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ウォークイン・バードケージの東ケージ
新望遠レンズで動物園訪問!@多摩動物公園編・第4回


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「鳥たちが足元の間近に」


「コツメカワウソ」のエリアは正面と左側面の2方向から見ることができます。
左側面は屋内になっていて、その先は「ウォークイン・バードケージ」へと続いています。
今回はその中にいる鳥たちを見ていくことにしましょう。

ところで・・・・・。
「バードケージ」は英語にすると「Bird cage」
ですが、つい最近まで「ケージ」(cage)ではなく「ゲージ」(gauge)と勘違いしていました。
カタカナだと区別しにくくて・・・・・(^^;
これだと「Bird cage」(鳥かご)ではなく「Bird gauge」(鳥の測定器??)になってしまいますね。
スペリングすると違いがわかりますが・・・・。
気になって過去ログを見てみたら、やっぱり同じ間違いをしてたのでさっそく直しました。
あ~、恥ずかしい!(笑)


表紙の写真は、「バードケージ」の中の様子です。
大きなドーム型のかごの中に通路があり、そこから中の鳥たちを見ることができます。
通路には低い位置にロープが張られているだけで、そのほかの柵などは一切なし!
さすがにふれあうことはできませんが、かなり近くに寄ってくることもありますよ。
また時期によって、特に冬季は「鳥インフルエンザ」の影響で閉鎖されていることもあるかもしれません。
訪問前に公式サイトをチェックしておくことをオススメします。


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まずは「アジア園」の別のエリアでも見られた「ツクシガモ」です。
漢字では「筑紫鴨」と書き、冬に「九州」の北部で特に多く見られることからその名がつきました。
くちばしは赤、頭から首にかけてと翼の一部が黒っぽい青、胸から下は白でその間に茶色の帯が入っています。
なかなか派手ないでたちですね。
手前の子はくちばしにグレーが混ざり、体色もやや淡めなので今年生まれた若のようです。
最初見たときはメスかと思ったんですが、後で調べてみるとちがってました。


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横に回ってややアップ気味にしてみました。
目の回りやくちばしのつけ根あたりは白く、頭や翼の青黒部分にもうっすらと白い部分が混じっています。
またくちばしの付け根にコブがあるかどうかで雌雄の判別ができるようですが、この子はコブがありません。
となるとメスなのかな?と思うんですが、当年生まれの若いオスもコブがないかもしれないのでちょっとわかりませんね。


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こちらも胴体の茶色い帯に白が混ざっているので若かな?
右脚を上げ、体もわずかにひねっています。
カメラを意識したかのようなポーズですね。


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奥に写っていた白黒の鳥は「クロトキ」です。
羽毛は白く、首から上と脚は黒。
まるで黒い体に白のコートを羽織っているようないでたちです。
ちょっと見づらいですが、尾羽の先の方は淡いグレーになっているようです。


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顔のアップ。
頭部には羽毛がなく、皮膚が裸出しています。
幼鳥の頃は顔のまわりに羽毛があるようですが、成長とともに抜けていくんだそう。


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こちらは枝にとまっていた「クロトキ」の若。
成鳥とはちがい、頭や首が白っぽい羽毛で覆われています。
目のまわりから頭の後ろにかけての羽毛はやや黒っぽくなっていますね。
ここは生まれたときからこの色なのかな?


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金網の近くにいくつか巣が掛けられていて、営巣中のものもあればこのように抱卵中のものもありました。
オスとメスが交代であたためるようです。


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「クロトキ」と同じような色合いの持ち主は「クロツラヘラサギ」です。
主に「東アジア」に生息し、越冬のため「九州」以南に飛来するそう。
皮膚が裸出しているのは目のまわりだけで、頭から首にかけても白い羽毛で覆われています。
またくちばしはやや幅広で平たく、先端の方は特に幅が広くなっています。
これが大きな特徴であり、名前の由来ともなっています。


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通路に沿って進んでいくと、奥の左手の木の間から「クロツラヘラサギ」の巣があるのが見えました。
そこをよく見てみると・・・・・なんと巣の中にヒナがいました!
親鳥の幅広いくちばしに隠れてよく見えませんが、どうやらごはんをもらっているところのようです。


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ヒナの顔が見えました。
くちばしはピンク、全身は白くて短い羽毛でおおわれています。
最大の特徴であるくちばしの形は平たいものの、まだヘラのようにはなっていません。


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また羽毛が生えていない翼。
体の大きさの割には長いように見えます。


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親鳥のくちばしがちょうど真横から見えました。
きちんと閉じているかと思いきや、実は少しすき間があいています。
下側は平たく、上側が少し丸みというかふくらみを持っているからですね。
ヒナは親鳥のくちばしをつついてごはんをおねだりします。


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ごはんをもらっているところ。
この様子を見るのは初めてです。
この種に限らずヒナを見ること自体めずらしいですからね。


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パートナーから巣材を受け取っています。
抱卵~育雛の間も巣の補修をするようです。
なぜかはわかりませんが、右の子は頭の羽毛が逆立っていますね。



すべて D700+70-200mmF2.8E FL VR+TC-14EⅢ


次回は、ウォーキング・バードケージの続きです。

by sampo_katze | 2017-12-20 21:00 | 動物園 | Comments(0)


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