滑川のほたるいかミュージアム+富岩運河環水公園
新幹線で水族館に行こう!@魚津水族館~番外編・その2


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「ホタルイカキャラの駅名標」


翌11月12日(日)。
この日は16時台の「はくたか」で帰京します。
あえて速達の「かがやき」にしなかったのはとある理由があったからですが、それは次回に。

さて前日は「富山湾四大神秘」のうちの2つ、「魚津埋没林」「蜃気楼」をテーマにした「魚津埋没林博物館」を見学しました。
そしてこの日はもう1つの神秘、「ホタルイカ」をテーマにした「ほたるいかミュージアム」を訪ねます。
場所は「富山市」「魚津市」の間にある「滑川市」(なめりかわし)。
最寄り駅は「滑川駅」で、「富山駅」からは「あいの風とやま鉄道線」に乗って約15分。
駅からは北口を出てまっすぐ進み、つきあたりを右に曲がってすぐで歩いて10分ほどで着きます。


表紙の写真は、同じく「滑川駅」に乗り入れている「富山地方鉄道」のホームの駅名標?です。
水色の浴衣を着ているのは「滑川市」のイメージアップキャラクター「キラリン」
「ホタルイカ」をモチーフにしていて、よく見ると袖と裾から水色の脚が出ているのがわかります。
向かって左側、「キラリン」の右手側にはとなりの駅名が書かれていたはずですが壊れているようですね。
ちなみにこの子は女の子で、「ピッカ」という弟キャラもいるそう。


ほたるいかミュージアム










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館内に入る前に裏手に回ってみます。
前日同様に空には厚い雲がかかっていて、あまりいい景色は見られず。
一部は雨が降っているようにも見えました。


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海とは反対の「県道1号線」側に立つ「ほたるいかミュージアム」の看板。
真ん中に「キラリン」とはちがった「ホタルイカ」キャラが描かれています。
公式サイトを見ると当館のイメージキャラクターですが、名前がありませんでした。
そこも神秘ということなのかな・・・・・?


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建物の外観。
大きな楕円形をした屋根がせり出しています。
館内には「レストラン」「カフェ」「おみやげマーケット」もあります。
ミュージアムの入館料は時期によって異なり、活きた「ホタルイカ」が見られる3月中旬から5月終わり頃までは800円。
それ以外の時期は600円です。
できれば3月から4月の間に見に行きたいところですね。
春の大型連休は相当混雑するようですし(^^;


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「ホタルイカ」の体の構造。
逆さに描かれているように見えますが、頭が上でお腹を下にするとこうなります。
頭と足が一体化?しているので違和感を感じますけどね(^^;
光を発生させる場所は眼、腕、皮膚の3か所にあるようです。

「ホタルイカ  ツツイカ目開眼亜目ホタルイカモドキ科
 ●ホタルイカの俗名
  コイカ(小烏賊)、マツイカ(松烏賊)、アカイカ
 ●ホタルイカの標準和名
  学術的に付けられた日本名を標準和名(単に和名とも呼ぶ)といいます。
  ホタルイカの標準和名は、渡瀬庄三郎博士が明治38年(1905)に現在の滑川市に来られ、
  ホタルイカの研究をされたときに付けられたとされています。
  実はそれ以前から「蛍烏賊」と呼ばれた記録もありますが、
  渡瀬博士の研究によってその名前が広く知られるようになりました。
 ●ホタルイカの学名
  学名とは世界共通の生物の学術的な呼び名で、スウェーデンのリンネが考えた二名法で表記され、
  属名と属小名からなります。その後に命名者名が書かれます。
  命名者名が(  )で囲まれている場合は、属名が後で変更されたことを示しています。
   最初の学名 Abraliopsis scintillans Berry, 1911  
         アメリカのペリー博士が1911年に命名しています。
   現在の学名 Watasenia scintillans (Berry,1911)
         石川千代松博士が1913年に属名を変更し、研究者の渡瀬庄三郎博士にちなんだ名前を付けました。
   学名のscintillans(シンティランス)はラテン語で「閃光を発する」という意味です。
 ●外套膜の長さ オス/40~55mm メス/55~70mm」

※説明板より引用、以下同じ


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「ホタルイカ」が全身で発光している様子を写したもの。
こんな広範囲が発光するんですね~!

活きた「ホタルイカ」が見られる時期には「発光ライブショー」が開催され、実際にこの様子を見ることができますよ。
またそれ以外の時期は「LED」によるイメージ、および「コンコエシアッシュドディスコフェラ」(conchoeciapseudodiscophora)という
「深海性発光プランクトン」の1種の発光を見ることができます。
「コンコ~」には和名がないので、ここでは「龍宮ホタル」という通称を用いていました。

「体中の発光器が光っている状態。
 第4腕の先端(腕発光)がひときわ明るく、眼の周り(眼発光)も一部光っています。
 皮膚発光は青と緑が混在しています。」



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「ホタルイカ」の発光が見られる「富山湾」の沿岸。
水色の部分がその範囲を示しています。
そのうち「常願寺川」の河口から「魚津港」まで、図中のピンクのエリアが「特別天然記念物」に指定されています。
この地図は北が左になっているので、方向に注意!


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ここで問題となるのが「特別天然記念物」なのに「ホタルイカ」はなぜ食べられるのか?ということ。
実は指定されているのは「ホタルイカ」そのものではなく、それらが集まる海面であることから。
もしそのものが指定されていたら口にすることができなくなっていたんですね。


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「ホタルイカ」の漁の様子を見学できるイベントもあります。
暗い海面から引き上げられたたくさんの「ホタルイカ」が一斉に発光する様は、この写真を見るだけでも圧巻!
ですが、このイベントの出発時刻は午前3時!
眠気と寒さと船酔いにうち勝たなければなりません(笑)
自然相手ですので、こんな風に見事に見られるかどうかは運次第?
でも一生に一度は見ておきたい光景の1つかもしれません。
ちなみに映像なら館内にある「ミュージアムシアター」で見ることができますよ。

「ホタルイカの漁期は1年のうち数か月。
 定置網にかかったホタルイカの放つ光で、まだ明けきらぬ富山湾が一瞬にして幻想の世界に変わります。
 滑川市ではこの神秘的な発光を、4月ごろから5月の初めまでの約1か月、「ほたるいか海上観光」で楽しむことができます。」



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「世界のおもしろイカ」を紹介するパネル。
定番とここの主役が並びます。
炙られている「スルメイカ」がいと哀れ(^^;

「スルメイカ
 日本の近海でたくさんとれ、「スルメ」として加工されるイカの定番です。」


「ホタルイカ
 富山湾の神秘と言われる不思議なイカ。全身発光は見ものです!」



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第2弾はどこか奇妙な形をした2種が紹介されていました。
左の「トックリイカ」は水深1000m以下の深海に生息する種。
このエリアはスーパースターとなった?「ダイオウイカ」がいるので、ほとんど表舞台に出てきません。
説明には8本足とありますが、厳密には1対の「触腕」もあるのでほかの種と同様に10本足があるよう。
右の「チョウチンイカ」はその見た目からのネーミングでしょうね。
光らないそうですから・・・・・。

残念ながら第3弾はなし。
せめてもう1つくらいほしかったところですね~(^^;

「トックリイカ
 2枚のヒレに8本足、形もユニークな珍しいイカです。」


「チョウチンイカ
 とっても光りそうな名前ですが、じつは全然光りません。」



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「ほたるいかミュージアム」の見学を終え、「滑川駅」から「富山駅」へと戻ります。
着いたのは12時少し過ぎでちょうどお昼時。
「北陸新幹線」高架下の商業施設「きときと市場 とやマルシェ」内にあるとあるお店で昼ごはん~♪
でも日曜ということもあってかなり混んでいました。
そこで駅北側にある「富岩運河環水公園」まで歩いていき、時間をつぶすことに。
北口を出て約10分ほどで着きます。

「公園の概要
 富岩運河還水公園とは、とやま都市MIRAI計画のシンボルゾーンとして、歴史ある富岩運河の旧舟だまりを
 都市の貴重な水辺空間として整備した親水文化公園です。全体面積9.7haの広大な水辺空間に、富山県美術館、
 泉と滝の広場、天門橋、バードサンクチュアリなどがあり、県都富山市の新しいオアシスとなっています。
 公園の名称にある「環水」とは、富山湾や日本海とのつながり、環日本海へのひろがり、さらに地球規模の環境をイメージし、
 "めぐる水"の豊かさを表現したものです。また、この公園が都市のシンボルとして多くの人々に親しまれるとともに、
 水を通じて人と人とのつながり、世界とのつながりが広がるようにとの願いがこめられています。」



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公園があるのは「富山」と「富山湾」の「岩瀬港」を結ぶ「富岩運河」(ふがんうんが)のスタート地点。
蛇行していた「神通川」(じんづうがわ)を治水のため直線化し、その河川跡を埋立てた跡地(図の黄色い部分)の一部にあります。
かつては物流の重要なルートでしたが、現在は冬期を除き「富岩水上ライン」が運航されていて約1時間のクルーズが楽しめます。
途中には水面の高さを調整するための「中島閘門」(なかじまこうもん)があり、その水位差は約2.5m。
船に乗りながら上下する水上エレベータのような感覚が味わえるよう。
「水上ライン」にはいくつかコースがありますが、中には「中島閘門」の操作室見学が含まれているのも。
エレベータの実体験か、操作室見学か・・・・・どちらを選ぶか悩みどころかも?

「富岩運河の歴史
 1.長い間、神通川は富山市街地で大きく蛇行しており、洪水の原因になっていました。
 2.県は、明治34年から洪水対策として川を直線化する工事を進め、その結果、もとの河川敷(図黄色部)が残りました。
 3.県は昭和3年、近代都市富山にふさわしいまちづくりをめざし、3つの都市計画事業を決定しました。
  ・富山駅北から東岩瀬港まで運河を建設し、水運の便を開き、沿岸に工場地帯を形成する。
  ・運河を掘削した土砂で、もとの河川敷を埋め立てて区画整理を行う。
  ・関連する街路を建設する。
  というものです。富岩運河は、昭和10年に完成し、富山市の発展に役立ちました。
 4.昭和30年代半ばから物流の中心がトラック運送となり、水運の機能を失い、水も汚れてきたことから、
  一時埋立てる計画もありましたが、昭和50年代後半に、まちの中の貴重な水面として残し、活用することとなりました。」



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公園にあるひときわ目立つ建物は「天門橋」
両岸にある高さ約20mの「展望塔」が目を引きます。
2つの塔の2階部を結ぶ橋のほか、両側にも地上同士を結ぶ橋があるというめずらしい構造をしています。
このときはそんな構造になっていることを意識してませんでしたが(^^;

「天門橋
 公園のシンボル橋。3つの橋を合体させたユニークな橋で、高さ20.4mの展望塔には
 長さ58mの「赤い糸電話」があり、愛の告白スポットとなっています。」



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「展望塔」に上がります。
エレベーターがあるのでのぼるのもラクラクですよ。
ここからは「立山連峰」の眺めもいいはずですが、この日は雲に隠れて見えず。
こんなにいい天気だったんですけどね~。


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最後は、公園内にある「スターバックスコーヒー」
かなりあちこちにある有名店なので今更感がありますが、ここにあるのはひと味ちがいます。
というのもここは「世界一美しいスタバ」と呼ばれている(いた?)んです。
正確には2008年に「ストアデザイン賞最優秀賞」の栄誉に輝きました。
でもこんな風に水辺にある開放的な空間で美味しいコーヒーが飲めるんですからね。
「富山」の方がうらやましい?



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次回は、富山市内をプチ散策します。
by sampo_katze | 2018-07-09 21:15 | 博物館・美術館 | Comments(0)


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