暖流の旅・東シナ海と南西諸島の海
新幹線で水族館に行こう!@マリンピア日本海編・第6回


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「ふたたびサンゴ礁の海へ」


「日本海大水槽」を後にして3つ目のゾーン「暖流の旅」へと進みます。
近海を流れる「暖流」は2つあり、1つは「太平洋」側を流れる「黒潮」または「日本海流」です。
そしてこちらの「日本海」側を流れるのが「対馬海流」(つしまかいりゅう)です。
「対馬海流」は「九州」の西方沖ではじまり、「津軽海峡」の西側まで達しています。
そこからさらに主な流れは「津軽海峡」を通って「太平洋」側に抜ける「津軽海流」へ、
ほかはさらに北上して「北海道」沿岸を通って「オホーツク海」へと抜けます。
イメージとしては「寒流」が流れていると思っていたので、ちょっと意外でした。

「暖流の旅 黒潮と対馬海流
 日本近海には、黒潮と対馬海流の2つの暖流が流れています。
 黒潮は日本海流とも呼ばれ、フィリピン諸島・台湾東部の海を始まりとする世界最大規模の暖流です。
 東シナ海から太平洋へ入り、九州・四国・本州の南岸に沿って流れ、房総半島沖から日本を離れ東へ向かいます。
 一方、対馬海流は、九州南西の東シナ海で黒潮から分かれ、対馬海峡を越えて日本海に流れ込み、北上する暖流です。
 これらの暖流は、熱帯・亜熱帯地域から暖かい海水とともに水生生物を運び、日本沿岸の生態系に大きな影響を与えます。」

※説明板より引用、以下同じ


表紙の写真は、「東シナ海 サンゴ礁の海」の水槽の様子です。
1階の最初の水槽と同じテーマですがサイズは大きく、種類も豊富です。

「東シナ海 サンゴ礁の海
 東シナ海は、ユーラシア大陸と南西諸島に囲まれた温暖な浅い海域です。
 また、東シナ海を南西諸島に沿って流れる黒潮は、透明で太陽光をよく通します。
 この温暖で透明な海は、体内に共生藻類をもち、その光合成によって得られた栄養を利用するサンゴ類の生育に適しています。
 特に、南西諸島周辺では約350種のサンゴ類がサンゴ礁を形づくり、そこに集まる多様な生き物とともに豊かな生態系を形成しています。」




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まずは「キンセンイシモチ」です。
水族館でよく見られる「ネンブツダイ」と同じ「テンジクダイ科スジイシモチ属」の仲間。
ベースの色はオレンジで、やや青みを帯びた白い縦じまが入ります。
特に目の下のラインが途切れることなく続いているのが本種の特徴。
これが破線状になっているのは「スジオテンジクダイ」と呼ばれます。
「キンセン~」と「スジオ~」は長らく同一種のタイプ違いとされていましたが、2010年代前半に分離されたようです。


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寄り添うように並んでいるのは「イトヒキテンジクダイ」です。
体長5cmほどの「テンジクダイ科イトヒキテンジクダイ属」の仲間。
透明感のある白っぽい体に、ここではあまり目立ちませんが目のあたりを中心にとても細いオレンジ色の横じまが入っています。
さらに目のまわりと下の部分に青がアクセントとして入っていてとてもきれいですね。
このツーショットを撮りたくて、ちょっと張りついてしまったほど(^^;
また第1背びれの第2、3棘が糸のように長く伸びるそうですが、こちらの個体では根元付近にわずかな突起のようなものだけを確認。
糸状のものを見ることはできませんでした。
同じ属の仲間に「ウスモモテンジクダイ」がいますが、あちらは尾びれの付け根に黒点があるので容易に見分けられるとのこと。


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入口近くの最初の水槽にもいた「デバスズメダイ」です。
こちらもよく見かけますね。
緑がかった青が鮮やかで目を引きます。


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こうして数がそろうと鮮やかさも増します。
左端の子は光の加減で、背中にある青い小さな斑点がくっきり浮かび上がりました。
弱い光の方がよく目立つようです。
夜の海に溶け込む色なのかもしれません。


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全身が鮮やかな青の「ルリスズメダイ」です。
やや紫色に転んでしまっているのが残念ですが、人工光+オートホワイトバランスなので仕方ないかな(^^;
よく見ると尾びれの後ろの方は透明になっています。
これは幼魚やメスに見られる特徴なんだそう。
姿形や大きさからこの子はメスの成魚のようですね。


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一転して白黒と落ち着いた雰囲気を持つ「ミスジリュウキュウスズメダイ」
黒のやや太い横じまが頭から数えて3本入ります。
背中の真ん中あたりで1本目と2本目の黒いラインがつながり気味になっていますが、若魚だからでしょうか?

近縁種に「ヨスジリュウキュウスズメダイ」がいますが、こちらはその名の通り黒ラインが4本。
両種の見分けは黒ラインを数えるまでもなく、簡単にわかるそう。
「ミスジ~」は背びれ全体が黒いですが、「ヨスジ~」は真ん中に白いラインが入ります。
また、「ヨスジ~」は尾びれに4本目の黒ラインが入ります。
ほかの種もこんな感じでわかるといいな~、なんて思ってしまいますが(^^;


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こちらも最初の水槽にいた「ニジハギ」
お腹側の一部を除いて黄色と黒い縁取りのある青のラインをまとったなかなかのおしゃれさんです。
「~ハギ」と名前にありますが、「カワハギ」とは別系統の「スズキ目ニザダイ科」の仲間です。
余談ですが「カワハギ」は「フグ目カワハギ科」の仲間。
「ニザダイ科」の仲間には「~ハギ」の名前を持つものが多いんですが、体型やおちょぼ口をしていることが由来なんでしょうかね。


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オレンジ地に白いラインをまとった鮮やかな体色が目を引く「カクレクマノミ」
某映画の主役になったことで大注目されました。
今でもその役名で呼ばれることもありますね(^^;

白のラインは3本で、あまり意識して見てませんでしたがそれぞれに黒いラインが入っています。
第1背びれ以外のひれにも黒いラインが入っていますね。
そして腹びれ以外の縁は透明になっています。


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ちょっと地味目な「クロユリハゼ」
「~ハゼ」と名前はついていますが、「スズキ目クロユリハゼ科」というちょっと別系統の仲間です。

後ろに見えるのは「シコクスズメダイ」
黒っぽい体で第2背びれあたりから後ろが白いというめずらしい色分けをしています。


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前半分が白で、後ろ半分はオレンジという派手な色分けの「ハタタテハゼ」
こちらも「クロユリハゼ科」の仲間で、その中ではもっとも美しい体色の持ち主といっていいでしょう。
おめでたい色の組み合わせですし。
第1背びれの前方が旗、というか幟(のぼり)のように長く伸びるのも特徴です。


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「ハゼ」に似た細長い体型が特徴の「ヤエヤマギンポ」
「スズキ目ギンポ亜目イソギンポ科」の仲間で、漢字で書くと「八重山銀宝」となります。
「銀」と「宝」とはなんとも縁起のいい名前ですが、これは「室町時代」以降に流通した「銀貨」「丁銀」(ちょうぎん)が由来。
体型が「丁銀」に似ていることからという説があります。
ちなみに標準和名で単に「ギンポ」という種をはじめとして「~ギンポ」と呼ばれる種は意外と多いです。
しかも「ギンポ亜目」のほか「ゲンゲ亜目」「ワニギス亜目」に属する種もいます。
「~タイ」と呼ばれる種は多いと思っていましたが、もしかするとそれくらい多いのかも?(^^;


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ここでちょっとブレイク。
昼ごはんは2階にあるレストラン「UMINONE ~海の音~」へ。
行く前に「期間限定プレミアムシリーズ」と銘打たれた1つ、「のどぐろとカニの特上天丼」を見つけてこれと決めていました。
「のどぐろ」も「カニ」もこちらの目玉食材ですからね。
ですが、現地ではそのことをすっかり忘れて「日本海海鮮丼」をオーダー。
こちらも「数量限定」だったので、それに目を引かれてしまったようで・・・・・。
ネタは8種で新鮮でおいしかったですが、やはり今でも「特上天丼」が気になります(^^;


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午後の探訪で小腹が空いたので、1階にある屋外ファーストフード店の「ドルフィンジャンプ」に立ち寄ります。
おつまみや軽食があり、その中から「のどぐろドッグ」(500円)をチョイス。
3尾も入っていたのはちょっとおどろき。
水菜とタルタルソースが添えられています。
こちらもおいしくいただきました(^^)



13、14枚目 iPhone5S
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、暖流の旅エリアにあるサンゴ礁の海の水槽です。
by sampo_katze | 2018-01-28 21:00 | 水族館 | Comments(0)


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