大阪の生きているミュージアム NIFRELに行こう!編・最終回
「うごきにふれる」ゾーンの後編は、こちらにいる「鳥類」たちです。 ここのゾーンにいる生きものたちとはふれあうことはできません。 また「ほ乳類」たちとは仕切りがあるので、あまり近づくこともできません。 ですが、「鳥類」たちはそこを飛び越えて自由自在に行くことができます。 さすがに肩や頭に止まってくることはないようですが。 それでも種によっては、手が届くくらいまで近づいて見られますよ。 表紙の写真は、「うごきにふれる」ゾーン入口から見た全景です。 右寄りに見える水路から先が、前回登場した「カピバラ」と「ワオキツネザル」がいるエリアで、 左端が「コツメカワウソ」と「アメリカビーバー」がいるエリアになっています。 お客さんたちはその間の通路を手前から奥に向かって進んでいきます。 ここはスタッフである「キュレーター」さんが多くいるので、いろいろ質問もできますよ。 全体が青みがかった灰色で、目のまわりは黒っぽく「虹彩」は赤。 頭には大きな「冠羽」(かんむりばね)があり、特に先端は扇のような形になっています。 これはオスメスともにあり、大きさなどに違いはないようです。 「オウギバト 英名 Victoria crowned pigeon 学名 Goura victoria 地上で生活する。全身が灰青色(はいせいしょく)がかっている。昼間行動し、果実や昆虫を採食する。 求愛ディスプレイでは、オスは冠羽(かんむりばね)と尾羽を誇示して、お辞儀のような行動をする。 頭部に大型で扇状に広がる冠羽があり、先端には白い飾り羽がついている。」 「冠羽」がよく見えるよう、くちばしが胸に着くまで頭を下げていますね。 これが説明にあった「求愛ディスプレイ」のようです。 警戒心はそれほど高くないようですね。 とはいえ、さわることはできませんのでご注意を。 警戒心なさすぎでしょ、これ(^^; でも、やっぱり「ハト」の仲間だからかな~? 特徴ある「冠羽」の様子もよくわかります。 茎から左右に細い葉が伸び、先端は白く縁どられた花が咲いているようにも見えます。 頭がお花畑、というと誤解を招きそうですけど(笑) こんなシルエットをした花があるんですけど、なんだったかな?? 黒い体で頬から胸にかけては名前の通り白く、下の境目には赤の縁取りが入ります。 目のまわりは水色で、赤みがかった大きなくちばしが最大の特徴。 とてもきれいでかわいい鳥なんですが、最大種の「オニオオハシ」と比べるとやや影が薄い印象です。 まだこの子は人なれしていないのか、下りてきてくれませんでした。 これまでいろいろな「エボシドリ」の仲間を見てきましたが、この種はこれが初見。 緑をベースとした体色は同じですが、頭は赤と白のツートーン。 「冠羽」が「烏帽子」のように見えることが名前の由来ですが、あまり長くありません。 この子たちも下りてきてくれませんでした(^^; タイミングもあるんでしょうけどね。 全体が緑色で、翼は光沢のあるエメラルドグリーンのように鮮やか。 目のまわりが赤く縁どられ、その上下と「冠羽」の先端に白のラインが入ります。 この「冠羽」の白が「リビングストン~」の特徴で、よく似た「ギニアエボシドリ」と簡単に見分けることができます。 翼の色もちがうんですが、こちらの方が目立つのでわかりやすいですよ。 「リビングストンエボシドリ 英名 Livingstone's turaco 学名 Tauraco livingstonii 木の上で巣を作り、森の中の枝がたくさん生えているところでも器用に飛びまわったり、 枝をつたったりして軽々と移動する。 木の実を主食とする。 頭部の上に目だつ冠羽があり、和名では烏帽子にたとえられる。」 「アフリカ大陸」南端部にある「ナミビア」や「南アフリカ」の沿岸に分布。 「南アメリカ大陸」の西側沿岸に分布している「フンボルトペンギン」によく似ていて、見分けが難しい!(^^; 「ケープ~」の特徴はくちばし近くのピンク色をした皮膚の裸出が少ないことと、胸に入る黒ライン1本が細いこと、 目の上から横へと伸びる白い部分が幅広いことが挙げられます。 ただ、比べてみないとちょっとわかりづらいんですよね~。 足下には小枝のようなものが並んでいるので、ここに巣があるようです。 こんなはりぼてのような箱でも巣にしてしまうんですね~(笑) 「ペリカン科」の中では最大級で体長は160cm、羽を広げると3m近くになります。 体色は繁殖期は桃色になりますが、通常は白。 そのため和名と英名では表現する色が異なっています。 このときは羽を広げてくれたので、「風切羽」が黒くなっているのがわかりますね。 たたんでいるときはこれが隠れて見えませんから。 「モモイロペリカン 英名 White Pelican 学名 Pelecanus onocrotalus 獲物の魚を捕る時は5-10羽程度の群れで魚の群れを追い込み、 逃げ道をふさいだ上で一斉に喉の袋で掬い上げる行動がみられる。 30cm以下の魚ならば海・淡水の別を問わず食べる。 稀にエビ等の甲殻類も捕らえる。」 大きい体がさらに大きく見えます。 これを目前で見られたのはラッキー! すごい迫力でしたよ! 後ろの「ケープペンギン」たちも思わず注目してしまっています? 大きな水かきがついているので、歩く様子はあまりスマートではありません(^^; それでも仕切り板の上に器用に止まっていました。 これ、さっきの板の上に立ったままで行っているんですよ。 後ろに人がいたのでそこをカットした構図になってしまいましたが。 今思えば、しゃがんで撮ればよかったんですね~。 あ~、もったいないことをした!(笑) すべて D700+24-120mmF4G/VR それではみなさん、よいお年をお迎えください!
by sampo_katze
| 2018-12-30 21:00
| 動物園
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