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見た目は鹿&中身も鹿@どきどきストリート
冬の動物園を訪ねよう!in 東武動物公園編・第2回


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「かわいらしい仔鹿・・・・・?」


「ホワイトタイガー」がいる「キャットワールド」を後にして先に進みます。
このエリアにはほかに「ライオン」「ミーアキャット」、そして「ヒョウ」がいますが今回はなし。
「ライオン」は動きがなく、「ミーアキャット」は結構頭数がいるはずなんですが外に出ていたのは1頭だけ。
「ヒョウ」にいたってはただでさえ影だったことに加え、お尻を向けて寝ていたので黒い塊にしかなりません(笑)

またこの日2月22日の午後、特別に「ライオン」におやつとして骨が与えられていました。
それをガリガリ、ゴリゴリとかじる姿を間近に見ることができなかなかの迫力!
何しろガラスを隔ててすぐ目の前にいるんですからね!
でもその分お客さんも多く、さらにガラスの映り込みが気になって撮影は断念。
ということで次のエリアの紹介へと移ります(^^;

「キャットワールド」の様子はこちらでどうぞ。
2013年6月3日の記事 地上目線からライオンを見てみよう!


表紙の写真は、「キャットワールド」の南側のエリアにいる「シタツンガ」です。
手前の角がないのがメスあるいは子供、奥の立派な角があるのがオスです。
毛色もオスのほうは黒っぽいので区別は容易ですね。
見た目はどう見ても「シカ」なんですが、実は「ウシ」の仲間。
「シカ」系は角が毎年生え変わるのに対し、「ウシ」系は生え変わらないんだそうです。
知らなかった~。

「シタツンガ
 学名 Tragelaphus spekei
 分類 ウシ目 ウシ科
 分布 アフリカ中部

 沼地にすむウシの仲間で、危険が迫ると水中に潜ります。
 ひづめが長く、広がるので、沼や池周りの泥に足を取られにくくなっています。
 オスは、成体になると体が黒く変わります。
 らせん状の立派な角が特徴ですが、角があるのが雄、ないのが雌、仔と区別がつきます。

 なるほど!!Zoo
  シカさんによく似てるけど、ちがう所もあるんだよ。
  角は、シカさんみたいに抜けかわったりしないんだ。
  角がない時に、他の動物におそわれたらたいへんだからね。」

※説明板より引用、以下同じ

シタツンガ@Wiki


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オスは奥の影の部分にいたのでアップはあきらめ。
逆光気味でしたし。

で、近くにいてくれたこの子をモデルにしました。
冬なので毛足が長くふわふわしていて、かわいらしさがさらにアップしている感じです。
左耳にプラスチック(?)のタグがついていますが、これは個体識別のためのもの。
年齢の寄って色も分けられていて黄色が3歳以上で、緑は3歳未満の子どもたちなんだそう。
この子は緑だったので子どもとわかりました(^^)


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坂を下っていくところ。
この写真ではわかりづらいですが、爪の先端は二又に分かれています。
またそこから少し上、足の裏側に後ろ向きについた突起が見えますよね。
これもよく見ると二又に分かれているんですよ。
そうとわかっていたら、そこをちゃんとアップにしておけばよかったな~。


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「シタツンガ」と同居している「ハゴロモヅル」
英名は「Blue Crane」(ブルー クレイン)または「Paradise Crane」(パラダイス クレイン)。

余談ですが、物を吊り上げる重機に「クレーン」がありますよね。
これは、その姿が「ツル」に似ていることからその名がつけられたんだそう。
スペルはどちらも「crane」で同じです。

左にいるのは「ハシブトガラス」
エサとして置かれている「キャベツ」を狙っているようですが・・・・・。

「ハゴロモヅル
 学名 Anthropoides paradisea
 分類 ツル目 ツル科
 分布 南アフリカ

 高原の水場周辺の乾燥した草原に生息し、夜間は水場で休みます。
 食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫や甲殻類、魚類、小型爬虫類、種子などを食べます。
 夏は高地で繁殖し冬は低地へ移動します。
 南アフリカ共和国の国鳥にもなっています。

 なるほど!!Zoo
  白と黒のツルさんはみんな知ってるよね。
  このツルさんも、ダンスを踊るんだよ。」


ハゴロモヅル@Wiki


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大柄な「ハゴロモヅル」が近づいてきたので、素知らぬ顔をして離れようとしています。


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でも、「ハゴロモヅル」は相手にしていない様子。
「ハシブトガラス」もほっと胸をなでおろします。


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と思ったら右から「エジプトガン」、下から「シタツンガ」のオスがやってきて挟み撃ちに!?


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でも「キャベツ」が十分あるからなのか、それとも仲間だと思っているのか。
みんなで仲良く食べていました。
一応、外様の「ハシブトガラス」はちょっと腰が引けてるようにもみえますが(^^;


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ここでちょっとブレイク。
「ホワイトタイガー舎」のすぐ南にいる「ヒクイドリ」です。
説明にあるとおり「世界一キケンな鳥」とされています。

「ヒクイドリ
 学名 Casuarius casuarius
 分類 ヒクイドリ目 ヒクイドリ科
 分布 オーストラリア北東部

 熱帯の密林に生息しているため、滅多に姿を見られません。
 喉の肉垂が火を食べている様に見えたので、この名が付きました。
 翼は小さく飛べませんが脚力が強く、時速約50kmで走ることができます。
 3本の指の中で一番内側に、長さ10cmにもなる爪を持ち、身を守る武器にもなります。

 なるほど!!Zoo
  見た目や大きな足、するどい爪なんかを持ってるから、
  ギネスブックには「世界一キケンな鳥」としてのってるんだって。
  ほんとうはこわがりなのにね!」


ヒクイドリ@Wiki


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頭部をアップ。
大きく盛り上がった「トサカ」はヘルメットのようですね。
顔の部分に光沢のある皮膚が露出しており、胸の方に名前の由来となった赤い「肉垂」(にくすい)が下がります。
もし密林の中で出会ったら「恐竜」と間違えてしまうかも??


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続いては正真正銘(?)の「シカ」の仲間、「アクシスジカ」です。

「アクシスジカ
 学名 Cervus axis
 分類 ウシ目 シカ科
 分布 インド・スリランカ

 体に白い斑点があり、世界一美しいシカといわれています。
 草原や開けた森林で、大きな群を作り、草や木の葉などを食べます。
 オスには立派な角があり、毎年生え変わります。
 角は身を守るためにあるので、木や土に擦りつけて先端を尖らせます。

 なるほど!!Zoo
  シカにとって角はとても大切な物なんだ。
  だから、角がある時は堂々としているのに、取れた時から、急に怖がりになったりするんだ。
  まったく別のシカみたい!」


アクシスジカ@Wiki


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手前の2頭をクローズアップ。
右の角がある方がオスで、左がメスです。
でもオスの角はなんだか産毛が生えているように見えますよね?


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こちらは別のオス。
短くて色は白っぽいですが、いかにも角!という感じになっています。
この違いは何なんでしょうか?


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これまた別のエリアにいたオス。
高低差のある場所で、しかも壁にくっついてまどろんでいてくれたのでほぼ真上から撮れました。
このオスもこのように産毛が生えた角をしていますが、これは生え変わりの初期段階なんだそう。

「シカさんの角は1年に1回新しい角に生え替わります。
 冬~春に落ちてから、少しずつ生え、夏~秋には立派な角になります。

 シカの角というと白くて立派な硬い角ですが、最初は「袋角」といって、
 茶色の産毛のようなものが生えた角が生えて来ます。

 角が成長してくると、茶色の皮を破って白い角が出てきます。」



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同居している別のオスは産毛がない普通の角があります。
でも片方だけということは、これから生え変わる段階ということなんでしょうかね。

ちなみに2頭の角の形を比べると前後方向に二又に分かれているのは同じ。
ですが、前のオスは後ろ寄りの角の先端がさらに二又に分かれています。
これは単なる個体差なのか、あるいは年齢によるものかな?


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最後は正面から。
爪の先端が先割れスプーンのようになっているのがよくわかりますね。
足元にある緑のかたまりは草のペレットのようです。


2、10~13枚目 V2 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6
1、3~9、14~16枚目 D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ


次回は、シカ&ウシの仲間の続きです。
by sampo_katze | 2014-05-10 20:40 | 動物園 | Comments(0)


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