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シカ系の仲間たち+いろいろ
東武動物公園へ行こう!2015初夏編・第5回


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「わずかな日陰を求めて・・・」


今回は「草食動物」、特に「シカ」系の動物です。
それだけだと物足りないので、後半には「リスザルの森」から2種類の動物を紹介します。
このエリアには「オオサイチョウ」や、お客さんのすぐ頭上を飛行する「シワコブサイチョウ」など鳥類も同居。
特に「シワコブ~」のいたずらっぽい飛翔を見たかったんですが、奥の方に引っ込んだまま。
ちょっと変わった外観をしている「サイチョウ」も木の葉に隠れてしまって、その姿はよく見えませんでした。
残念ですが、タイミングの問題なんでしょうね。


表紙の写真は、「フラミンゴ」エリアの裏手にいる「シタツンガ」です。
一見すると「シカ」のようですが、実は「ウシ」の仲間。
説明を見ないとそうとはぜんぜんわかりませんね(^^;
しかも危険が迫ると水中に身を隠すという特技(?)も持っているとのこと。

ここにいる2頭のうち、角を持つ右がオスでこの角は生え変わることがありません。
「シカ」の仲間が毎年生え変わるので、ここが大きな違いの1つですね。
また左のメスは全体が明るい褐色で目立ちますが、オスは灰色がかったややくすんだ感じの色になっています。
壁際にわずかにできた日陰に身を置いていますね。
暑さしのぎのためとはいえ、狭すぎやしませんか?(笑)

「シタツンガ
 学名 Tragelaphus spekei
 分類 ウシ目 ウシ科
 分布 アフリカ中部

 沼地にすむウシの仲間で、危険が迫ると水中に潜ります。
 ひづめが長く、広がるので、沼や池周りの泥に足を取られにくくなっています。
 オスは、成体になると体が黒く変わります。
 らせん状の立派な角が特徴ですが、角があるのが雄、ないのが雌、仔と区別がつきます。

 なるほど!!Zoo
  シカさんによく似てるけど、ちがう所もあるんだよ。
  角は、シカさんみたいに抜けかわったりしないんだ。
  角がない時に、他の動物におそわれたらたいへんだからね。」



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ここでなんと赤ちゃん発見!
生まれてすぐ歩ける(はず)なので生後どれくらいなのかはわかりません。
この写真では少々たどたどしい足運びをしているように見えますが、これはたまたま。
しっかりとした足取りで歩いていましたよ。


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かなり遠かったのでトリミングしてみました。
かわいいですね☆


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しばらくすると母親がやってきました。
鼻先にやさしく顔を近づけています。
こうして親子のふれあいを見る機会は少ないんですが、やっぱりいいものです(^^)


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ずいぶん手前まで来てくれました!
おかげで280mmのノートリでこんなにアップにすることが!(嬉)


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しばらく見ていたら地面にぺたん。
おねむのようです。


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少し離れたところから親子のツーショット。
赤ちゃんを見守るように後ろにたたずんでいます。


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続いてはとなりにいる「アフリカゾウ」です。
系統が大きく変わりますが、地上最大の動物だけに外すわけにはいきません。
ここには2頭のメスがいて「キョウコ」「アイ」と名づけられています。
どちらも立派なキバを持っているんですよ。
体がやや黒っぽくなっていますが、これは日課の泥浴びをしたため。
日焼け止めや虫除けの効果があるんだそうです。


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後ろから失礼して立派なおしりをアップに。
といってもフルサイズ機の280mmではこの程度にしかなりません(^^;
以前APS-C機+300mm+x1.4テレコンを使ったときは画面目一杯になってインパクトがありましたよ(笑)


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再び「シカ」系に戻ります。
こちらは「日本産動物舎」にいる「ホンシュウジカ」
丸みを帯びた角が生えていますが、これは生え変わりの初期段階に見られる「袋角」(ふくろづの)と呼ばれるもの。
外側は皮膚でおおわれていて、その中で角が成長していきます。


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「シカ」系では最大級クラスの「ワピチ」(Wapiti)。
現存する種では「ヘラジカ」に次いで大きいんだそう。

この子はオスの「ヒマワリ」くん。
3つに枝分かれしたかなり立派な角を持っていますが、これでもまだ「袋角」の状態。
表面にうっすらと毛が生えているのがわかります。
体の毛並みもちょっと荒れているので、こちらも生え変わりの途中なのかもしれません。

「ワピチ
 学名 Cervus Canadensis
 分類 ウシ目 シカ科
 分布 北アメリカの森林

 北アメリカのシカの仲間で、最大のヘラジカに次ぐ大きさです。
 体重は240~450kgになり、雌よりも雄のほうが大きくなります。
 5つ以上に枝分かれする角は毎年、春頃に抜け変わります。
 成雄は冬に歯ぎしりや大きな声で鳴いて縄張りを主張します。

 なるほど!!Zoo
  おおきな角を持っているワピチさんですが、この角は大きくなると15kg以上にもなるんだって。
  だから首の筋肉がすごいんだよ。」


「ワピチの♂ヒマワリくん
 2003年1月15日来園
 春から秋まで気の優しい男の子のヒマワリくんも冬になると荒々しい性格に変わります。」



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こちらはメスで、角がありません。
そういえば名前がなかったな~。

ちなみにメスでも角を持つのが「トナカイ」
雪に埋もれたエサを探すために使われるため、メスでもあるんだそうです。


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最後は「リスザルの森」へ。
ここにいるのはもちろん「リスザル」
数は多いですが、かなり小型なので撮るのはちょっと大変?
この子は水面に口を近づけて水を飲もうとしています。


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同居している生きものの1つが「カピバラ」
このエリアでは「リスザル」に次いで2番目に数が多いです、たぶん(^^;
昨年は夏と冬に1頭ずつ赤ちゃんが生まれたんだそう。
この子は一回り小さく見えたので、もしかすると昨年生まれた子なのかもしれません。


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顔のアップ。
体毛は意外と太くてごわごわしているように見えます。


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「カピバラ」はよく水に入って泳ぎます。
潜水することもしばしばで、長いときは5分以上も潜っていられるとのこと。
ここには天敵がいないこともあってか、そんなに長く潜ってはいませんけどね。


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最後はポートレート風に。


すべて D700+VR70-200mmF2.8G+TC-14EⅡ


次回は最終回、アフリカサバンナのエリアです。
by sampo_katze | 2015-08-08 21:45 | 動物園 | Comments(0)


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