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動物科学館~ゾウの骨格標本と小型サル展示室
千葉市動物公園へ行こう!編・第4回


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「ロゴが三角形の秘密は意外にも?」


続いては「モンキーゾーン」のとなりにある「動物科学館」です。
ここには「学習施設」「動物展示室」があります。
「動物展示室」では「熱帯雨林」をテーマとしていて、2階まで吹き抜けになっている「バードホール」
1階に「夜行性動物展示室」、2階に「小型サル展示室」と分かれています。

「バードホール」では1日1回、14時だったかな?に「スコール」を再現すると案内がありましたが、
今回は時間が合わず見ることはできませんでした。
また「フタユビナマケモノ」がどこかにいるので探してみるのも面白そうです。
ただほとんど動かない上に木々にまぎれているので探すのは相当大変そう。
肉眼では難しいこともあって「双眼鏡」の貸し出しも行っていました。
それでも難しそうですけどね~(^^;

また「夜行性~」のエリアはとにかく暗い!
それに加えてそこにいる生きものたちが意外と素早く動き回る!
とてもじゃありませんが撮影は無理でした。
なのでタイトルの通り、2つにテーマを絞って紹介することにします。


表紙の写真は、ここのロゴになっている三角形の「ゴリラ」についての解説です。
パッと見で「ゴリラ」がモチーフになっているのはわかるんですが、なぜ三角形なんだろう?とちょっとだけ疑問でした。
「千葉県」の形をデフォルメしたものだったとは意外でしたね~。
しかも目の位置が園が位置する「千葉市」に合わせてあるとは。
単純な図柄の中にこんな秘密が隠されていたとはオドロキです。


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建物を入るとやや広いホールになっています。
その左手にどーんと展示されているのは「アジアゾウ」の骨格標本。
陸上では最大級の生きものだけに迫力があります。
トレードマークである長い鼻がありませんが、実は筋肉でできていて骨はないから。
画面上の方で少し切れている大きなくぼみは目があるところです。

「和名  アジアゾウ(セイロンゾウ)
 英名  Asiatic Elephant (Ceylon Elephant)
 学名  Elephas maximus maximus
 採集地 スリランカ
 性別  雄
 年齢  成体
 備考  この標本は、スリランカ民主社会主義共和国政府のご厚意により寄贈されたものです。
 1999.3.16」



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口元のアップ。
歯はくちびるよりもかなり奥まったところにあり、口自体がやや下向きなのに対し歯は水平に並んでいます。
また前歯と奥歯に境界線というか、すき間があいているところがちょっと不思議。
やや濃いめのラインが入っているのは歯茎との境目のようです。
奥歯はかなりの長さになっているんですね。


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真正面から見たところ。
牙の根元より上の部分に鼻こうがあると思しきへこみがあり、その上にある2つの穴(気道かな)につながっています。
目ではありませんよ~。


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前足のアップ。
指は5本に分かれていますが、親指にあたる部分は向こう側に隠れています。

自分の指と見比べてみてください。
指関節の曲がる方向は「ニンゲン」とは逆になっていますね。
人指、中、薬にあたる3本の指の「末節骨」の上には爪のような突起状のものが見られます。
また地面に接しているのは「中節骨」まで、つまり骨格だけ見るとつま先立ちになっているんですね。
そして「基節骨」は体重を支えるためか、先の2つと比べて極端なほど太くなっています。

親指@Wiki


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こちらは後足。
前後でのちがいは細かく見ればあるんでしょうけど、ほとんどなさそうな感じです。





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ここからは「小型サル展示室」のエリアです。
まずは巣箱の上で4匹が折り重なっていた「ワタボウシパンシェ」
別名は「ワタボウシタマリン」で、名前の通りにわたぼうしをかぶったような白いふさふさの毛が頭についているかわいらしい種です。

「ワタボウシパンシェ  Cotton-top Pinchē  Saguinus oedipus
 霊長目キヌザル科  コロンビア北西部
 インディアンの頭かざりのように白い毛のふさがあり、ここからこの名がつけられました。
 人には聞こえにくい超音波を出してコミュニケーションをしています。」



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ここで望遠ズームにチェンジ。
薄暗いので撮影条件としてはちょっと厳しいところでしたが、どうしてもアップ気味に撮りたかったので。
そのとき眠っていた下の2匹が何か物音がしたのか、目を覚まして上を向きました。
おかげでうまい具合に目に光が入ってくれて、いい顔が撮れました(^^)
右上の子がちょうど顔を動かしてしまったのでブレてしまいましたが、スローシャッターだったので。
屋外だったら止まったでしょうけど。


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次は世界最小の「サル」の仲間だった「ピグミーマーモセット」
この記事を書くまで世界最小と思っていたんですが、1992年に「ピグミーネズミキツネザル」が(再)発見されたことで
その座を明け渡していたんだそう。
説明文でも「マーモットの中で~」と修正がかけられていました。
またしっぽはかなり長く、体長の約3倍くらいはありそうですね。

「ピグミーマーモセット  Pygmy Marmoset  Cebuella pygmaea
 霊長目キヌザル科  南アメリカアマゾン川上流域
 マーモットの中で最も小さく、体重は100グラムしかありません。樹上に住み、動作は活発で、
 樹間をかけめぐります。家族でくらし、樹液、昆虫、果実などを食べます。」



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もっとも手前にある枝の上にいてくれたので、トリミングなしでもここまで寄れた!
とはいえ正面を向いてくれないかな?とだいぶねばったんですが、結局このような横顔だけとなりました。
それでも目に光が入ってくれていただけマシですね。


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お次は「クロミミマーモセット」
この写真だと名前にもなっている黒い耳はよくわかりませんね(^^;
どちらかといえばワンポイントで入っている白い部分の方が目立ってしまってます。
まぁ意識して撮ってないというのが問題なんですけど(苦笑)

「クロミミマーモセット  Black Tufted-ear Marmoset  Callithrix j. penicillatta
 霊長目キヌザル科  ブラジル南東部
 コモンマーモセットの亜種で、耳の房毛が絵筆を耳にさしたように黒く小さい束になっています。」



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しっぽの先まで入った全身像。
黒いのは頭や腕、お腹で、ほかは白地に黒斑紋といった感じ。
しっぽも長く、毛もかなり長めでふさふさしていてさわると気持ちよさそうです。


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最後は「コモンマーモセット」
顔の横にある白くて長い房毛が特徴的。
しっかりカメラ目線もいただけたのでよかった(^^)
指が結構長いんですね。

「コモンマーモセット  Common Marmoset  Callithrix jacchus
 霊長目キヌザル科  ブラジル東海岸
 かつては一番ポピュラーなマーモセットでしたが、原産地の自然破壊から生息頭数が非常に少なくなっています。
 ほとんどの場合双子か三ツ子で、父親が子守りをします。」



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これはおまけ、出口近くに展示してあった「歴代の着ぐるみ」
いうまでもなく、ここの看板だった「レッサーパンダ」「風太」がモデルになっています(たぶん)。
何がちがうのかは、ここではあえてつっこみません。
ってか、こんなのを展示しちゃっていいのかな~と思ってしまいます(^^;


1~7、14枚目 D700+24-120mmF4G/VR
8~13枚目 D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ


次回は、子ども動物園のエリアです。
by sampo_katze | 2015-07-03 21:00 | 動物園 | Comments(0)


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