九州横断やまなみハイウェイポタ編・第7回
![]() 「別府」の「地獄めぐり」、続きです。 今回訪ねたのは「別府地獄組合」(すごい名前・^^;)に加入している8つの「地獄」です。 これらのうち6つは「鉄輪温泉」(かんなわ)、残り2つは「柴石温泉」(しばせき)にあり、 いずれも「別府八湯」(べっぷはっとう)の1つです。 「鉄輪温泉」はその字面から、「鉄道ファン」が思わず反応してしまいそうな名前ですね(笑) ただ残念ながら読みは「てつりん」ではなく「かんなわ」。 「鉄の輪」=「かねのわ」がなまってできた読み方なんでしょうけど、かなりの難読です。 また「地獄組合」に加盟していない「地獄」もいくつかあります。 ですが、今回は時間の都合によりパス。 帰ってきてから「地獄めぐり」について調べているうちにわかった、というのもあるんですが(^^; 表紙の写真は、4か所目「かまど地獄」の入り口に描かれている「タヌキ」です。 モチーフとなったのは「分福茶釜」(ぶんぶくちゃがま)と思われ。 ただ、そのつながりはよくわかりません(^^; 「カマド地獄の由来 昔から氏神竈門八幡宮(うじがみ かまど はちまんぐう)の春秋二度の大祭に 地獄の噴気で御供飯を炊いてお供えする習わしがあるところから、この名称がつきました。 猛烈な噴気と共に高熱温泉を湧出しています。泉温90度。」 ※案内板より引用、以下同じ 鉄輪旅館組合公式サイト 別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合) かまど地獄@別府地獄組合 かまど地獄公式HP blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 ![]() 「1丁目」から「6丁目」までの6つのエリアがあります。 さらに「飲む温泉」、「のど・肌の湯」、「砂むし足湯」、「いやしのスチーム 手・足の湯」、「足の岩盤浴」。 って、どれだけバリエーションがあるんだー!?(笑) ![]() 「カマ」と「2丁目」をかけたというのはうがった見方でしょうか(^^; ![]() 湯の噴出口の近くにある岩の表面には、このような白っぽく小さな粒状のものがビッシリとついています。 これは説明にあるように純粋な「シリカ」なんだそう。 「かまど地獄3丁目・5丁目の析出物について かまど地獄3丁目や5丁目で観察される石のような白い塊は他の成分をほとんど含まない純粋なシリカ(酸化ケイ素)です。 ここのお湯が青く見えるのは、数十~数百nm(ナノメートル)のシリカ微粒子が青い光を反射するからと言われていますが、 その湯中に舞う非常に細かいシリカが析出して塊状になったものです。 電子顕微鏡で見ると、図のようにアモルファス(非晶質)のシリカが柱状に成長し、複雑な立体構造になっていることがわかります。 また、この塊には数nm~数百μm(ミクロン)の細かい孔が多数あり、非常に軽いことも特徴です。 シリカ自体は珍しいものではないですが、かまど地獄に見られるこのような構造の天然のアモルファスシリカは、 青色温泉水に特有の珍しいものと考えられます。」 シリカ@Wiki ![]() 「鬼石坊主地獄」のようにボコボコとしますが、小さいのであまり目立ちません。 「ここの池の色は地下にある岩盤が地熱によりできたねばっこい色んな種類の粘土がとけだした色です。 (酸化鉄の色ではありません) かまど地獄4丁目」 ![]() ですが年に何回か色が変化するそうで、これはそのうちの1つに過ぎないんですね。 「五丁目 池の色変化 この池は年に数回 左の写真のようにある日 突然色が変化をします。 ブルー・グリーンなど色も濃くなったり薄くなったり。 その原因は解らないけれども自然の力は不思議ですね。」 ![]() 少し離れたところにある「血の池地獄」のようです。 色の基となったのは「源泉」ではなく、この場所そのものと推測されるとのこと。 ちょっと不思議ですね。 「6丁目の色の変化について 6丁目の鉄の濃度を測定したところ510mg/Lと他の2点(☆)に比べてかなり高い値であった。 このことから、赤褐色物のほとんどは鉄の酸化物(Fe2O3等)ではないかと推測される。 6丁目の源泉における鉄の濃度は0.5mg/L未満と低いことから、 もともと6丁目に存在していた鉄が何らかの原因により酸化され、赤褐色を示すようになったものと推測される。」 ☆「6丁目源泉」と「5丁目」のこと、鉄の濃度は0.5mg/L以下 ![]() 「タバコ」の煙を吹きかけると、このように「水蒸気」がブワーッっと広がるんです! 原理としては「雲」ができるものと同じなんだそう。 なかなか迫力がありました(^^) 「かまどの噴気口に向かって、煙を出して燃えている物(タバコやマッチ等)の火の頭のところを 蒸気に向けて強く吹き付けると不思議なことがおきるよ! 温泉の蒸気とマッチの火の粒子が物理変化をして、蒸気の量が瞬間的に数倍、数十倍にもなるんだよ。 みなさんもためしてみて下さい。」 ![]() 出迎えてくれたのはちょっと「メタボ」な感じの「赤鬼」。 「卑弥呼さま~」のあの芸人に見えてしまうのはわたしだけでしょうか?(^^; 白っぽくなっているのは立ち込める湯気のため。 この日は初夏の陽気だったのですが、もし寒い時期だったら前が見えないくらいになるんでしょうね。 「鬼山地獄ご案内 鬼山地獄の入口・園内にある建物は、マレーシア サラワク州の伝統家屋を再現したものです。 サラワク州でもこの建築には許可を必要とする珍しいもので、日本国内ではこちらが唯一とされております。 園内にはクロコダイル科シャムワニの二代目「一郎」をはじめ、同じクロコダイル科のイリエワニが約70頭、 アリゲーター科のカイマンがおります。 気温の低い冬場でも温泉熱を利用し熱帯動物の適温を保っております。 当地獄の泉温は99.1度あり、その強烈な噴出の様子は地獄という名にふさわしい景観です。」 鬼山地獄 ここの名物(?)は温泉熱を利用して飼育されている「ワニ」。 70頭もの「ワニ」が見られます。 日曜と水曜の週2回「エサやり」の実演もあるんですが、この日は金曜なのでハズレ・・・・・残念! 「ワニのQ&A ワニの起源 2億800万年~2億4500万年前に出没(人間は500万年前) なぜ動かないの 夜行性(夜になるとよく動く)です。えさを喰べる時は1メートル位伸び上がって飲込みます。 口を開いているのは 健康上大切な日光浴です。 ワニの歯は えさを噛みくだくためではなく、獲物(他の動物)を逃さないために使います。 ワニの尻尾 獲物を獲るためと、早く泳ぐため 水中に潜っていられるのは 耳・鼻・口に弁(フタ)があって、水中では弁を閉じているからです。 目のまぶたは 2つあります。水上では上・下に動くまぶたを、水中では左右に動く透明なまぶたを使います。 どの位生きているの 50~70年です。 赤ちゃんは 7~8月頃一度に10ヶ~20ヶのタマゴを生みます。 タマゴから赤ちゃんに(孵化)するのは大変むずかしく現在研究中です。 お利口さんですか 爬虫類(ヘビ・ワニ・トカゲ・カメなど)の中では発達した脳を持ち犬や猫と同じほどです。 哺乳類や鳥類に近い四室にわれた心臓を持ち、脳に新しい空気をたくさん送れるからです。 池の温度 28~30度(夏・冬)地獄のお湯を山の水でうすめたぬるいお風呂に入っています。 池の掃除とワニ洗いは 3日に一度池とワニさんを消火栓ホースで洗ってあげます。 寒い冬はどうしているの 係の人達が夜中3時間毎にワニがお風呂から出ないように見回っています。 いつから飼っているの 創始者、宇都宮則綱が大正14年 一匹5円でシンガポールから買入れました。 それが初代イチローです。 ワシントン条約では 絶滅のおそれがある動物に指定され(日本は1980年批准)世界中の大切な財産です。」 ![]() 園内にいる「シャムワニ」は彼が唯一で、ほかの「ワニ」と比べても最大、かつ最年長です。 「クロコダイル科シャムワニ 2代目イチロウ 昭和24年生まれ(1949年) 御歳65歳!! 特徴 全長 3~4m 分布 東南アジア 沼などの淡水に生息 鼻先は平らで性質はおだやか 2代目イチロウさんの性格 おじいさんなのでめったに動きません。 そのせいで体にたくさんの藻が生えています。 お客様に剥製とか死んでるとか思われることがあります。 普段じっとしていておとなしい感じがしますが、実は円の中では1番プライドが高く、 少しでも縄張りに入るととても怒り、飼育員に気を許さず決して自分から引くことがありません。 食欲旺盛な、おじいちゃんです。 池洗いが終わり、暖かいお湯を出してあげると、湯口に顔を近づけ、ほんわかしています。」 シャムワニ@Wiki ![]() 暖かい日だったので、陸に上がって甲羅干しをしています。 「クロコダイル科イリエワニ 全長7m~10m 現在最大の爬虫類 他のワニと区別する大きな特徴は後頭部鱗版(りんばん・☆)がないことです。 鰐のなかではもっとも海水に耐性があります。沖合を泳ぐこともあります。 また川の上流・淡水の池や沼にも棲みます。 雨季には枯葉や枯れ草などで巣をつくり産卵します。 鼻先は長くとがっています。鼻先の畝(うね)はよく発達します。 乱獲により生息数が減少しています。 この大きな池には、53頭のワニ達が一緒に暮らしています。 その中でも、4頭大きなワニがおり、ボスになるために負けないよう日々頑張っています。」 ☆正確には「鱗板」と書く イリエワニ@Wiki ![]() いえ、これは口を開けたままお昼寝してるんです(^^; ほぼ正面から見えたのでラッキー! でも「標準ズーム」ではテレ端でも81mmなのでアップにできない! ということで2倍ほどトリミングしています。 どうも笑っているように見えてしまって、迫力は皆無ですね~(笑) すべて V2 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 次回は最終回、3つの地獄を巡ります。
by sampo_katze
| 2014-07-15 21:18
| Brompton+九州
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