2019年フライト初め~下関・門司遠征編・第5回
![]() 「フグ」の町として知られる「山口県下関市」。 その町の臨海地区にある水族館「海響館」も、やはり「フグ」の仲間の展示が充実しています。 なにしろ世界で知られている「フグ目」の仲間が440種ほどあるのに対し、 こちらにいるのは常時100種以上! 「フグ」好きにはたまらないシチュエーションですね(違) さて、「フグ目」はかなり広い種類をカバーしています。 おなじみの「フグ」や「ハリセンボン」、「ハコフグ」などはよく知られた仲間。 このほかに「カワハギ」や「マンボウ」などの仲間も含まれています。 これはちょっと意外でしたね。 ということで、今回は「カワハギ」の仲間たちを紹介していきます。 表紙の写真は、「カワハギ」と「フグ」の仲間たちが泳ぐ水槽群です。 左のオレンジっぽい色をしているのが「カワハギ」の水槽で、右が「フグ」たちがいます。 これらに特化した展示しているというのはさすがだな~と思いますね。 ![]() 「カワハギ科ウマヅラハギ属」に属します。 「カワハギ」がひし形のようなシルエットを持つのに対し、こちらは横に細長くなります。 顔もその分長く、その様子が「ウマ」のように見えることから「ウマヅラ」のながつきました。 雑食性で、特に「クラゲ」が大好物。 触手に毒を持っていてもお構いなしのようですね。 ![]() 全長は最大1mにもなる大型種で、「カワハギ」の仲間の中では最大種。 分類は「カワハギ科ウスバハギ属」で、「ウマヅラハギ」とは少し異なります。 体色は灰色地に青いラインが不規則に入っていて、なかなか目立ちます。 エサに由来する猛毒の「パリトキシン」を内臓に持つことがあり、とても危険な種の1つ。 その毒性は「フグ毒」として知られる「テトロドトキシン」を大きく上回ります。 なお内臓以外には毒がなく、「沖縄」など一部地域では食用とされているところもあるよう。 でもやはり食べないに越したことはないでしょう。 「ソウシハギ カワハギ科 世界中の熱帯域、日本では駿河湾以南に生息しています。 パリトキシンという猛毒を体の中に持っていて、食べると死に至る場合もあります。」 ![]() 顔つきは「ウマヅラハギ」や「ソウシハギ」などと同じ。 ですが、吻の下は船底のように突き出ているのが大きな特徴です。 ![]() 「カワハギ」の仲間はどれもこんな風に薄い体をしています。 ![]() この仲間は、派手な模様や鮮やかな色の持ち主が多いグループです。 そしてこの種は体の上側は黄色、下は白でその名の通り境目に青いラインが入ります。 また頬のあたりに6本の溝が入るのも特徴で、近似種と区別できます。 ![]() 小型種で、体長は10cmほどしかありません。 腹びれの部分が少し膨らんでいるため、やや頭でっかちに見えます。 ![]() 体形は「ウマヅラハギ」と比べると丸っこく、「カワハギ」に近いです。 そして最大の特徴は、体全体にある皮弁。 体色と体に入る細い縦じまと相まって、背景の岩場に溶けこんでいるように見えます。 ほかのところで初めて見たときのインパクトはなかなかでしたね。 ![]() この2種がなぜ同じグループに分類されているの?とちょっと不思議でしたが、 こうしてみると意外な共通点があったんですね。 「やすりのようなフグ カワハギの仲間は英語で『FileFish ファイルフィッシュ』と呼ばれます。 『File』とは『やすり』という意味があります。一見するだけではわかりませんが、 体表に細かい棘がたくさんあり、やすりのような体表をしています。 この細かい棘はウロコが変化してできたものです。 電子顕微鏡で拡大した画像を見ると、なるほど!と実感します。」 ※説明板より引用、以下同じ ![]() 体を膨らませたときに自動的に立ち上がるようになっているようです。 ![]() この疑問はだれしも持つものではないでしょうか。 そこでスタッフがなんと実際に数えてしまいました! トゲの先端に小さな玉がつけられ、その1つ1つに数字が書き込まれているんですよ。 スゴイ! その結果、この子のトゲの数は337本。 1000本の3分の1くらいしかありませんでした。 ちなみに個体差がありますが、おおよそ350本前後なんだそう。 ではなぜ1000本なのかというと、この言葉には「数多くの」という意味があるんですね。 ほかにも「千枚田」や「千載一遇」などいろいろあります。 ↓スタッフが数えている様子や、トゲが成長していく過程を紹介するサイトがありました。 ハリセンボン 針千本!?@どうぶつのくに.net ![]() これは初見の「ムシフグ」。 体の上半分に複雑な模様が入っていて、その様子が「虫食い」のように見えることからその名がついています。 毒を持つ種なので食べることはできません。 ![]() 先の「ムシフグ」と同じような模様が入っているのは初めて見たような? ![]() 「ハリセンボン」の仲間で、約30cmほどになります。 トゲが黄色いのが特徴です。 ![]() 成長すると約50cmにもなりますが、この子はやや小型でした。 トゲを折りたたむことはできません。 ![]() めちゃくちゃかわいい! すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は、唐戸桟橋から巌流島へと渡ります。
by sampo_katze
| 2020-02-04 21:00
| 山陰・山陽
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