名古屋訪問Ⅲ~リニア・鉄道館編
![]() 「名古屋」への訪問の2日目の11月18日(水)。 この日は朝から雨。 というか、昨日夕方から降り続いています。 でもこれは天気予報通りなので、それを見越して考えていた予定通りに進められそう。 ということで、この日は雨除けができる屋内施設に行くことにします。 まずは「金城ふ頭」にある「リニア・鉄道館」へ。 ここは2013年9月28日以来、約2年ぶり2回目の訪問です。 ただ1つ心配なのは、前回訪ねたときにかなりじっくり時間をかけて見ていること。 展示されている車両の種類は豊富で見どころは多いんですが、新鮮な目線で見られるんだろうか? もっとも訪ねる前からそんなことを考えてもしかたないので、とにかく行ってみることにしました。 「リニア・鉄道館」の開館時間は10時ちょうど。 ですが、いつも通り?それに十分余裕を持って「名古屋駅」から「あおなみ線」に乗車しました。 最寄駅は終点の「金城ふ頭駅」。 「名古屋駅」からは25分の乗車で、駅からは徒歩2分とアクセスはラクラクです。 ただ9時台以降は運転間隔が15分とやや開くのでちょっと注意が必要かも? 沿線の様子を見ると、現状ではこれ以上の増発は難しいと言わざるを得ないんですが・・・・・。 表紙の写真は、「金城ふ頭駅」を北西側にある歩道橋上から眺めた様子です。 3階にホーム、2階に改札という典型的な高架駅ですね。 あとは1階に「コンビニ」がある程度で、周囲にはほとんど何もない感じです(^^; でも来年に「レゴランド・ジャパン」の施設ができるとのこと。 そうなると大きく変わるかもしれませんね。 blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 ![]() ![]() 入口を入って最初のエリアには国内最高速度を達成した3種の車両が展示されています。 でもここは結構暗いですし、最初のエリアということで入館者が滞留します。 さらにわたしは今回で2回目の訪問なので、わき目もふらずにスルーしてメインの展示エリアへと進みます。 向かって右側は在来線で、左側は「東海道新幹線」で活躍した車両が並んでいます。 そしてこの後ろにも3~4両の車両が連なってるんですよ。 ![]() 前回の訪問時には「300系」の量産先頭車が展示されていましたが、「N700系」導入に伴い 「700系」に廃車が発生したことから展示替えになったようです。 これで「N700系」をのぞくすべての先頭車が一堂に並ぶようになりました。 「700系723形式新幹線電車 300系新幹線電車の後継車両として登場 300系に続く4代目となる新幹線電車として1997(平成9)年に登場した700系量産先行試作車。 「快適性の向上」「環境への適合」を目標に開発され、乗心地の向上や車両騒音の低減など質的向上を追求。 JR東海所属の700系新幹線は960両が制作された。 最高速度 270km/h 山陽区間 285km/h 車号 723-9001 定員 65名 製造年 1997(平成9)年 全長 27350mm 製造所 川崎重工業 自重 40.1t 1.新型空気ばねの採用 左右動揺が少ない直線区間では柔らかく、動揺が大きな曲線区間では硬く働き、乗心地レベルを向上 2.車体間ダンパ、セミアクティブ制振装置の採用 車両の横揺れを抑えて乗心地を向上させるための装置を開発 3.主変換装置の制御仕様改善 交流モーターの回転数を制御する主変換装置にIGBT素子を採用し、電気的騒音を低減 4.向上した環境適合性 車両先頭形状に「エアロストリーム形」を採用し、空気抵抗や風切り音を減少 5.優れた省エネルギー性能 東京~新大阪間「のぞみ」走行で、300系に対して約9%電力消費量を低減」 ※説明板より引用、以下同じ ![]() まずは「0系21形式」。 「航空機」に似た丸っこい先頭形状は、のちに「団子鼻」と呼ばれるようになりました。 長らく「新幹線」のアイコンとして駅の乗り換え案内表示などに使われていましたね。 ![]() 先頭形状はスピード感のあるものに変わり、中間には2階建て車両が組み込まれました。 2階には「食堂」の設備を持った車両もあり、ここにも展示されています。 さすがに営業は行われていませんけどね(^^; ちなみに本線での営業も2000年3月を持って終了となっています。 「100系123形式新幹線電車 世界トップクラスの居住性を誇った100系新幹線電車の先頭車 0系新幹線の後継者として、東海道新幹線の開業から21年後の1985(昭和60)年から営業運転を開始した 100系新幹線電車の先頭車。 100系は0系をベースとしながらも、居住性の大幅な改善が図られた車両で、1992(平成4)年までに1056両が誕生。 優れた居住性は世界でもトップクラスのものとなり、編成には2階建て車両が2両組み込まれていた。 車号 123-1 定員 65名 製造年 1986(昭和61)年 全長 26050mm 製造所 日立製作所 自重 49.0t 1.高い居住性を確保 大柄なシートや、落ち着きのある配色の採用で、上質の乗客サービスを実現 2.よりスマートなデザインに シャープな先頭部デザインと明快な塗装 3.運転台にも最新機器を導入 運転台のモニタ装置で、車両状態の監視と処置が可能となった 4.客室の電光掲示板による案内表示 最新ニュースや通過駅などの情報を提供し、サービス向上を実現 5.床下機器カバーの新設 床下機器を雪などから保護するためにカバーを設置」 ![]() これまでは白いボディに青いスカートというツートーンでしたが、スカートが一体型となったため正面は白一色に。 また「運転台」周りも先頭形状に連なるなめらかな曲面で構成され、印象は大きく変わりました。 以前訪ねたときは左に量産車(323-20)が展示されていましたが、2013年末に「700系」の入れ替えが行われ その後は解体されてしまったそう。 「300系322形式新幹線電車 270km/h運転を実現した初代「のぞみ」試作車 1964(昭和39)年の開業時から使用した0系、その後継者100系に続く3代目となる東海道新幹線電車として 1990(平成2)年に誕生した300系量産先行試作車。 270km/h運転を実現するために開発し、アルミ合金製車体やコンパクトな交流モーターの採用などによって 徹底した軽量化を追及。 高速走行、省エネルギーなどの性能が、それまでの新幹線電車に比べて大きく向上した。 車号 322-9001 定員 75名 製造年 1990(平成2)年 全長 26050mm 製造所 日立製作所 自重 40.9t 1.アルミ合金製車体 軽くて丈夫なアルミニウム合金を採用 2.軽くなった台車 台車を構成する部品数を減らしたボルスタレス台車を採用し軽量化を実現 3.交流モーター(三相誘導電動機) 直流モーターよりも構造が簡単で保守が容易な小型・軽量の交流モーターを搭載 4.回生ブレーキ ブレーキ時にモーターで発生した電力を架線に戻し、省エネルギー化を実現 5.空気抵抗の少ない先頭形状 空気抵抗軽減のため、0系・100系とは異なる先頭形状を採用」 ![]() ここにいるのは先にも書いた通り先行試作車です。 先頭形状は「エアロストリーム」と呼ばれるもので、まるで「カモノハシ」のような独特の形状となっています。 初めて見たときは正直カッコイイとは思えませんでしたが、慣れるとかわいく見えてしまいます(^^) ![]() 各車両の間隔が広いので、大きさがずいぶんちがっているのはご愛嬌。 先端が長くはなっていますが、極端には長くなっていないのはちょっと意外な感じですね。 ![]() 「0系」は先の写真にあるので「100系」から。 ノーズの先端は鋭くとがり、あわせて前照灯も横長になってスピード感のあるデザインになりました。 個人的にはこのスタイルが一番気に入ってます。 ![]() スカートの先端から天井まで滑らかな曲線で結ばれています。 また、この車両から側面の青いラインが窓の下に入るようになりました。 ![]() 空力特性を向上させるためさらに丸みを帯びた外観形状となりました。 さらに「台車」もカバーで覆われ、明るいグレーが配色されています。 また窓下のラインも「300系」とは逆に太いラインが上、細いラインが下と変更されています。 ![]() これは通称「ドクターイエロー」として知られる「922形新幹線電気軌道総合試験車」の車内。 どんなはたらきをしていたのかを見ることができる場所になっています。 使用されているのは「0系」の座席のような? 海側の3列シートはリクライニング機能はなく、現在の回転式ではなく背面を倒して向きを変える転換式です。 ![]() すべての座席にリクライニング機能が付き、座席も回転して方向が変わりますがこれは「100系」から導入されています。 また「JR東海」の車両はこちらですが、「JR西日本」の車両は濃いめの青を基調としたモケットになっています。 車内放送のオープニングテーマもちがっているんですよ。 ![]() 「700系」の鼻先に女の子がいました。 こうやって車両に触れられる機会や場所ってこんなところしかないですからね(^^) すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、名古屋港ガーデンふ頭を散策します。
by sampo_katze
| 2016-05-12 21:15
| 博物館・美術館
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