国立科学博物館・地球館を訪ねよう!編・最終回
現在、生息している地上最大の動物は「ゾウ」の仲間です。 大きくどっしりとした体に、トレードマークでもある長い鼻。 「アフリカゾウ」に顕著にみられる長い牙も特徴ですね。 また古代の「ゾウ」というと頭に浮かぶのは国内でも多くの化石が発見された「ナウマンゾウ」、 そして「愛・地球博」で冷凍状態の頭部が展示されて話題になった(ちょっと古い?)「マンモス」がいます。 昨年の夏には「シベリア」で発掘された「ユカ」と名付けられた「マンモス」の展示も国内で行われました。 「マンモス」は「原始時代」のアイコンの1つといってもいいくらい有名ですね。 では、それよりもさかのぼるとどのような姿だったんでしょうか。 ということで今回は「重量型の哺乳類」エリアに展示されている化石を紹介します。 表紙の写真は、「メリテリウム」です。 脚は短く胴長に見えるため大きな「ダックスフント」のようです(^^; 当時の「哺乳類」としては大型だったんでしょうけど、現在の「ゾウ」と比べるとずいぶん小さく感じます。 ゾウ目@Wiki 詳しい解説は下記リンクの左下にある「コンテンツ検索」に種名を入れることで見ることができます。 pepper 展示解説システム blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 「頭頂部」は平たく、全体的に長いですね。 また「前歯」のうち上は普通に下向きですが、下の歯は前向きになっているのが特徴的。 「前歯」のうち下の2本は平たく変形し、しかも「ヘラ」のように一体化しているようです。 そして上の2本は前に長く大きく突きだしており、現在の「ゾウ」に近い雰囲気があります。 全身骨格でかなり大きく、迫力があります。 現在の「ゾウ」と比較すると「頭骨」が長く、上あごはくちばしのような感じです。 また「背骨」は大きくアーチを描いているのも特徴ですね。 上の牙は退化したのか、上あごと一体になったような感じ。 その代りに下あごの先端寄りの骨が下向きになり、その先に大きな牙が突きだす形となっています。 それにしても、こんなところ(失礼)にある牙をどんなふうに使っていたんでしょうね? 「メリテリウム」はどちらかといえば「カバ」に近い外観です。 こちらも頭骨のみの展示です。 先の「ゴンフォテリウム」同様、下の牙は一体化して平たくなっています。 しかもその幅はかなり広くなっていて、まるで「スコップ」のような感じですね。 首がやや短くなり、「頭骨」の形も横長から真四角に近い形になりました。 胴体の長さとほぼ同じくらいになっているのにはオドロキ! 「アメリカマストドン」は「マンモス」と見間違えてしまいそうです。 頭部に大きな角を持っていることから一見すると「サイ」の仲間のようです。 でも「サイ」の角が「ニンゲン」の爪と同様「角質」でできているのに対し、こちらは「骨」でできているのが大きな違い。 もちろん「サイ」とは全く異なり、「ゾウ」に近い仲間とされています。 もはや説明不要ですね(^^; マンモス@Wiki 正面から見ると、古いですが「友達の輪」みたいになっています。 それにしてもこれ以上長くなったら先端同士がくっついてしまいそうですね。 巨大な角を持つ「アルシノイ~」の姿はすごいですね(^^; あとは地下3階の「宇宙・物質・法則」、2階の「科学と技術の歩み」、3階の「大地を駆ける生命」。 この3フロアがあるんですが、お腹いっぱいなので今回はめぐりませんでした。 こちらはまたの機会に・・・・・。 すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回から新シリーズ、冬の上野動物園編です。
by sampo_katze
| 2014-02-21 20:50
| 博物館・美術館
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