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大阪の生きているミュージアム NIFRELへ
大阪の生きているミュージアム NIFRELに行こう!編・第1回


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「モノレールのジャンクションと太陽の塔」


前回の「松江」遠征から2週間後の4月20日(金)。
「マイル修行」の第3弾として「大阪伊丹空港」へと飛びました。

ここは「羽田空港」からも近く、06:30から19:30まで1時間おきに出発する高頻度運航路線。
いつでも乗れるとまではいきませんが、搭乗回数を稼ぐには結構向いている路線です。
とはいえただ行って帰ってくるだけではもったいないので、せめて1泊ぐらいはしたいところ。
そこで航空券+宿泊がセットになった「JALダイナミックパッケージ」を調べてみました。
するとなんと、税込で21,600円というおトクなセットを発見!
連休前でやや時期外れということと「タイムセール」だったこともあってか、思った以上に割安だったので即決。
夕方発の便だったので、午後半休をとってのフライトです。

そして、翌21日(土)は夜のフライトで帰京。
結構あわただしいですが、格安に往復できるのですから仕方ありません。
ではどこに行こう?と考えたとき、頭に浮かんだのが「ニフレル」でした。
昨年の夏に「海遊館」を訪ねたとき、ポスターに写っていたのが「ホワイトタイガー」「アクア」
地元からほど近い「東武動物公園」生まれで、4きょうだいのお披露目の日にも訪ねています。
そんなこともあり、大きくなった「アクア」に会ってみたいというのもありました。


表紙の写真は、「大阪モノレール」「万博記念公園駅」付近の様子です。
この駅は「ニフレル」の最寄り駅で、「大阪空港駅」から乗り換えなしでアクセスできます。
「モノレール」ではめずらしい分岐駅でもあるため、レールが多くなかなかの見ごたえ。
その向こうには「万博記念公園」のシンボル、「太陽の塔」の姿を見ることができます。
日没から23時まで、目が発光するようになっているだそうですよ!










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同じ場所から「太陽の塔」をズームアップ。
85mmでもこれくらい大きく撮れます。
「モノレール」をくぐって、公園の中央口近くまで行った方が大きく撮れますけどね。


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駅から東の方に坂を下りながら進んでいくと、「観覧車」のある白い建物が見えてきます。
これが「ニフレル」です。
「大阪港」にある「海遊館」がプロデュースして、2015年11月19日に開館しました。
コンセプトは「感性にふれる」で、それが「ニフレル」の名称の由来にもなっています。
「生きているミュージアム」との呼び名があるように、「水族館」をメインに「動物園」「博物館」
「美術館」などの要素も取り込んださまざまな展示を行っているですよ。


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建物の横にある「ニフレル」のロゴ。
「ゾウ」のようにも見えるし、頭文字の「n」に水滴がついているようにも見えます。
公式見解?では、やはり「n」を図案化したもののようですね。
そもそも、ここには「ゾウ」はいませんし・・・・・(^^;


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入口に向かって進むと、壁には小さな石のようなものが並んでいました。
これは「浜辺」をイメージしたものとのこと。
確かにガラスは打ち寄せる波で、茶色は砂浜のように見えますね。

「外壁アートについて
 壁の装飾は”浜辺”を表現しています。
 ”浜辺”は、陸でくらす私たちと海でくらす生きものたちが出会う場所です。
 大小の水玉は、海や水、水と共にいきる全ての生きものをあらわしています。
 溶かして作ったガラスのかたまりを何度も磨いて仕上げました。
 溶けた形そのままのものもあります。
 砂を固めたような陶(とう)は、さらさらとして砂浜と地上の生命を象徴しています。
 窓と同じ形にして、浜辺に寄せる波を空から眺めたように並べました。」

※説明板より引用、以下同じ


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さて、早速館内へと入ってみます。
7つのコンセプトに分れていて、最初のテーマは「いろにふれる」
ここではカラフルな体色を持った海の生きものたちを見ることができます。


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まずは赤と白のおめでたい色の組み合わせを持つ「シロボシアカモエビ」です。
真っ赤な体に白い斑点が入っているところが名前の由来。
ほかに「触角」「胸脚」の一部が白くなっています。
写真が小さくてわかりづらいですが。
また彼らは大型の魚たちの体の表面などを掃除して、共生することでも知られています。

また水槽のネームプレートには、俳人「夏井いつき」さんが監修した「生きもの五七五」が添えられていました。
ここに出てくる「キチン」とは、「甲殻類」の外骨格の主成分のことだそうです。

「ガラスかと 見紛うばかりの キチン質」


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円形水槽なので、きれいに撮ることは結構難しいです。
ですが、なんとか全体のカラーリングがわかる写真が撮れました。
長く伸びた「触角」と脚の先端、体に入る白い斑点がわかります。
特に脚の白は白い靴下のように見えることから、英名では「White Socks」とも。


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岩の下にはバラバラになった無残な「シロボシアカモエビ」の姿が!?
と思ってよ~く見てみると、外骨格がやや透けて見えます。
これは抜け殻でした(^^;


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今度は全体が黄色になっている「キイロサンゴハゼ」です。
「ハゼ」の仲間の中では、まさに異色の存在?
体表から毒のある粘液を分泌し、外敵から身を守ります。
そういえば地上に生息する「モウドクフキヤガエル」も、こちらと同じように全身が黄色。
この体色は毒をもっていることを知らしめているんですね。

「警告す 黄色い体 毒をもつ」


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同じ水槽にいる「ミズタマハゼ」です。
全体が淡い体色をしていて、「キイロサンゴハゼ」とは対照的。
第1背びれの先端にわずかに黒い部分があるほか、頭に薄い青の小さな斑点が入っています。
そういえば、こちらには「いきもの五七五」がありませんでしたね(^^;


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ここからは「スズメダイ」の仲間たち3種です。
名前の「スズメ」には「小さい」という意味があり、多くの仲間が小型魚となっています。
最大種では30cmを超えるようですが。

まずは「デバスズメダイ」・・・・・かな?
体長は10cmにも満たないとても小さな種です。
体に模様はなく、全体が青緑色をしている・・・・・はずなんですけど、全体が黄色なんですよね。
光の加減なのかもしれませんが。

「大群は 一致団結 浅場暮らし」


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白黒のモノトーンは「ミスジリュウキュウスズメダイ」です。
こちらも体長が10cmに満たない小型種。
頭、お腹、そして尾びれの付け根を通る3本の黒ラインが特徴で、名前の由来でもあります。
またそれら黒ラインが、背びれでつながっているところも大きなポイントです。

「いきもの五七五」にあるように、黒ラインが4本ある別種「ヨスジリュウキュウスズメダイ」もいます。
こちらは尾びれの先端に黒ライン4本目が入り、それぞれのラインは背中側でつながらず独立しています。

「しましまが 4つあるのは 別のヤツ」


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最後は、鮮やかな青い体色が目を引く「ルリスズメダイ」です。
体長は5cm前後で、ここではもっとも小型の種。
ですが、その色鮮やかさで存在感は抜群です。
その色は体内にある「色素胞」(しきそほう)の反射から生まれるもので、色そのものを持っているわけではないそう。
ですので、生まれたときからこの色が見られるとのこと。

「瑠璃色は 虹色素胞の 反射です」
こうしょくそほう



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、いろにふれるの続きです。

by sampo_katze | 2018-12-04 21:15 | 水族館 | Comments(0)


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