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あざらし館とほっきょくぐま館
秋の旭川遠征2019・第5回


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「手づくり感のある入口案内」


今回のエリアは「あざらし館」「ほっきょくぐま館」です。
前回の「ぺんぎん館」に続き、冷たい海に生息する仲間たちが登場します。
「アザラシ」の仲間の中には熱帯にすむ種もいるそうですが(^^;

ところで「ホッキョクグマ」はいますが、「ナンキョクグマ」というのはいません。
また「ペンギン」も「南極」にはいますが、「北極」にはいません。
似たような環境なのでどちらにいてもよさそうなものですけどね。

もっとも「ペンギン」は、「オオウミガラス」というよく似た種が「北極」にいました。
当初は「オオウミガラス」が「ペンギン」と呼ばれ、その後「南半球」でも似た種が見つかったことから
そちらは「ナンキョクペンギン」と呼ばれるようになったんだとか。
残念ながら「オオウミガラス」は19世紀に絶滅してしてしまったため、
「南半球」にいる種が「ペンギン」と呼ばれるようになりました。
もし絶滅していなかったら、この2種の仲間が同時に見られていたかもしれませんね。


表紙の写真は、「あざらし館」の入口の様子です。
手書き風の水中を泳ぐ「アザラシ」が描かれていてなかなかかわいいです。
館内では「円柱水槽」「大水槽」など、泳ぎ回る「アザラシ」の姿を見ることができますよ。
今回は写真がありませんが(^^;










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ここにいるのは「ゴマフアザラシ」
国内の「動物園」「水族館」でもっともよく見られる種です。
某マンガやアニメにも脇役として登場し、主役よりも存在感を出していましたね(笑)
体表、特に背中側に小さな黒い斑点が入るのが特徴。
この斑点がゴマに見えることから「ゴマフ」=「胡麻斑」の名がついています。
波打ち際のような場所でのんびりしていました。


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しばらく見ていると、1頭が水に入りました。
目の後ろに小さな穴が見えますが、ここは耳。
「アザラシ」の仲間はこのように穴があいているだけです。
これに対し、「アシカ」の仲間は小さな「耳介」(じかい)がついているので区別できます。
また地上での歩き方にもちがいがあり、「アザラシ」は腹ばいで這うように移動しますが
「アシカ」は後ろ肢も使って歩きます。
「アザラシ」の後ろ肢は泳ぐのに適するように、ヒレのような形になっているからですね。


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通路を挟んだエリアには「オオセグロカモメ」がいました。
どこかから飛んできた子かと思ってたんですが、ここの子だったようです(^^;
黄色のクチバシで、下側に赤い斑点が入るのが特徴の1つ。
最初この特徴を見て「ウミネコ」だと思ってたんですが、「ウミネコ」は赤のほか黒い斑点が入るんだそう。
また足の色も異なっていて「オオセグロ」が淡いピンクに対し、「ウミネコ」は黄色となっています。


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「あざらし館」の出口を出ると、すぐ向かいに「ほっきょくぐま館」の入口があります。
ですが、なんだかすごい行列が!
しかもどれくらいか忘れましたが、待ち時間も結構な長さになっていました。
これでは入れない?と思ったら、ぐるっと回り込むと2階?の方に出ることができました。
よかったよかった。

さて、ここにいるのはもちろん「ホッキョクグマ」、通称「シロクマ」です。
寒冷地に生息していることもあり、「クマ科」の仲間の中では最大種。
頭と耳は小さく、首の部分は長くなっています。


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地面にぺたーっとはりついて伸びています。
毛の色も黄色がかっていて、なんだか「きなこもち」みたいですね(^^;


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うしろに回ってみると、足の裏を見ることができました。
後ろ足の黒い肉球もわかりますね。


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建物の裏側にはプールがあり、もう1頭がいました。
先の1頭とくらべるとやや細身の感じがします。
また小さな頭と眺めの首がよくわかります。


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プールに入ってプカプカ浮いています。
ちょうど「もぐもぐタイム」だったようで、上にいるスタッフが魚をプールに向かって投げてくれます。
それを追ってプールに入ってくるんですね。
右側に見えるガラスの向こうは、建物の中から観察できるようになっています。
これに合わせてお客さんが集まっていて、入口に行列ができていたのかも?


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魚はプール内だけでなく、滝つぼにも投げ入れられます。
それをさがしてこんな格好をすることも。
プールに入ったり、滝つぼに頭をつっこんだりと様々な動きがみられて楽しいですね。


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滝つぼから出てきたところ。
頭や首がびしょぬれで、水がしたたり落ちています。
もちろん、このままというわけにはいかないので・・・・・。


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首をブルブルーッ!と振って、水をはじき飛ばします!
これはプールから出てきたところを撮ったものですが、なかなか豪快な飛ばしっぷりでしたね。
こういうのが見られるところも「旭山」らしいところでしょうか。


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このあと近くにある「小獣舎」などを見学し、昼ごはんを食べてからもう1度「ほっきょくぐま館」へ。
「もぐもぐタイム」が終わったからか、1階?の入口から館内に入ることができました。
ここからは、先ほど上から見ていたプールの様子を横から見られます。
ガラスのすぐ前にある岩場に乗って、一休みしているようでした。
そしてしばらく見ていると大あくびをした!
手動連写でその様子をキャッチ、もっとも大きく口を開けたところが撮れました(^^)
まるで咆哮しているようです。


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同じ場所からテレ端280mmで寄ってみます。
場所が場所だけにガラスが曇っていて、ピントが合いづらかったですが(汗)
でもなんとか横顔をアップにすることができました。


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最後は2階からの見おろし視点で。
この視点もなかなか新鮮でいいですね。



すべて D700+70-200mmF2.8E/VR+TC-14EⅢ


次回は、小獣舎などをめぐります。
by sampo_katze | 2020-11-26 21:00 | 北海道 | Comments(0)


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