冷たい海の魚たち+浅虫水族館ねぶた
新幹線で水族館に行こう!@浅虫水族館編・第5回


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「浅虫水族館の仲間たち」


「サンゴ礁」の次は「冷たい海」のゾーンです。
最初はご当地にある「むつ湾」で、その次は一気に南下して「サンゴ礁」。
そして再び北上して水温一桁の地域と、温度変化がかなり激しいですね(^^;

そして、その2つのゾーンの間には「イベントホール」があります。
訪問したのは7月28日。
「青森ねぶた」が開催されるまであと5日と迫っていました。
そのこともあってか、小さいながらも「ねぶた」が展示されていました。
次のゾーンに入る前にこちらをのぞいてみることにしましょう。


表紙の写真は、「浅虫水族館」の生きものたちをモチーフにした「ねぶた」です。
「ねぶた」は「青森ねぶた」、「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」(ごしょがわら たちねぷた)などが有名。
ちなみに「弘前」と「五所川原」は「Nebuta」ではなく「Neputa」と読みます。
ですがご当地「浅虫市」も「ねぶた」発祥の地の1つされていて、「浅虫ねぶた」が開催されるんだそう。
真ん中の目立つ場所に立つのはもちろん「浅虫水族館」のマスコット「ここる」
天井には「金魚ねぶた」も飾られていました。










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「弘前ねぷた」(左)と「五所川原立佞武多」も並んでいました。
「立佞武多」はその名の通り、高さのある「山車」が特徴。
ここにあるのもなかなかの高さですが、本物は20mを超えるものあるんだそう!
ご当地には「立佞武多の館」があり、通年見ることができるとのこと。
「青森」のは見たので、「五所川原」にも行ってみたいですね。


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さて、水槽の見学に移りましょう。
「冷たい海」ゾーンの最初は大きな水槽で、大きな「マダラ」が悠然と泳いでいました。
言わずもがな「タラ目タラ科」の仲間で、全長は1mを超えることもある大型種です。
背びれは3、尻びれは2あり、背中側にはまだら模様が入ります。
漢字では「鱈」(魚へんに雪)と書くように旬は冬。
身のほか「白子」(しらこ、精巣のこと)が食されます。
個人的には「卵」、こちらは「真子」(まこ)と呼ばれますがなじみがありません。
というか見たことすらないですね(^^;

「北日本の沿岸にはマダラ、スケトウダラ、コマイの三種のタラ科魚類が生息し、
 本県では、マダラとスケトウダラが漁獲されます。
 下北半島のむつ市脇野沢(わきのさわ)では江戸時代から漁獲されてきました。
 毎年12月から2月にかけて、産卵のためにむつ湾に来遊するマダラは、お腹いっぱいに卵や白子(しらこ)を抱えており、
 冬の青森を代表する魚として県民に親しまれ、余すところなく利用されます。」



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顔のアップ。
あごの下に1本のヒゲが伸びていて、外観の特徴の1つになっています。


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同じ水槽にいる「スケトウダラ」です。
「スケソウダラ」と呼ばれることもあるようですが、これは誤用らしい?
「マダラ」と比べて一回り小さく、全長は60~80cmほど。
まだら模様は体の中央にだけあり、しかも2本の縦じまのようにつながって見えます。
「たらこ」と呼ばれるのはこちらの「卵」で、「マダラ」のではありません。
「マダラ」のそれを「真子」と呼ぶのは区別するためなのかも。


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底の砂地の上でまどろんでいるのは「ケムシカジカ」
大きな頭と口、体全体に細いトゲを持っています。
その様子が「毛虫」のように見えることが名前の由来のよう。
名前も見た目もちょっと敬遠したくなりそうですが、実はかなりの美味だそう。


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底に張りついていたのは「オヒョウ」
漢字では「大鮃」(おおきなヒラメ)を当てますが、「カレイ科」の仲間です。
体長は1mを超え、最大では3mに達し体重も200kgを超えることもあるという大型種です。
ただそこまで大きくなるのはメスで、オスは3分の1程度とのこと。
あまりなじみがなさそうですが「カレイ」ですから、意外と口にしているかもしれません。
「回転ずし」などで「エンガワ」の代用とされることもあるそうですから。


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そして、この水槽でもっとも大きいのがこちらの「ダウリアチョウザメ」
「チョウザメ科ダウリアチョウザメ属」の仲間のよう。
ですが詳細はよくわかりません(^^;


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顔のアップ。
上側の吻は細長く、下面には小さな房がついています。
鼻孔は2対あるんですが、この写真では外側の鼻腔と目が接近しているので目が飛び出しているのかと(汗)


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おとなり「秋田県」「県魚」になっている「ハタハタ」です。
漢字では「鱩」(魚へんに雷)と書きますが、「鰰」(魚へんに示+申=神)とも。
全長は20cmほどで、背中には「マダラ」と同じように不規則なまだら模様が入っています。
お腹の中に銀色のかたまりが見えますが、体が半透明になっているのかな?

「冬を連れてくる魚  ハタハタ
 青森県の日本海側では、12月に冬の季節風と寒波によって水温が7~8℃に下がると大群で岸に押し寄せ、
 海藻に卵を産み付けます。普段は水深200から400mの砂泥底(さでいてい)にすみ、朝夕に活動しますが、
 日中は砂に潜っている事が多いので英語ではサンドフィッシュと呼ばれています。
 幅の薄い体とナイフのような体型のおかげで、砂に潜るのがとても上手です。
 本県のハタハタは、青森から新潟にかけての日本海を回遊する集団で冬の味覚として親しまれていましたが、
 極端な不漁が続いたため、ハタハタを特別に愛する秋田では平成4年から3年間を全面禁漁にしました。
 平成11年からは青森・山形・新潟も資源管理に協力した結果、青森から新潟のハタハタ漁には活気が戻りました。」




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右側にある少し小さめの水槽。
大きな横穴が開いた岩が積み重なっていて、そこから顔を出している子たちが見られます。
手前の方には薄く砂が敷かれていました。


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砂地の上にいたのは「ホッケ」です。
「カサゴ目アイナメ科ホッケ属」の仲間で、漢字では「𩸽」(魚へんに花)と書きます。
白い体に不明瞭な横じまが入っています。
よく「干物」で見たり食べたりしますが、鮮度が落ちるのが早いことから生で食することはほとんどありません。


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結構頻繁に向きを変えてくれたので正面顔も撮れました。
名前に「華」を持つだけに、なかなか美しい姿をしています。
ガラスが曇っているのは水温と気温がちがうから。
撮る前に拭いてはいるんですが、十分ではなかったようですね(^^;


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最後は定番?の「オオカミウオ」です。
その名の通り大きな口の中には鋭い「犬歯」があり、上あごと下あごには頑丈な「臼歯」が並びます。
そして強力なあごの力で「甲殻類」「貝類」を殻ごとバリバリ食べてしまいます。
見た目はコワモテですが、性格は意外にも穏やか。
こうして2匹が仲良さげに並んで横になっている様子はなんともほほえましい限りです(^^)
この2匹はつがいなんでしょうかね?


すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、淡水魚のゾーンです。
by sampo_katze | 2018-04-10 21:15 | 水族館 | Comments(0)


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