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北園のアメリカゾーンの動物たち
新望遠レンズで動物園訪問!@東山動植物園編・最終回


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「狛犬のごとく」


「両生類」「は虫類」を展示している「自然博物館」に入ったのが14時頃。
そこで「ワニ」「トカゲ」「ヘビ」を見学&撮っていたらすっかりはまってしまいました。
気づけば15時40分過ぎで、閉館まであと1時間と少ししかありません。
しかも出口まで比較的距離がある上、その途中にある「アメリカゾーン」が残っています。
しかたなく「カメ」「カエル」「サンショウウオ」はあきらめて先に進むことにしました。

そういえば「東武ワールドスクウェア」を訪ねたときに同じような状況になったことがありました。
園内の半分強をめぐったところで時間切れ。
そのときは、幸い地元から比較的近かったこともあったので翌日に再訪問しました。
でもここではそういうわけにはいきません。
次にこちらに来る機会を見つけて再訪問することにしましょう。


表紙の写真は、「自然博物館」から下ったところにいる「ヤブイヌ」です。
「イヌ科」の中の「ヤブイヌ属」の仲間で、はじめは1839年に「化石種」のみで構成される「属」とされました。
その後の1842年に現生種が発見されたことで、「ヤブイヌ属」を構成する唯一の種となっています。
やや短めの四肢と小さな耳が特徴的。
ちょうど2頭が並んでいるところだったので、動かないでよ~と念じながらシャッターを切りました。
結構薄暗い場所だったので余計に(^^;

「ヤブイヌ  食肉目イヌ科
 英名 Bush dog  学名 Speothos venaticus
 生息地 南アメリカ

 もっとも原始的なイヌ科の動物の一種で、森林や林縁(りんえん)の沼地に家族単位で生息する。
 胴長短足の体、小さな耳は狭い巣穴の中での生活やヤブをくぐりぬけるのに適している。
 肉食に適応した頑丈な歯をもち、10頭くらいの群で協力して小型哺乳類などを捕食するが、
 しばしば大型げっ歯類などの自分より大きな獲物を襲う。指と指の間に薄い皮膚の膜があり泳ぎが得意なので、
 水に逃げ込んだ獲物も追いかけることができる。
 食べ物をめぐっての子供同士の争いが少ないのは、家族で協力して狩りをすることに関係していると考えられる。
 ひんぱんに鳴き声を交わしあうことで、見通しの悪い森林でも群を維持する。
 オスは片足を上げて、メスは逆立ちでさかんに尿によるにおいづけをする。」

※説明板より引用、以下同じ


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ここにいる2頭は2014年11月5日生まれの姉妹だそう。
体が大きくてたまに舌が出ているほうが「あんこ」、もう1頭が「きなこ」と名前がつけられています。
なぜか「和菓子」っぽい名前なんですね(^^;
この角度だとわかりづらいですが、手前が「あんこ」のようです。


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ひとしきり歩き回った後、また最初の石台の上に戻ってきました。
そのまま見ていると「あんこ」があくび!
かなりワイルドな表情を垣間見ることができました。


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つづいては「オオアリクイ」です。
同じ「アリクイ科」の仲間の「ミナミコアリクイ」は見たことがありますが、こちらは初めて見るような?
細長い顔の持ち主ですが、しっぽも意外と長くて毛もふさふさなんですね~。
また「アリ塚」を壊したりするために前足には大きな「かぎ爪」があります。
歩くときはそれが邪魔にならないよう、こぶしを握るような形に変えています。
これは「ゴリラ」が行う「ナックルウォーク」と同じような感じですね。
説明がなかったら気づきませんでしたが(^^;

「オオアリクイ  貧歯目アリクイ科
 英名 Giant Anteater  学名 Myrmecophaga tridactyla
 生息地 中央・南アメリカ

 草原を餌のアリを求めて歩き、アリ塚を見つけると前足の鋭い爪で塚に穴をあけ、ムチ状の舌で中にいるアリを舐めとって食べる。
 歯は無いが舌が良く発達して60cmもあり、長いねばねばした唾液でおおわれ、1分間に150回も突き出すことができる。
 アリの全滅を避けるため、特定のアリ塚のアリを集中的に食べることはない。歩く時は前肢(ぜんし)の甲を地面につけて、
 爪を保護している。いつもはおとなしいが、危険に直面すると後ろ足で立ち上がり、するどい爪で威嚇・攻撃する。
 平均体温が32.7℃と低く、1日の大半を眠って過ごす。子供は生後1カ月もすると歩けるようになるが
 生後6~9カ月くらいまでは母親の背中につかまった状態で過ごす。」


「野生の生息数は詳細な調査は行われていないが、過去10年間で約30%減少したといわれている。
 その原因としては焼畑農業による火事で生息地の草原が大幅に消失したことがあげられ、交通事故や犬による咬殺も時々起きている。
 また、人やペットの食料として捕獲されることも生息数の減少の要因といわれている。」



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正面から見たところ。
顔の幅もかなり細く、肩幅の3分の1ほどしかありません。
全体的にも細いシルエットですね。


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「ネズミ目」の中ではもっとも大きい「カピバラ」
体長は1~1.3m、体重は35~60kgほどあるので、「ネズミ」の仲間といわれてもピンときませんけどね~。

水かきを持っていて泳いだり、敵から身を隠すため潜水したりすることも。
冬の間はお湯につかって気持ちよさそうにしている様子が見られたりしますね。
ここでは3頭が枝組の周りを回っているように見えますが偶然です(^^;

「カピバラ  齧歯目カピバラ科
 英名 Capybara  学名 Hydrochaerus hydrochaeris
 生息地 中央・南アメリカ

 齧歯目の中でいちばん大きく、湖、川、及び沼地などが近くにある森林にすむ。
 泳ぎが得意で、朝早く水回りの草を食べに出かける。指の間には水かきが発達している。
 20頭ほどの家族群れで生活し、寿命は8~10年くらい。」



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こちらは確実に初見の「ブラジルバク」
白黒のツートンカラーの「マレーバク」はよく見ますけどね。
別名「アメリカバク」とも呼ばれますが、生息地は「南アメリカ大陸」の北・中部です。
こちらも泳ぐのが得意で、水浴びも大好きなんだそう。
また「ひづめ」の数が前が4で後ろが3と異なっているところも不思議です。
これは「バク」の仲間共通のようですが。

「ブラジルバク  奇蹄目バク科
 英名 South America Tapir  学名 Tapirus terrestris
 生息地 ブラジル、コロンビア

 ひづめが前肢4指、後肢3指という珍しい奇蹄目。皮膚は厚く、鼻と上唇が長くのび、それを器用に使って餌を食べる。
 森林の沼や川の近くに好んで生息し、水に入るのが好きで、特に排泄を水中でする習性がある。」


「古くから皮や肉を目的とした狩猟の対象となってきた。
 近年では生息地であるアマゾン川流域の森林伐採、河川の汚染などが進み、個体数はかなり減少しているといわれている。
 野生下の生息数は、18000~30000頭といわれているが、実際の数は詳しく調べられていない。」



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「北極圏」に生息する「シカ科」の仲間の「トナカイ」です。
鼻は童謡の中で歌われているように赤くはありません(^^;
でも「サンタクロース」に限らず、「北極圏」で生活する人々にとってはなじみ深い家畜だったようです。

こちらはオスの「トナ」で、立派な角の持ち主です。
毛並みが悪いのは夏に向けて毛が抜けてるからかも?(注:この日は6月9日です)
また脚は細いですが、足指はかなり広がっているのがわかります。

「トナカイ  偶蹄目シカ科
 英名 Reindeer  学名 Rangifer tarandus
 生息地 ユーラシア、北アメリカの北極圏

 北極圏周辺のツンドラ地帯に生息しています。
 この地で生活する人々に古くからそりをひくなどの使役(しえき)や荷役(にえき)に使われ、その乳、肉、毛皮も利用されてきました。
 シカ科で唯一、オス・メスともに角があり、毎年生え変わります。
 秋の交尾期になると、オスは互いに角を誇示したり絡ませて押し合ったりして争い、角の大きいオスほど交尾相手となるメスを多く獲得します。
 春に生えたオスの角はこの交尾期が終わると抜け落ちます。
 大きくて幅の広い蹄(ひづめ)は雪上を歩く時に開いて体が沈むのを防ぎます。また、泳ぐ場合に効率よく水をかくことができ、
 氷上での滑り止めや雪を掘って餌を探すのにも役立っています。」



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顔のアップ。
角の表面にはうっすらと毛が生えているように見えますね。
春に生えてきたばかりのときは皮膚に覆われた「袋角」(ふくろづの)と呼ばれる角。
角の成長につれて外側の皮膚は薄くなり、十分に成長するとなくなります。
「トナ」の角はまだもう少しかかりそうですね。


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こちらはメスの「カリー」
「カイ」ではないんですね(^^;
あくびをしているようなかわいい顔を見せてくれました。
先の説明にあるように、「シカ科」の仲間では唯一メスにも角が生えています。
オスは自分の力と地位を誇示するためのものですが、メスのそれは雪の中にあるエサを探すためのもの。
なのでオスとメスでは角が生える時期が変わるんだそう。
「トナ」のと比べると角の皮膚はかなり厚そうですね。


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こちらは「カナダヤマアラシ」です。
「ヤマアラシ」の仲間を見るのは意外にもこれが初めて(だったような?)。
やや遠いせいもあるかもしれませんが、トレードマークの背中のトゲはやや細く短く見えます。
正直、ほんとに「ヤマアラシ」なの?と思ってしまうくらい(^^;

また説明を見ると「アメリカヤマアラシ科」とありますが、これは「ヤマアラシ科」とはまったく別のグループ。
どちらかというと「テンジクネズミ」に近い系統に属しているんですね。

「カナダヤマアラシ  齧歯目アメリカヤマアラシ科
 英名 North American Porcupine  学名 Erethizon dorsatum
 生息地 北アメリカ

 カナダヤマアラシは体に3万本以上の針を持っています。その針は、動物の皮膚に刺さると体から簡単に抜けてしまいますが、
 刺さった動物からはなかなか抜けません。外敵と出会うと背中の針を逆立てて威嚇し、尾で敵を打って身を守ります。
 アジアやアフリカにすむヤマアラシが、地上のみで生活をするのに対し、アメリカにすむカナダヤマアラシは、
 よく発達した爪と毛の生えていない大きな足の裏を使って上手に木を登り、多くの時間を樹上で過ごします。
 カナダヤマアラシは、冬には針葉樹の細い葉や木の皮などを食べ、夏はしばしば地上におりて植物の根や茎、葉、種子などを食べます。
 木の皮は1年中食べるため、植林地帯では害獣として扱われています。」



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「リス科」の仲間なのに名前に「Dog」(イヌ)とついている「オグロプレーリードッグ」
「ミーアキャット」と同じように、立って周囲を警戒するポーズをとるのがかわいいです。
そして敵を見つけると「イヌ」のように鳴くことからその名がつきました。
また「リス科」だけに前足を器用に使ってエサを食べます。
その姿もまたたまらなくかわいいんですよね~。

「オグロプレーリードッグ  齧歯目リス科
 英名 Black-tailed Prairie Dog  学名 Cynomys ludovicianus
 生息地 北アメリカ

 プレーリードッグは、北米の草原地帯(プレーリー)に深く複雑な穴を掘って生活しています。
 巣穴の出入り口周囲に盛り土をし、そこに立って危険が迫っていないか見張る習性があります。
 コヨーテやタカなどの外敵が接近すると、まるでイヌのような「キャンキャン」という警告音を発するため、
 プレーリードッグ(草原のイヌ)と呼ばれるようになりました。
 群れの構成は、オス1頭とメス数頭による一夫多妻性で、なわばり意識が強く、他の群の個体が侵入してくると激しく争います。
 しかし、群れの仲間とは口と口を合わせたり、抱き合ったりしてあいさつを交わします。
 プレーリードッグは主にイネ科の草を採食します。プレーリードッグに食べられたイネ科の草は次々に新しい葉を生育させていくので、
 それを求めてアメリカバイソンなどの草食動物が集まってきます。
 畜産業者を中心とした人々による駆除によりプレーリードッグの生息数は最盛期に比べると激減しており、
 地域によっては絶滅してしまったところもあります。現在でも駆除派と保護派とで意見が二分しており、プレーリードッグの未来は
 決して明るいものではありません。」



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巣穴のそばで周囲を警戒している様子。
しっぽで体を支えているのがわかります。
後足で立っているところは見たことがありませんが、できるのかな?


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ガラスのすぐ向こう側にいた子。
「70-200mmF2.8E」は従来より最短撮影距離が短くなったおかげで大きく撮ることができました。
この恩恵だけでも勝った甲斐があったというものです(^^)


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別の子ですが、こちらもガラスのすぐそばで立ち上がっていました。
そこで「iPhone5S」で撮影してみることに。
ズームすると画質が悪くなるのでワイド端で撮ります。
ピントが合う範囲が広いので、背景も比較的はっきり写るんですよね。

またガラス越しとはいえ、相手はほんとすぐ目の前にいる状況です。
なので逃げちゃうかな?と思ったんですが、慣れているようですまし顔のままでいてくれました。
こうして見ると結構爪が長くて鋭いのでちょっとビックリ。
でも地中に穴を掘るのに適しているんでしょうね。


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「70-200mmF2.8E」を使って同じような構図で撮るとこんな感じ。
データを見ると焦点距離は165mm。
これだと体形も自然に写りますが、ピントが合う範囲が狭いので気を使います(^^;


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最後はお気に入りの「ワライカワセミ」です。
閉園時間までもう残り少ないので足早に出口に向かっていましたが、これだけは撮っておきたくて。

それにしてもここは予想以上に広くて撮影対象が多く、全部回り切りませんでした。
特に「自然博物館」「両生類」「は虫類」の展示の充実ぶりにはおどろかされましたね。
その気になったらここだけでも半日はいられそうです(^^;


15枚目 iPhone5S
ほかはすべて D700+70-200mmF2.8E FL VR+TC-14EⅢ


次回から新シリーズ、横浜のズーラシアを訪ねます。
by sampo_katze | 2017-11-28 21:00 | 動物園 | Comments(0)


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