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鱗をまとった生き物 ~爬虫類の世界~
納涼には水族館!サンシャイン水族館に行こう!編・第7回


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「ゴツゴツの背中」


今回は「爬虫類」のエリアです。
現存する種は「トカゲ」「カメ」「ワニ」「ムカシトカゲ」の4種で、このうち「トカゲ」と「カメ」の仲間がいます。

あれ?「ヘビ」はどこいったの?
実はほかの3種は「目」(もく)があり、それぞれ分類されています。
ですが「トカゲ」と「ヘビ」は「有鱗目」(ゆうりんもく)という分類に属しているんだそう。
知らなかった~(^^;

「爬虫類
 約3億年前、両生類から進化した最初の爬虫類が現れました。
 水場から離れ、陸地へと進出することができたのは、全身が鱗(うろこ)で覆われたことによって乾燥に耐えられたこと。
 そして、卵が硬い殻で守られたためです。
 爬虫類は約2億5,000万年前から約6,500万年前の中生代に最も栄えて20以上ものグループが存在しましたが、
 現在ではトカゲ・ヘビの仲間、カメの仲間、ワニの仲間、ムカシトカゲの仲間の4グループだけとなり、
 約8,000種類が知られています。

・有鱗目(ゆうりんもく)
 爬虫類全体の約96%を占める大きなグループで、トカゲ類やヘビ類などが属しています。
 〇トカゲの仲間(トカゲ亜目)
   爬虫類の中では最も種類が多く、南極大陸を除く世界の各地に約4,500種類が生息しています。
 〇ヘビの仲間(ヘビ亜目)
   爬虫類の中では一番新しいグループで約2,900種類が知られています。
   穴や土の中など、狭い場所での生活に適応して、四肢(しし)が退化したと考えられています。
・カメ目
  約2億年前に出現し、現在に至るまでほとんど姿を変えていません。
  約300種類が知られていて、海や沼、陸など、様々な環境に適応して幅広く分布しています。
・ワニ目
  温帯から熱帯に水辺に生息し、半水棲(はんすいせい)です。約20種類が知られています。
・ムカシトカゲ目
  ニュージーランドの限られた場所にわずか2種類が生息しているのみです。
  トカゲに似ていますが、頭骨(とうこつ)の構造などが異なり、別のグループとされています。」



表紙の写真は、「リクガメ」の仲間の「ホウシャガメ」です。
「甲羅」に放射状の模様が入ることからその名がつけられたとのこと。
でもこちらのは突起部付近が黄色く、ほんのわずかに線が飛び出しているだけです。
見間違い?と思ったんですが放射状の模様が出るのは若い個体で、年を経ると不明瞭になっていくんだそう。

ホウシャガメ@Wiki


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岩場を華麗なコーナリングでクリア!
左前足がブレているので速く見えますがこれは偶然で、普通に遅いです(笑)
首の下に伸びているのは「喉甲板」(こうこうばん)と呼ばれるもの。
これが目立つ個体と、ほとんど目立たない個体がいます。
種によるものなのか、それとも成長の度合いによるものなのかはよくわかりません。


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同居している「ビルマホシガメ」
先の「ホウシャガメ」より少し小さいですが、「甲羅」の模様を見ると放射状に見えるのでかなりややこしいです。

エサの野菜を下敷きにしてしまっていました。
巣と勘違いしたのかな?(^^;

ビルマホシガメ@Wiki


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中には水を張った小さな池のようなものがあります。
この中には温水が入っているんだそう。
「温泉」を完備しているとは羨ましい環境ですね?(笑)

「リクガメの温水浴
 水槽の中に水溜りがありますが、これはリクガメのお風呂です。
 お湯に入ることで体が温まり、排便を促進します。
 これを「温水浴」といいます。
 よほど気持ちいいのか、お湯に入っているカメの顔をのぞくと「はぁ~」っと聞こえてきそうです。」



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「ホウシャガメ」(左)と「ビルマホシガメ」の並び。
模様だけ見ると逆に呼んでしまいそうでしょ?


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左となりにはやや小さな「キバラクモノスガメ」
その模様が「クモの巣」のようだから~だそうですが、ここの個体はラインが太いせいか「?」な感じです(^^;

「甲羅」の上には赤い番号が付けられていますが、これは個体識別のためだそうです。
よく見ると先の「ビルマホシガメ」には水色の数字が書かれていました。
慣れてくれば模様の違いなどから見分けることができるんでしょうけど、わたしみたいな素人には無理です(笑)

クモノスガメ@Wiki


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同居人(?)に「パンケーキガメ」というのがいるんですが、筒状の隠れ家に入ったまま出てきませんでした。
仕方ないので「ネームプレート」を代わりに。
なかなかきれいな模様をしているだけに、実物を見てみたかったんですけどね。

「甲羅」の盛り上がりが小さく平べったいように見えるので「パンケーキ」と呼ばれるのでしょうか。
「レンズ」でも薄いものを「パンケーキレンズ」あるいは単に「パンケーキ」と呼んだりしますからね。
また、この「甲羅」はほかの種とちがって弾力性があるというのも大きな特徴とのこと。

パンケーキガメ@Wiki


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続いて「トカゲ」の仲間から「フィリピンホカケトカゲ」
後頭部から尾の先にかけて「クレスト」と呼ばれる鱗が立ち並んでいるのが特徴。
特に尾の部分は「帆」のように見えることからこの名がつけられたんだそう。
後足の指の長さは前足のそれと比べると約2倍はあろうかというほど長いです。

ホカケトカゲ属@Wiki


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顔のアップ。
全体的な見た目はややゴツい感じですが、目は大きくてクリクリしています。
しかも「二重まぶた」(笑)


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初見の「カイマントカゲ」
「カイマン」「ワニ」というイメージがありますが、右の子の頭だけ隠して見てみるとあら不思議。
確かに「ワニ」にそっくりですね~。

ギアナカイマントカゲ@AllAbout


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顔のアップ。
たくさんの「ウロコ」で覆われているのがわかります。
特に「上あご」のふちは1つ1つが大きくなっていて、かなり頑丈そうな雰囲気ですね。


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正面顔。


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上空で狙う天敵から身を隠すような感じ?


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と思ったら、そのまま歩き始めます。
そして最後は顔を「ムギュー」って踏んづけていきました!(笑)
これでも何事もなかったかのように眠り続けていたのを見て、またまたオドロキ&(笑)


9、10枚目 D700+VR70-200mmF2.8G
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、美しいサンゴ礁の海です。
by sampo_katze | 2014-08-02 21:55 | 水族館 | Comments(0)


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