エンジンの性能が高く評価され、 爆発的に売れたバイク・モーターである。 バイク・モーターとは、自転車に取り付ける小さなエンジンで、簡単な構造のバイクであり、 「原動機付自転車」のルーツであった。 1950年代(昭和20年代後半~昭和30年代前半)に流行し、本格的なオートバイが普及するまで活躍した。 エンジン形式、種類 BSモーター41型、空冷・2サイクル 配列、気筒数 倒立、単気筒 総排気量 35cc 最高出力 0.85PS/4,000rpm 最高速度 40km/h」 ![]() 左が「メグロ レックス Y-2」、右が「ホンダドリーム300 CP77」の「白バイ」仕様?です。 「メグロ レックス Y-2 製造初年1957(昭和32)年 排気量250ccの経済性と、500ccのデラックスさを兼ねそろえた中間型として発売されたオートバイである。 エンジンには、同じ年に発売された同社のセニアT2(650cc)で初採用された、 「センダイトメタル」という高品質の鋳鉄が使用され、16馬力の出力が可能となった機種であった。 目黒製作所は、1925(大正15)年に設立された鈴木鉄工所が前身である。 戦後は4サイクル350cc以上の大型バイク製造を得意としていたメーカーであった。 昭和30年代に入ると、250ccの流行や、大量生産化の波に押されていき、昭和39(1964)年に 川崎航空機工業に吸収合併、その伝統と技術はカワサキ車に受け継がれていった。 エンジン形式、種類 Y型、空冷・4サイクル 配列、気筒数、弁方式 直立、単気筒、OHV 総排気量 348cc 最高出力 16.5PS/5,400rpm 最高速度 100km/h 車両重量 183kg」 「ホンダドリーム300 CP77 製造初年1961(昭和36)年 1961(昭和36)年に登場した、ホンダのオートバイである。 じょうぶなフレームとエンジンを備えた、すばらしい性能で好評を得ていた。 優秀な高速性と安定性の良さから、白バイ(交通取締用自動二輪車)をはじめ、 救急や報道などの特別な業務用としても広く利用されていた。 この展示品は、昭和40年頃から白バイとして北関東地区で使用されていた車両である。 エンジン形式、種類 CP77E型、空冷・4サイクル 配列、気筒数 前傾、2気筒 総排気量 305cc 最高出力 28.5PS/9,000rpm 最高速度 140km/h 車両重量 170kg」 ![]() 国内向けのエンジンを換装して大きな出力を得られるようにしたようです。 そのままだと非力なのかな?(^^; 「三菱シルバーピジョン 製造初年 1960(昭和35)年 国内用スクーター「シルバーピジョンホビー」の車体に、大型エンジンを搭載した輸出用のスクーターである。 この系列のスクーターは、アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどに9,400台ほどが輸出された。 エンジン形式、種類 C74型、空冷・4サイクル 配列、気筒数、弁方式 直立、単気筒、OHV 総排気量 192cc 最高出力 5.7PS/4,800rpm 車両重量 143kg」 ![]() これも「ペダル」がついていますが、「エンジン」のスターターの役割をしているとのこと。 最高時速は25kmとほぼ「自転車」並みです。 「リトルホンダ 製造初年 1966(昭和41)年 世界最小のOHC(オーバーヘッドカムシャフト)エンジンが取り付けられ、 始動は自転車のようにペダルを踏むだけで、運転操作も簡単であった原動機付自転車である。 最高速度は25km/hほどで、当時の流行歌やフランス映画にも登場するなどして、女性からも人気を博していた。 本体価格は、当時のお金で29,800円であった(当時の大卒初任給の平均が約24,900円)。 エンジン形式、種類 CP25E型、空冷・4サイクル 配列、気筒数 単気筒、OHC 総排気量 49cc 最高出力 1.2PS/4,200rpm 最高速度 25km/h 車両重量 45kg」 ![]() これは「ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン」(複製)で、「ガソリンエンジン」で走る世界最初の「自動車」です。 三輪ですが。 「パテント」とは「特許」のことで、「自動車」に関する世界最初の「特許」も取得しています。 複製とはいえ、ちゃんと動くようですね。 実際に走行する様子を見ることができるかどうかはわかりませんが、イベントなんかで見られるのかな? 「ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン(複製) 世界最初のガソリン・エンジン自動車です。 カール・F・ベンツ〔ドイツ〕が1885年に制作し、1886年1月に特許を取得しました。 ベンツが開発した4サイクル式のガソリン・エンジンを、自動車用に設計した鋼管製シャーシに搭載したもので、 この三輪車は一部改良され、ベンツ・パテント・モートルヴァーゲンの名で販売されました。 この展示車両は、ダイムラー・ベンツ社が実物の車をもとにすべて忠実に再現して制作した複製(動態)車です。 実物はドイツ博物館(ミュンヘン)に保存・展示されています。」 カール・ベンツ@Wiki ![]() 「エンジン」はかなり小型です。 シンプルで軽量な「ボディ」なので、これでも十分なんでしょうね。 というか、あまり大きいのは載せられないか(笑) ![]() 「駅馬車」のような外観をしているな~と思ったら、実際「馬」の代わりに「エンジン」で走るというものらしい(^^; 「四輪」で走る「自動車」としては世界初です。 右は「フォード1号車 1896年 アメリカ」。 詳細は不明です(苦笑) ゴットリープ・ダイムラー@Wiki ![]() 先述の「1号車」から30年後の1927年に登場しました。 「フォード」では「A型」から順にモデル名をつけており、この1つ前は有名な「T型」です。 となるとこの車は「U型」となるところですが、原点に立ち返るという意味も込めて「A型」となったんだそう。 「T型」が良くも悪くも約20年という長い間販売されて続けていたことも影響しているようですね。 フォード・モーター@Wiki すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、国内の自動車です。
by sampo_katze
| 2013-10-17 20:20
| 博物館・美術館
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