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下関の水族館・海響館を訪問
2019年フライト初め~下関・門司遠征編・第3回


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「ペンギンがお出迎え」


この日のメインは「市立しものせき水族館」、通称「海響館」の見学です。
「下関」は何度か訪れたことがあるものの、「海響館」を訪ねるのはこれが初めて。
その当時は「水族館」に興味がなかったというのもありますが。

それが変わったきっかけは「デジタルフォト」という写真月刊誌(2010年5月号をもって休刊)。
その中で「動物園」や「水族館」での撮影のコツを紹介する連載記事がありまして、
それを読んでその気になったんですね。
もっとも最初は「D300」で突撃したものの、館内の暗さと高感度の弱さなどから撃沈!
その後、現在の愛機である「D700」を発売と同時に入手したことからハマりました。

そうしてこれまで北は「青森県」「浅虫水族館」、南は「沖縄県」「美ら海水族館」
あちこちの水族館を巡ってきました。
まだいくつもありますが、このあたりで水族館巡りも一区切りつけようかな?とも思います。
最近は「飛行機」に傾いていますからね(^^;


表紙の写真は、「海響館」の入口の様子です。
ドーム状の屋根がかかり、そこに向かって階段とスロープが伸びています。
手前には「ペンギン」の像が並んで、来館者を出迎えていました。










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入口手前のエリアにあるオブジェ。
波と跳びはねる「イルカ」をモチーフにしているのかな?


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その後ろには、ご当地名物の「フク」「クジラ」をモチーフにしたトピアリーが。
「クジラ」は、口の中にある「ヒゲ」もリアルに再現してあります。


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階段を上がり、入口の前へ。
そのガラスに貼られたポスターには「入館者数3000万人達成!!」の文字が。
でも、よ~く見ると左上に小さく「もうすぐ」の吹き出しがついています。
なんだか某スポーツ紙の見出しみたいですね(^^;
また「旧下関水族館」とは「海響館」の前身で、1956年(昭和31年)11月に開館したもの。
1999年(平成11年)9月の台風による被害のため2000年12月に閉館。
翌2001年4月に「海響館」がオープンして現在に至ります。


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入館してすぐのところには、大きな「ペンギン」の像が立っています。
そしてその後ろには驚くべき事実が?
なんと「下関市の鳥」が「ペンギン」になったとのこと!
ちょっと違和感を感じないでもないですが(^^;
ちなみにモデルになったのは、目の後ろに白いラインが入っているところから「ジェンツーペンギン」ですね。
また、最初に「下関」にやってきたのは「エンペラー」「アデリー」「フンボルト」だったそうです。


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奥に進むと巨大な車輪のようなオブジェが置かれています。
でもこれは車輪ではなく、「フグ」の一種である「アマミホシゾラフグ」が作った巣のレプリカです。
直径は約2mほどで、海底の砂地に作られています。
1995年ころからその存在は知られていたものの、当時はだれが何のために作ったのかは不明でした。
そのため、「ミステリーサークル」と呼ばれていたことも。
その後2012年に作ったのは新種の「フグ」であることが判明し、「アマミホシゾラフグ」と名づけられました。
それにしても、どうして真円に近い形を作り出せるんでしょうね。

「産卵床の実寸大レプリカ
 産卵床の大きさは約2mでフグ自身の約20倍の大きさです。
 ヒト(身長180cm)で換算すると、直径36mもの大きさになります。」


「アマミホシゾラフグ
 海底にあるまるでミステリーサークルを思わせる模様。その大きさは、約2mもあります。
 これを作っているのは、全長約10cmのアマミホシゾラフグです。
 調査の結果、このミステリーサークルは産卵床だということがわかりました。
 産卵床が見つかった当初は、名前が付けられていないフグで、2014年に新種として報告されました。
 産卵床を作るのはオスです。まずは、何もない砂地の海底に浅く溝を掘っていきます。
 産卵床の外側から内側に向かって、ヒレや体を使って、溝を掘ります。
 それを何回も繰り返し、大まかな形を作ります。
 産卵床の中央も、臀(しり)ビレを使い、砂をならすような行動をします。
 産卵床の山になっている部分には、貝殻などを歯で割って配置します。
 完成に近づくと、中央に不思議な模様ができます。
 産卵床を作る時は、浮上して上から見たりはしません。それでもほとんど正円に近い形を
 何の道具も使わず約7日間でつくります。」



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展示ゾーンへと入ります。
最初は「海響館」のすぐ目の前にある「関門海峡の世界」です。
大水槽の向こうには「関門橋」が見え、海がそのままつながっているかのように見えます。
右手は対岸の「北九州市」で、対岸まででもっとも短いところでは約600mしかありません。

「関門海峡の世界
 下関は、日本海、関門海峡、瀬戸内海の3つの海にとりかこまれた特殊な環境にあります。
 日本列島は、かつては東の端に位置するアジア大陸に一部で、2000万年以上前、日本海が出現しました。
 その後、長い間、海と陸のせめぎあいが続き、現在のように海峡がある地形になりました。
 暖流である対馬海流が流れる日本海は太平洋の恵みをもたらし、浅くおだやかで栄養豊かな瀬戸内海は
 多くの生きものを育みます。この2つの海を結ぶ関門海峡は、ちょうど生きものたちの通り道となっています。」



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「関門海峡」でピンと来なくても、「壇ノ浦」といえば「源平合戦」が頭に浮かぶかと。
「壇ノ浦」は「関門海峡」の「下関」側にある地名で、現在は「下関市壇之浦町」として残ります。
そして、この地にふさわしい?生きものがこの「ヘイケガニ」
英名でも、和名そのままに「Heikegani」というようです。
背中側に大きな特徴があるのですが、残念ながら水槽にいたのはこちらを向いたまま。
体の割に上2本の「歩脚」は細くて長く、なかなかの美脚の持ち主です。
残りの「歩脚」は対照的に小さく、ここではわかりませんが先端はかぎづめ状になっています。
これは貝殻や海綿などを背負って身を隠すためのものだから。

「ヘイケガニ ヘイケガニ科
 背中の甲は目がつり上がったヒトの顔のように見えます。
 まるで源平合戦に敗れた平家の武士たちの恨みの形相のようにみえることから
 「ヘイケ(平家)ガニ」と呼ばれています。」


「身を隠すため・・・
 ヘイケガニは、後ろ2対の歩脚が鉤爪状になっています。
 この歩脚は歩くときには使用せず、自分の身を隠すために、
 貝殻や平らなウニ、木片などを背負うときに使用します。」



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「ヘイケガニ」の仲間の背中コレクション?
背中にはこのように怒った人の顔のような模様が刻まれています。
これは「源平合戦」で敗れた「平家」の怨念が乗り移ったため、とされたことが名前の由来になっています。
この種は「関門海峡」付近だけではなく、「東アジア」の広い範囲に生息しているんですけどね。


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「ヘイケガニ」をアップに。
甲羅の大きさは幅、高さともに20mmほどと小型の種。
ですが、その模様のインパクトが大きいですね。


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水槽の中も見てみましょう。
元気よく泳ぐ「マダイ」がいました。
この水槽には、ネームプレートにあるだけで20種類の魚たちがいます。
ですが、今回撮ったのはこれともう1種だけ・・・・・。
我ながら少々情けない結果になっています(^^;


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最後は砂が敷かれた底にたたずむ「アカエイ」です。
全長1mほどで、食用となります。
体色は背中が赤褐色~灰褐色で、お腹側が白いのが一般的。
ですが、ここには背中側も白い子もいました。
これは「アルビノ」(albino)と呼ばれる白化個体で、かなりめずらしいもの。
というのも通常個体と比べて目立ちやすく、外敵に狙われ捕食されやすくなるからです。
ここ「海響館」では初の展示だそう。
となりの子と比べるとかなり小さいので、まだ若い個体なのかも?
このまま大きく成長していってほしいですね。

「白いアカエイ!?
 生まれつき体に黒い色素がなく、体が白っぽいアカエイを展示しています。
 このような個体はアルビノと呼ばれ、体が白っぽい他、黒眼(くろめ)が内部の血管の色で
 赤く見えるなどの特徴をもちます。
 白色が美しいアルビノ個体ですが、その白い体が目立つため、外敵に襲われやすく希少とされ、
 海響館でも初の展示となります。」




すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、海響館の目玉の1つ?フグの展示です。

by sampo_katze | 2020-01-31 21:00 | 山陰・山陽 | Comments(0)


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