多様化の実例~チョウ+αを例に
国立科学博物館・地球館を訪ねよう!編・第3回


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「高山のチョウたち+2」


中断していた「国立科学博物館」編、今回から再開です。

前回(1月18日)まで「海」および「陸上」のいろいろな生き物たちを紹介してきました。
一口に「海」や「陸上」といってもその環境は様々で、「ニンゲン」にとって過酷と思えるところでも
長い進化の過程で適応させてきました。
まぁ「ニンゲン」も技術を駆使して対応することはできますが、生身では無理ですからね(^^;
さて、ここからは近隣種であるのに多様な姿形をした生き物を代表して「チョウ」を取り上げます。

「驚くべき多様化を果たした生き物たち。
 互いに近縁な関係にありながら、姿かたちや生態を著しく多様化させた生物群がある。
 いずれも、さまざまな要因があって種分化(しゅぶんか)を果たしたもの、
 あるいはその途上にあるものである。
 しかし、これらは生物多様性の一部にすぎず、いまだに知られていない多様性が地球を広く覆っている。」

※説明文より引用、以下同じ


表紙の写真は、「高山」エリアに展示されている「チョウ」です。
これは近隣種群ではありませんが、「高山」のも大小さまざまな種類が生息しているんですね。
下の2匹は「チョウ」ではなく「オサムシ」の仲間ですが。

「チョウ」についてはこちらのサイトをどうぞ
ぷてろんワールド


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これは「カラスアゲハ」の仲間たち。
その名のイメージの通り一見地味なものから美しい羽を持つものまで、たくさんの亜種がいます。

「カラスアゲハ亜属(あぞく)  節足動物門 昆虫綱(こんちゅうこう)
 カラスアゲハ亜属は、アジアからオセアニア地域に広く分布する美しいアゲハチョウのなかまで、
 24種ほどが知られている。
 それぞれの種は地域ごとに異なる色や模様をもつ数多くの亜種に分けられる。」



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これは「日本」近辺の「カラスアゲハ」。
「前翅」には白くて細いラインがあり、「後翅」には暗青色のグラデーションと端部の赤い蛇の目模様。
こうして改めてよく見てみると、意外にもと言ったら失礼ですが結構きれいですね。


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輝くような青い模様が特徴の「ルリモンアゲハ」
上の「カラスアゲハ」と比べると「後翅」にあるやや大きめの青い模様が目立ちます。
蛇の目模様は少なめで、「前翅」のラインも光沢のある緑がかった色をしていますね。


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さらに青い部分が大きくなり、「前翅」まで広がった「オオルリアゲハ」
その大きさはまちまちですが、もっとも目立つポイントであることは間違いなし。
中段のは端部の蛇の目模様も青くなっています。
個人的には右上や左上のやや濃いめのが好みですね。


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さて、場所を変えて「地球の多様な生き物」フロアの一番奥にある「系統広場」へ。
ここには「植物」「魚介類」などなど、さまざまな種類の生き物が展示されています。
もちろんその中に「チョウ」も含まれています。

これは「アゲハチョウ科」の仲間。
左上にいるのはおなじみ「アゲハチョウ」または「ナミアゲハ」です。
一時期、地の色が黄色っぽいのを見かけて「キアゲハ」と勘違いしていたこともありました(^^;

見分け方は色ではなく、羽の付け根の部分にあります。
「ナミアゲハ」は全体がしま模様になっていますが、「キアゲハ」は付け根部分がしま模様がなく黒っぽくなっています。
確か、以前に当ブログでも間違ったままアップして指摘をいただいたことがありまして(汗)


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こちらはかなり大型の「アゲハチョウ科」の仲間。
上段は左から「メガネアゲハ」「アカメガネアゲハ」「アオメガネアゲハ」
「前翅」はずいぶん大きくて、全体のシルエットは逆三角形風。
飛翔速度はかなり速そうです。
順番はちがいますが「R・G・B」の三原色になってますね(^^;

そして下段は左が「ゴライアストリバネアゲハ」のオス、右はメスです。
特にメスは現存する「チョウ」の中では最大級なんだとか。
その存在感は他を圧倒しています。


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そして光沢のある美しい羽根を持った「タテハチョウ科モルフォチョウ属」の仲間。
特に上段は羽全体が輝いて「ラメ」のようです。


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ちょっと毛色を変えて「クワガタ」の仲間。
横並びの1列はすべて同じ種類なんですが、「大あご」の大きさのちがいでオスメスの違いと判断してしまいそう。
って、これ全部オスなのかな??

「アルケスツヤクワガタ
  フィリピンに分布し、オスは体長10cmを超える。
  オスには大あごの形によって4つの型が知られている。

 クベラスヤクワガタ
  中国南部など広範囲に分布。
  最大8.5cm程度の中型種。
  オスは大きさで4~5つの型があり、小型個体では大あごが左右非対称になる。

 インペリアリスツヤクワガタ
  ボルネオ、フィリピンに分布。
  最大約7cmの中型種。胴体は黒色で脚の基部が赤色。
  オスは大きく3つの型に分けられ、小歯型(しょうしがた)、原歯型(げんしがた)では
  大あごが左右非対称になる。」



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「植物」からはいろいろな形をした「松かさ」
「松ぼっくり」と言った方が通りがいいでしょうか。。
国内でふつうにみられるものは左下にあるサイズ。
でも大きいものは木から落ちてきたのに当たったらケガをしそうなレベルですね(^^;
これだけ大きさに差があるとは驚きです。


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こんな色をしたものもありました。
上の青っぽいのは「ウラジロモミ」、下の黄色っぽいのは「モミ」
そのまま「クリスマスツリー」の飾りに使ってもよさそうな感じですね。
もっともこれができるような大きな木は使いにくいでしょうけど(笑)


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次回は、系統広場に展示されているキノコ類です。
by sampo_katze | 2014-02-05 19:15 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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