人気ブログランキング | 話題のタグを見る
海響館・カワハギやフグの仲間たち
2019年フライト初め~下関・門司遠征編・第5回


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10473919.jpg
「カワハギの仲間たちが舞う水槽」


「フグ」の町として知られる「山口県下関市」
その町の臨海地区にある水族館「海響館」も、やはり「フグ」の仲間の展示が充実しています。
なにしろ世界で知られている「フグ目」の仲間が440種ほどあるのに対し、
こちらにいるのは常時100種以上!
「フグ」好きにはたまらないシチュエーションですね(違)

さて、「フグ目」はかなり広い種類をカバーしています。
おなじみの「フグ」や「ハリセンボン」「ハコフグ」などはよく知られた仲間。
このほかに「カワハギ」「マンボウ」などの仲間も含まれています。
これはちょっと意外でしたね。
ということで、今回は「カワハギ」の仲間たちを紹介していきます。


表紙の写真は、「カワハギ」と「フグ」の仲間たちが泳ぐ水槽群です。
左のオレンジっぽい色をしているのが「カワハギ」の水槽で、右が「フグ」たちがいます。
これらに特化した展示しているというのはさすがだな~と思いますね。










海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10474414.jpg
まずは代表的な種の1つの「ウマヅラハギ」です。
「カワハギ科ウマヅラハギ属」に属します。
「カワハギ」がひし形のようなシルエットを持つのに対し、こちらは横に細長くなります。
顔もその分長く、その様子が「ウマ」のように見えることから「ウマヅラ」のながつきました。
雑食性で、特に「クラゲ」が大好物。
触手に毒を持っていてもお構いなしのようですね。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10475180.jpg
「ウマヅラハギ」とそっくりなシルエットの持ち主は「ソウシハギ」です。
全長は最大1mにもなる大型種で、「カワハギ」の仲間の中では最大種。
分類は「カワハギ科ウスバハギ属」で、「ウマヅラハギ」とは少し異なります。

体色は灰色地に青いラインが不規則に入っていて、なかなか目立ちます。
エサに由来する猛毒の「パリトキシン」を内臓に持つことがあり、とても危険な種の1つ。
その毒性は「フグ毒」として知られる「テトロドトキシン」を大きく上回ります。
なお内臓以外には毒がなく、「沖縄」など一部地域では食用とされているところもあるよう。
でもやはり食べないに越したことはないでしょう。

「ソウシハギ  カワハギ科
 世界中の熱帯域、日本では駿河湾以南に生息しています。
 パリトキシンという猛毒を体の中に持っていて、食べると死に至る場合もあります。」



海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10475669.jpg
「ソウシハギ」に次ぐ大型種の「ウスバハギ」です。
顔つきは「ウマヅラハギ」や「ソウシハギ」などと同じ。
ですが、吻の下は船底のように突き出ているのが大きな特徴です。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10480187.jpg
正面から見るとこんな感じ。
「カワハギ」の仲間はどれもこんな風に薄い体をしています。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10480581.jpg
「モンガラカワハギ科」の仲間の「アオスジモンガラ」
この仲間は、派手な模様や鮮やかな色の持ち主が多いグループです。
そしてこの種は体の上側は黄色、下は白でその名の通り境目に青いラインが入ります。
また頬のあたりに6本の溝が入るのも特徴で、近似種と区別できます。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10481160.jpg
「カワハギ科」の仲間の「ヨソギ」
小型種で、体長は10cmほどしかありません。
腹びれの部分が少し膨らんでいるため、やや頭でっかちに見えます。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10481632.jpg
独特の外観を持つ「ヒゲハギ」
体形は「ウマヅラハギ」と比べると丸っこく、「カワハギ」に近いです。
そして最大の特徴は、体全体にある皮弁。
体色と体に入る細い縦じまと相まって、背景の岩場に溶けこんでいるように見えます。
ほかのところで初めて見たときのインパクトはなかなかでしたね。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10482130.jpg
「カワハギ」と「フグ」の仲間の体表を顕微鏡で拡大観察した画像。
この2種がなぜ同じグループに分類されているの?とちょっと不思議でしたが、
こうしてみると意外な共通点があったんですね。

「やすりのようなフグ
 カワハギの仲間は英語で『FileFish ファイルフィッシュ』と呼ばれます。
 『File』とは『やすり』という意味があります。一見するだけではわかりませんが、
 体表に細かい棘がたくさんあり、やすりのような体表をしています。
 この細かい棘はウロコが変化してできたものです。
 電子顕微鏡で拡大した画像を見ると、なるほど!と実感します。」

※説明板より引用、以下同じ


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10482625.jpg
「ハリセンボン」のトゲが立つ仕組み。
体を膨らませたときに自動的に立ち上がるようになっているようです。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10483273.jpg
「ハリセンボン」のトゲ、一体何本あるのかな?
この疑問はだれしも持つものではないでしょうか。
そこでスタッフがなんと実際に数えてしまいました!
トゲの先端に小さな玉がつけられ、その1つ1つに数字が書き込まれているんですよ。
スゴイ!

その結果、この子のトゲの数は337本。
1000本の3分の1くらいしかありませんでした。
ちなみに個体差がありますが、おおよそ350本前後なんだそう。
ではなぜ1000本なのかというと、この言葉には「数多くの」という意味があるんですね。
ほかにも「千枚田」「千載一遇」などいろいろあります。

↓スタッフが数えている様子や、トゲが成長していく過程を紹介するサイトがありました。
ハリセンボン 針千本!?@どうぶつのくに.net


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10483839.jpg
ここから再び水槽内を見ていきます。
これは初見の「ムシフグ」
体の上半分に複雑な模様が入っていて、その様子が「虫食い」のように見えることからその名がついています。
毒を持つ種なので食べることはできません。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10484310.jpg
「ハコフグ」の仲間と思われますが、種名がわかりません。
先の「ムシフグ」と同じような模様が入っているのは初めて見たような?


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10484755.jpg
「オーストラリア」南部に生息する「サザングローブフィッシュ」
「ハリセンボン」の仲間で、約30cmほどになります。
トゲが黄色いのが特徴です。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10485353.jpg
]同じく「ハリセンボン」の仲間の「ポーキュパインフィッシュ」
成長すると約50cmにもなりますが、この子はやや小型でした。
トゲを折りたたむことはできません。


海響館・カワハギやフグの仲間たち_c0081462_10490029.jpg
正面寄りから見るとこんな感じ。
めちゃくちゃかわいい!



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、唐戸桟橋から巌流島へと渡ります。

by sampo_katze | 2020-02-04 21:00 | 山陰・山陽 | Comments(0)


<< 唐戸桟橋から巌流島へ 海響館でフグ三昧(ただし見学に限る) >>