人気ブログランキング | 話題のタグを見る
アジア園の猪・鹿・・・・・獺
新望遠レンズで動物園訪問!@多摩動物公園編・第3回


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12205800.jpg
「再来年の干支」


唐突ですが「花札」の話です。
「花札」は「安土桃山時代」「江戸時代」上期の「かるた」を元に、「江戸時代」の中期にできたんだそう。
遊び方はいろいろあるようですが、出来役の中に「猪鹿蝶」(いのしかちょう)というのがあります。
「花札」のことは知らなくても「猪鹿蝶」という言葉は聞いたことがあるという方は多いでしょうね。
順番に7月の「萩」(はぎ)、10月の「紅葉」(もみじ)、6月の「牡丹」(ぼたん)の札に描かれています。

さてこの3種の生きものたちですが、ここ「多摩動物公園」では全部見ることができるんですね。
「イノシシ」と「ニホンジカ」は「アジア園」の東側エリアにいますし、「チョウ」も「昆虫園」で見られます。
国内でこの手役ができるところって他にあるんでしょうか?
かなりめずらしい感じがしますが。
ちなみに今回も「昆虫園」には入っていないので、わたしは「猪鹿蝶」を上がることはできていません(^^;
代わりといってはなんですが、同じ「アジア園」にいる「獺」(かわうそ)を取り上げることにします。


表紙の写真は、高台にいた「イノシシ」です。
そういえば「イノシシ」を撮るのは初めてですし、見た記憶も曖昧・・・・・。
12番目の「干支」ですが、「年賀状」の題材にしたこともありませんでしたね~(^^;

さてここには2頭いて、こちらはメスの「キントン」(2002年生まれ)です。
なんだか「おせち料理」のような名前がつけられていますが(笑)
この子がいるエリアは高低差があってかなり広いんですが、ぜんぜん下の方に下りてきてくれません。
しばらく待っていたらそのままお昼寝してしまいました。
タイミングもあるんでしょうけど、近くで撮るのはちょっと難しいのかも?


blogram ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。
blogram投票ボタン










アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12210176.jpg
下で寝ているのはメスの「クロマメ」(2006年生まれ)。
こちらもやはり「おせち料理」にちなんだ命名。
たまにユニークな名前がつけられていることがありますけど、さすがに「おせち料理」は初めてですね~。
誰が名づけたんでしょうね??
で、やっぱりこの子もぐっすりモード。
あまりいい写真は撮れませんでした。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12210518.jpg
「イノシシ」のすぐ西側にいるのが「ニホンジカ」です。
亜種名は「ヤクシカ」で、その名の通り「屋久島」(やくしま)とその北東に浮かぶ「口永良部島」(くちえらぶじま)に生息しています。
南の島に住んでいるためか、「本州」「北海道」にいる亜種と比べるとかなり小型なんだそう。

真ん中にいるオスの角は2本に枝分かれしていて、左は先端がさらに小さく枝分かれしています。
体が小さい分、角の枝分かれする本数も少ないようで3本以下が普通なんだとか。
ちなみにほかの亜種では4本になるとのことです。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12211074.jpg
角がないのはメス。
ただし、時期によってはオスも生え替わりのため角がないこともあります。
この時期(注:この日は6月24日)だとすでに新しい角が生えているので、この子は間違いなくメスでしょうけど。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12211362.jpg
しきりに首を動かしていました。
おかげで首や顔の下側を見ることができました。
この場所って意外と見られないんですよね。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12211695.jpg
なんと子ジカもいました!
体色はまだ全体的に白っぽく、白い斑点が大きく見えます。
背中の真ん中の黒っぽいラインがやけに目立つ感じですね。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12211999.jpg
横を向いたところで目にキャッチライトが入りました。
か、かわいい!
この後、下に降りてきてかなり近くまで来てくれました。
でも柵があるため、かえって撮りづらくなってしまったのが残念!
それになかなかじっとしてくれませんからね(^^;
まぁ、この1枚が撮れたのでヨシとしましょう。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12212263.jpg
「ヤギ」「マレーバク」の間を抜けて西へと進みます。
その先には「ウォークイン・バードケージ」があるんですが、その手前にいるのが「コツメカワウソ」です。
「カワウソ」の仲間の中では最も小型で、体長は40~60cmほど。
顔はかなり小さく、耳も水中での動きの妨げにならないように丸く小さくなっています。

「コツメカワウソ
 英名 Oriental small-clawed otter  学名 Aonyx cinerea
 分類 食肉目イタチ科  分布 インド、ネパール~東南アジア
 すみか 川の周辺
 食べ物 魚、カエル、エビ、カニ、貝」

※説明板より引用


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12212614.jpg
飼育エリアに置かれた丸太の上に横になっているところを正面から。
指先にはこれまた小さい爪がついているのがわかります。
和名も英名もこれが名前の由来となっているんですね。


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12212965.jpg
今度は横顔を。
シルエットは流線型で、首が意外と長いことにちょっとおどろき。
あご下にはひげがたくさん生えているんですね~。
まるで「ドジョウ」のよう?


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12213201.jpg
寝ている子の上にあごを乗せています。
背中の色が少し淡いので子どもなのかな?


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12213676.jpg
こちらは顔をつきあわせて。
右の子はあごを上げられてちょっと苦しそう?


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12214053.jpg
このように横向きに寝転がる様子も見られました。
リラックスしすぎでしょ(笑)


アジア園の猪・鹿・・・・・獺_c0081462_12214345.jpg
と思ったら、なんとあおむけになっている子も!
おなか丸出しとはあまりにも無防備ですよね~。
後ろ足もピンと伸びてるし・・・・・。
さすがに自然ではこのような体勢にはならないでしょうけど。
ちなみにこの子は「ゴンタ」という名前で、午前中は単独でこちらにいるそう。
午後になると「ニホンアナグマ」と交代します。
ということは午後は「ゴンタ」もほかの子たちと一緒になるのかな?

それにしても「コツメカワウソ」のいろいろな表情や仕草を見ていて癒されました(^^)



すべて D700+70-200mmF2.8E FL VR+TC-14EⅢ


次回は、ウォークインバード・ケージに入ります。
by sampo_katze | 2017-12-18 21:35 | 動物園 | Comments(0)


<< ウォークイン・バードケージの東ケージ アジア園の水鳥たち >>