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相模湾ゾーン・食育エリア~水深30m以下の水域
新江ノ島水族館に行こう!編・第7回


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「長い顔がトレードマーク」


「相模湾」ゾーンの続きです。
前回は浅い水域でしたが、今回は水深30~50mの水域から始まり徐々に深度が上がっていきます。
そして最終的にこのエリアでは水深150mまで。
「相模湾」にはさらに深く、水深1000mを超えるエリアもあるそう。
ですが、そのあたりは次のゾーンで取り上げられています。

「水深30~50m
 赤、橙(だいだい)、黄、緑の光はほとんど吸収されてしまい、
 緑から青みがかった薄暗い世界です。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「カワハギ」の仲間の「ウマヅラハギ」です。
全体が横?に長いシルエットになっていて、特に顔はかなり長く見えます。
そのことから「ウマヅラ」=「馬面」という名前がつけられました。
ちなみに「カワハギ」はここまで長くはなく、比較的ひし形に近い形としています。
また味は「カワハギ」の方が上とされていますが、食べ比べたことがないのでよくわかりません(^^;


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やや正面気味になったところ。
なかなか愛嬌のある顔をしていますね。
目の上のあたりにトゲ状のものがあるんですが、ここでは背中にぴったりくっついてたたまれているのがわかります。
ただこの部分が危険部位という話は聞いたことがないですね。


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よく似たシルエットの魚がいました。
どうやら「ウスバハギ」のようですが・・・・・自信はありません(^^;
「ウマヅラハギ」より体が長く、あごの下が伸びていて独特のシルエットをもっています。
この角度ではわかりづらいですが、体の厚みもずいぶん薄い感じでした。
さすがにペラペラというほどではないですけどね。


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ネームプレートがなかったこの魚。
「フグ」のような雰囲気ですが、それにしては妙に細長くスリムな感じです。
また体は「アジ」の仲間か?と思うような色合い。
「サバフグ」の仲間のような感じですが、よくわかりません(^^;
かなり特徴的な外観なのですけどね~。


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赤い目をした「タマガシラ」
「イトヨリダイ科タマガシラ属」の仲間で、やや太い濃いめの赤っぽい横しまが4本入るのが特徴。
奥に写りこんでいるのはわたしの好きな種の1つの「ホウボウ」です。


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こちらは初見の「ホタテウミヘビ」
「ウミヘビ」と聞いて頭に浮かぶのは「は虫類」の方ですよね。
でも海の生きものにはほかに「ウナギ」の仲間、「ウナギ目ウミヘビ科」もあるとのこと。
これはその1種で、体にうろこがないことから「は虫類」ではなく「魚類」であることがわかります。
黒っぽい体に細長い体はまさに「ウナギ」のようですが、鼻の先が飛び出ていてなんともユーモラスな顔をしています(^^)

ここでも背景に「ホウボウ」が写りこんでいますね。
見どころの1つであるきれいな胸びれを開いているのでシャッターチャンスなんですが、ガラスの歪みに阻まれました(苦笑)
 

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こちらも初見の「ダイナンウミヘビ」(右)。
この顔を見た途端に「スネ夫だ!」と思ったのはわたしだけでしょうか。
でもこの目つきやとがった口先・・・・・これにあのツンツンヘアが乗ったら?
だからといって左にいる「ホウボウ」(ここにもいる!ってか、どこにでも出てきてる!笑)が
例によってイヤミを言われている「のび太」には見えないのはなんでだろう?(^^;

それはともかく、「ダイナン~」は「ウナギ」というよりは「ハモ」のイメージですね。
ほんとはもう少し引いたところで撮りたかったんですが、「ダイナン~」は砂の中から顔を出しているだけ。
全体像を見ることができなかったんです・・・・・ちょっと残念。


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そしてこのエリアの最後は「ナガレメイタガレイ」(左)。
目が上になるように置いたとき、顔が右側にくるのが「カレイ」の法則(?)にのっとってます。
それにしても目が大きいですね~。
まるで「出目金」のように飛び出しています。
でもこの角度から見ていると、それ以外の特徴がよくわからないですね。



続いては水深50~100mのやや深い水域。
地上では目立つ赤い体色も、このエリアになると逆に保護色になってしまうんだそう。
ちょっと不思議な感じですね。

「水深50~100m
 波長の短い青い光以外はすべて吸収されてしまうため、暗い世界が広がり、
 赤い色の生物も黒ずんで見えます。」



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変わったシルエットを持つ「サギフエ」
体も細長いですが、さらにそれを強調するかのように長く伸びた口、正確には「吻」(ふん)が特徴。
その姿が鳥類の「サギ」に見えることが名前の由来でしょうか。
英名でも長いくちばしを持つ「シギ」の名をとって「snipefish」と呼ばれています。


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こちらも「吻」が長い「テングダイ」
白黒の横しま模様を持つ魚はけっこういますが、体高が高く「吻」が長いという独特の体形で見分けやすいです。
背びれや尻びれは比較的長く、尾びれなども含めて黄色になっているところもきれいですね。



エリアの最後はL字になった通路のつきあたりにある水深100~150mの水域の水槽です。
ここにいるのは現存する最大の「甲殻類」である「タカアシガニ」
あちこちで見ることができますが、その撮影条件はとてもキビシイ!
動きがゆっくりなのが幸いです(^^;
今回はちょっとおちゃめな動きが見られたので、GIFアニメも作ってみました。

「水深100~150m
 暗闇の世界ですが、極わずかに届く光を頼りに、多くの生物がくらしています。」



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「タカアシガニ」の群れ。
長い脚がトレードマークで美脚の持ち主といったところでしょうか。
でもこれだけ集まるとちょっとコワいというか・・・・・実際、キモいと言っていたお客さんもいましたね(^^;


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少し離れたところにいた子を真正面から。
長い「鋏脚」を体の前にして身構えているような感じ。
なかなかの迫力があります。


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手前で背中を向けていた子に寄ってみたところ。
甲羅の表面はゴツゴツとした突起が並んでいますが、一部には毛のようなものも生えているのがわかります。
目にも生えているんですね~(^^)


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ついつい長い「鋏脚」や「歩脚」に目が行きがち。
でも顔の前についている小さな脚(なんて呼ぶのかはわかりません・汗)を見ていると、結構おもしろいですよ。


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適当に連写していたものをつなげてみたら、踊っているような感じになりました(^^)
動いていないように見えても、こまごまと動いているものですね。


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、深海Ⅰゾーンです。
by sampo_katze | 2015-11-08 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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