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もうじゅう館のヒョウの仲間2種
秋の旭川遠征2019・第7回


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「最北の地に生きるヒョウ」


今回は「もうじゅう館」にいる生きものたちです。
ここにいるのは「ネコ科」4種と「クマ科」1種の全5種。
うち「クマ科」の「エゾヒグマ」は前回の最後に登場しました。
また、「ネコ科」のうち「アムールトラ」「ライオン」は写真がありません。
なんかうまく撮れなかったんでしょうね(^^;
そこで「ヒョウ」の仲間2種について紹介します。


表紙の写真は、「アムールヒョウ」です。
別名「シベリアヒョウ」「チョウセンヒョウ」があるように、
かつては「ロシア」極東部の「沿海地方」から「朝鮮半島」にかけて生息していました。
ですが生息環境の変化や乱獲などにより、現在は「ロシア沿海地方」にのみ生息しているとのこと。
また「ヒョウ」の仲間の中ではもっとも北に生息している種でもあります。

このエリアは高低差がつけられていました。
2階部分の端は崖のような形になっていて、1階部分と行ったり来たりする様子が見られます。
そこにたたずむ姿には神々しさすら感じさせます。










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柵から金網までの距離はかなり近く、その気になれば手が届きそうなくらい。
もちろん、危ないので手は出しませんけど(^^;
でもそのおかげで、小さなそのお顔にここまで寄ることができます。
新しい「70-200mm」の望遠レンズの最短距離が1.1mになったことも大きいですね。
目をつむり、ちょこっと舌が出ているかわいい顔が撮れました。


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目線を下げて足をアップに。
サイズは大きくたくましいですが、やっぱり猫足。


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バックショットも。
耳の先端が白くなっていますね。
これは「虎耳状斑」(こじはんじょう)と呼ばれるもので、野生の「ネコ科」に見られる特徴。
その役割についてはよくわかっていません。
また、草原より森林にすむ仲間の方が大きく目立つようです。


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こちらは別の1頭。
横にわたされた木の上に立っています。
森林にすんでいるので、こういう場所も慣れたものです。


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しばらく見ていると、このように木を抱え込むようにして寝転がりました。
こんなかわいらしい一面が見られたのはうれしいですね。


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地上に降りて、3頭目のショット。
凛々しい表情がたまらない!


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続いては「ユキヒョウ」です。
獲物や積雪などの状況に合わせ、標高600~6,000mと幅広い範囲を移動します。
体色はほかの「ヒョウ」と比べて白っぽく、高地や雪に溶けこむようになっているよう。
またこの子はトレードマークのヒョウ柄がやや薄く、あまり目立ちません。
単なる個体差なのか、老成個体のためかはわかりません。


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そして右のほうに目を向けると、金網のそばに小さな子が体を丸めているのを見つけました。
この子は2019年7月19日に生まれたメスの赤ちゃん。
この日は10月20日だったので、生後3か月。
一番かわいい時期ですね。
ちなみに9月中旬から展示に向けての訓練が始まっていて、この日もその一環だったよう。
公式サイト内のニュースによれば、正式な展示開始は10月26日からでしたから。


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ここからはトリミングで。
後ろ脚と腰のあたりの黒い斑点がよく目立ちます。
手のひら?をじっと見ている姿は初めて見ました。
顔と比べるとかなり大きいですね(^^;
そして、やっぱり肉球がかわいい!


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丸くなってお昼寝モード。
寝顔もかわいいですね。
すぐ後ろの金網の向こうは階段になっているので、そこに行けば目の前で見られるかな?
と思ったのですが、微妙に見えませんでした。
残念(^^;


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目を開けてこちらの方を向いてくれました。
カメラ目線はさすがに無理でしたが。

このあとしばらく見ていましたが、ここから動く気配はなし。
できれば歩きまわる姿も見てみたかったところ。
ですが、こちらが根負けしました(笑)



すべて D700+70-200mmF2.8E/VR+TC-14EⅢ


次回は、北海道産動物舎を訪ねます。
by sampo_katze | 2020-11-30 21:00 | 北海道 | Comments(0)


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