仙台うみの杜水族館に行こう!編・第6回
今回は「アマモ うみの揺りかご」ゾーンです。 先に紹介した「彩り 海藻のうみ」と同じように海中で森を形成している「アマモ場」を紹介しています。 でも、「アマモ」は「海藻」ではなく「種子植物」です。 陸上で見られる「植物」同様に「花」を咲かせ、「種子」で増えていきます。 「海藻」と区別するために「海草」(かいそう、うみくさ)と呼ばれることも。 ちなみに「海藻」は「胞子」で増えます。 「07 アマモ うみの揺りかご 生きものたちにとって大切な海である、アマモ場。 ここは魚たちの繁殖、産卵の場であったり、小さな生きものの隠れ家であったり、水をきれいにしたり、 海中の酸素を補給したりと、生きものが育つために大切な、まさに'うみの揺りかご'なのです。 このアマモ場が、環境の変化によって減少してきています。アマモ場の大切さを知っている水産関係者や市民によって、 この海を守る活動が各地で行われています。」 「うみのゆりかご アマモは、内湾のごく浅い場所に群落をつくり「アマモ場」を形成します。 アマモ場は潮の流れを和らげるため、魚を初めてとする多くの生きものの産卵場となります。 また、外敵からの格好の隠れ家となり、生まれたばかりの生きものたちの大切な生育場になります。 光合成により酸素を供給し、また水質浄化の役割を果たす、まさに生きものたちが育ちやすい環境をつくっています。」 ※説明板より引用、以下同じ 表紙の写真は、「アマモ うみの揺りかご」の水槽のほぼ全景です。 生きものたちは「アマモ」にまぎれているのでよく見えません。 そのこともあって、まるで風になびく「草原」のようにも見えますね。 blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。 「アマモ場」で見られるのは小さいものだそう。 葉の表面をついばむように動く様子が見られますが、これは表面についた「藻類」を食べているそうです。 体長は10cm以下というとても小さな「カワハギ科」の仲間です。 白くて小さな斑点が体中にちりばめられていて、かわいらしいんですよ。 目も鮮やかに輝く青色をしていてとても美しい! でもただでさえかわいいのに、こんなのを見たらもうたまりません(^^; それにしてもなんでこうなったんだか(笑) 漢字では「真海鼠」、英名では「Japanese common sea cucumber」。 「海のネズミ」に「海のキュウリ」(cucumber=キュウリ)となんとも面白い名前がつけられていること(^^; それにしても「キュウリ」は何となくわかりますが、「ネズミ」のほうはちょっと謎ですね。 なんだか大きな口を開けて岩にかじりついているようにも見えます。 ゲームの敵キャラとかで出てきそうな感じも。 こんなにバラエティに富んだ色をしているとは思いませんでしたね~。 「マナマコ」、あなどれません・・・・・。 「ハゼ」の仲間ですが、明るい色の体に細い黒の横しまが入ったきれいな見た目をしています。 黒ラインもよく見ると黄色でふちどられているんですよ。 口から頭の上にかけて白いラインが入っていてなかなかかわいかったのに・・・・・。 おーい、どっち向いているんだよ~!というのが撮れました(泣) しかもそのラインがきれいに見えているのはピンぼけという・・・・・(また泣) いや、きっとガラスの屈折でピントが合わなかったんだ(ということにしておこう・苦笑) 体は細長いですが、意外と平べったいんですね。 またこの種は卵を体で巻きつけるようにして守ることでも知られます。 先の「ダイナン~」とは見た目も名前もよく似ていますが、分類上はちょっと遠縁です。 こちらが「スズキ目ニシキギンポ科」で、「ダイナン~」は「スズキ目タウエガジ科」です。 しかも「スズキ目」には「○○科」が160ほどもあるそうなので、まるっきり別種と見て間違いなさそうですね。 大きさが極端にちがいますが、もしかしてつがいなのかな? 小さなオレンジ色のつぶつぶで、透明な「寒天」状のものに包まれていました。 何かの卵のようにしか見えないんですが、説明が何もなかったので(^^; すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、干潟 育むうみのゾーンです。
by sampo_katze
| 2017-07-15 21:00
| 水族館
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