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交通科学博物館の鉄道展示のいろいろ
大阪の交通科学博物館を訪ねよう!編・最終回


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「夢の超特急・第1編成」


今回は「交通科学博物館」編の最後ということで、カテゴリ分けができなかった鉄道展示を一括で紹介します。
要は在庫処分ですね(^^;

ところで、ここは来年3月に閉館し2016年に「京都梅小路」でリニューアルオープンすることが決まっています。
ですが、この記事を書いている10月の時点ではまだ詳細は明らかになっていません。
いずれにしても閉館まで残りあと半年を切っていますので、訪問はお早めにどうぞ!


表紙の写真は、第1展示室の北側エリア(各展示室から見ると奥側)に展示されている「0系新幹線」です。
量産先行車として登場した第1編成のうちの4両(先頭車2、普通席&ビュッフェ車1、グリーン車1)が展示されています。
「リニア」エリアにあるこちらは「東京駅」側の先頭車「22-1」で、車内に入ることができます。

「鉄道記念物 0系新幹線車両(21-1、16-1、35-1、22-1)
 昭和39(1964)年10月に開業した東海道新幹線は、当時世界最速の210km/hでの営業運転を実現し、
 世界の高速鉄道のさきがけとなった。
 東海道線の輸送力増強のために在来線とは別線で建設され、また、高速走行を目指し
 軌間も従来の狭軌(1,067mm)ではなく標準軌(1,435mm)が採用された。
 更に、高速運転に対応した架線方式や新たな信号システムの採用、道路との完全立体交差など、
 従来の鉄道の技術・仕組みを一新するものであった。
 0系新幹線車両は、「新幹線」という高度な鉄道システムの原点であり、また第二次世界大戦後の
 日本の高度成長の象徴でもある。
 昭和47(1972)年3月には新大阪~岡山間、昭和50(1975)年3月には岡山~博多間が開業し、
 東海道山陽新幹線が全通した。
 0系新幹線車両はこの輸送を担うため、昭和61(1986)年までに合計3,216両が製造された。
 その後、後継車両の開発、導入により、平成11(1999)年9月には東海道新幹線から引退し、
 平成20(2008)年11月には山陽新幹線からも引退することとなった。
 当該車両は開業時の各形式のトップナンバーを付した4両であり、約600万kmを走行した後、
 昭和53(1978)年3月に引退し、その後は当館で保存・展示されている。
 平成19(2007)年8月には、社団法人日本機械学会の機械遺産に認定された。

 諸元
  21-1 (制御電動車)        定員 75人 全長 25,150mm 全高 3,977mm 重量 57.6t
  16-1 (中間電動車:特別車)    定員 68人 全長 25,000mm 全高 3,975mm 重量 55.1t
  35-1 (中間電動車:ビュッフェ車) 定員 40人 全長 25,000mm 全高 3,975mm 重量 56.0t
  22-1 (制御電動車)        定員 80人 全長 25,150mm 全高 3,977mm 重量 57.4t

 共通
  1時間定格出力(1ユニット) 1,480kW 歯車比 1:2.17 動輪直径 910mm 電気方式 交流25,000V」

※説明板より引用、以下同じ


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わくわくしながら「22-1」の車内へ。
でも、改装されて「シアター」になっていて・・・・・ちょっと残念(--;


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2両目は「ビュッフェ車」(35-1)ですが、入ることはできません。
その奥の3両目「グリーン車」(16-1)も同様で、こちらは見学フロア(線路と同じ高さ)から側面を見るだけにとどまります。
ただ窓からのぞいて見える限りでは、車内は当時のまま残されているようです。


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乗降口付近。
内装がクリーム色に塗られていて、どこかなつかしい雰囲気を感じます。


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「1000形新幹線試作車」の模型。
右下の量産型「0系」と比べるとディテールが微妙に異なりますが、基本的な外観は踏襲されていますね。
ほかにも「新幹線」にまつわる様々な資料が展示されていました。

新幹線1000形電車@Wiki


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絶滅危惧種(?)の「パタパタ式」の発車案内表示。
正式には「反転フラップ式」というそうですが。
国内では「LED式」が普及したためにお役御免になっているのが多いですね。
「東海道新幹線」では最後まで残っていた「三河安城駅」から今年1月に姿を消して絶滅しています。
列車の発車後にパタパタと表示が変わる様子はなかなか面白かったんですが。
なお、これは「名古屋駅」で実際に使われていたものだそう。


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その設定パネル。
ボタンだけでなく「紙テープ」によるデータ読み取りも可能だったんだそう。

「新幹線電車用発車標(出発案内) 1972年
 名古屋駅で使用された新幹線電車の出発案内の表示である。
 操作盤の押しボタンスイッチで列車種別、列車番号、時刻、行先などを入力して表示させるが、
 これらの情報を、紙テープに穴をあけて記録し、読み取り装置によって自動的に表示することもできる。」


「記録媒体に紙テープ?」という方はこちらをどうぞ。
コンピュータ博物館
紙テープ・カード入出力装置@コンピュータ博物館


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前頭部のみの展示となっている「151系こだま」
こちらは「運転席」に入ることもできます。
「バックミラー」がついているところも特徴ですね。
実物のカットモデルと思ってたんですが実際は「モックアップ」、つまり実物大の模型なんだそう(^^;
台車はさすがに本物らしいですが。


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こちらも風前のともしびとなっている「寝台特急」「ヘッドマーク」(一部)。
かつてはたくさんの列車が各地に向けて走っていて、特に「東京駅」「九州」各地を結ぶ列車は憧れでした。
このうち「はやぶさ」「東北新幹線」の最速列車として復活。
「大阪」と「新潟」を結んでいた「つるぎ」「北陸新幹線」のシャトルタイプとして復活します。


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それも末期には2列車が併合されて走るようになったため、このようなマークも登場しました。
うまく組み合わせてはあるものの、今見てもやっぱりビミョ~・・・・・(--;


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「修学旅行専用車両」として登場した「155系」
黄色とオレンジのツートーンという明るく目立つ配色になっています。

国鉄155系・159系電車@Wiki


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座席はいわゆる「ボックスシート」
ただし「網棚」の配置が一般車とは異なり、線路に対して直角になっているのが特徴です。
ボックスあたりの荷物スペースを確保するのが狙いだったようですね。
出し入れもこちらの方がやりやすいメリットもあるのかな?


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「急行」「愛称サボ」
こちらも実に多くの列車が走っていたんですね。
残念ながら現存する愛称は1つもありません。


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「大阪」近郊を走っていた列車の変遷。
詳細は長くなるので省きます(^^;


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「貨車」の模型。
左上は一般的な「無蓋車」(むがいしゃ)の「トラ55000形」で3000両以上が製造されました。
右上は「鉄鋼コイル」専用の「トキ1000形」です。
「アコーディオン」のように開閉する幌が特徴ですが、高価なうえに保守も大変なことから製造は5両にとどまっています。
手前は「タンク車」「タキ50000形」で、上の2種と比べてみるとわかるとおり長い車体が特徴。
積載量を増やすことを目的とし初の50t積載を実現しましたが、その長さがアダとなり汎用性は低くなってしまいました。
現在の主力車両は45t積みですが、全長は短くなっています。


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かつては積荷に応じた様々な「貨車」が造られ、編成はバラエティに富んでいました。
駅を通過するときなどは見ていて飽きないものでした。
近年は輸送効率を上げるため「コンテナ」が主流になっています。
専用貨車ですとターミナルで積み替えが大変ですが、「コンテナ」ならそのまま移動させればOKですからね。
これも従来は「国鉄コンテナ」ばかりでしたが、企業独自の「コンテナ」が増えてきてなかなか面白いです。


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「国鉄」から「JR」へと転換される1987年(昭和62年)3月31日から4月1日かけて運転された「旅立ちJR」の「ヘッドマーク」。
「JR西日本」の列車は最後尾に「展望車マイテ49 2」を連結するという超豪華版でした。


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1987年3月発行の「JNR編集時刻表」
「JNR編集」版はこれが最初で最後です。
翌月から「JR編集時刻表」、翌年5月以降は現在と同じ「JR時刻表」と書名が変わっています。

わたしも当時1冊持っていましたが、しばらくして処分してしまいました(^^;
今思えばちょっともったいないことをしたかな~、と。
ただ当時の「鉄道ファン」(No313~315)は手元に残っています。
巻末に「バックナンバー」の在庫が出ているんですが、翌月号にはどちらも「品切れ」となっていて驚いた記憶が。
その後も増刷されることなく完売御礼となったようですね。


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「動物」たちの生態から「マナーアップ」を呼びかける「オレンジカード」
月替わりで発行されていたようです。
この手のものとしては「営団地下鉄」「東京メトロ」のポスターもありますね。
なかなかウィットに富んでいて、面白いものが多いです。


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最も小さい鉄道模型である「Zゲージ」「ジオラマ」
「メルクリン社」製でしょうかね。
一般的な「Nゲージ」よりもさらに一回り小さいのですが、とてもよくできています。


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そして「レゴ」も。
「シティ」シリーズで作りあげた町のようですね。
もはや「ブロック」という領域を超えてしまっています(^^;

LEGO.comホーム


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最後は屋外展示車両。
この日はとても暑かった(取材日は7月27日!)なのでほとんど撮っておらず、唯一といっていいのがこの「D51-2」
「煙突」から後ろ方向に丸みを帯びたカバーが取りつけられているのが特徴で、初期型の95両がこの形。
カバーの形から通称「ナメクジ形」と呼ばれます。
そのとなりは「C62-26」「準鉄道記念物」に指定されている「キハ81-3」が並んで展示されています。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


いよいよ閉館へのカウントダウンが始まった「交通科学博物館」。
屋外展示の一部車両に修繕がなされるようで、移設に向けての準備も進むようです。
また年明けには「さよなら企画展」が予告されていました。
詳細はまだわかりませんが、1月にもう1度訪ねてみたいところです。


次回から新シリーズ、リニア・鉄道館を訪ねます。
by sampo_katze | 2013-10-21 20:35 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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