秋の旭川遠征2019・第10回
3日目の10月21日(月)。 この日は「旭川空港」16:20発の「JL556」便に乗って帰京します。 出発までかなりの時間があるので、時間をつぶすのがちょっと大変ですが(^^; そこで「美瑛」や「富良野」などに足を延ばすというのも1つの手。 ただそこから空港へのバスは本数がそれほど多くないので、ちょっとリスクがあるかなと。 そこで、「旭川駅」の周辺を歩くことにしました。 表紙の写真は、「あさひかわ北彩都ガーデン」内の「大池プロムナード」越しに「旭川駅」を眺めたところです。 雲1つない青空が鏡のようになった大池の水面に映り、とてもきれいな光景が広がります。 時季的に木の葉や草が黄色く色づいていて、いいアクセントになってくれました。 第2回でも紹介した、西口コンコースの南側出口近くにある奇妙なオブジェ。 「美唄市」(びばいし)出身の彫刻家、「安田侃」(やすだ かん)さんの「天秘」(てんぴ)という作品です。 こちら側は一部欠けているところがありますが、反対の北側はなめらかな面になっています。 それにしても不思議なオブジェですね。 この通り沿いにはいろいろな像や彫刻が展示されています。 こちらは駅から約500m、「2条通り」を渡りさらに1本通りを渡った先にある「サキソフォン吹きと猫」の像。 ベンチに座って「サックス」を吹く男性の像があり、その前には猫がたたずんでいます。 ちなみにこの男性の像、以前「神戸」の「北野異人館街」でも見たことがあります。 音色に聞き入っているってところでしょうか。 向かいあった手の間に水が出てくると思しき機構がありますね。 でも、この日は水は出ていませんでした。 約500m進むと「牛朱別川」(うしゅべつがわ)沿いに出ました。 そこから左に目を向けると、緑色の端が見えます。 これは「旭橋」(あさひばし)で、1932年(昭和7年)11月に約3年の期間をかけて完成したもの。 「札幌市」の「豊平橋」(とよひらばし)、「釧路市」の「幣舞橋」(ぬさまいばし)とともに 「北海道三大名橋」に数えられていました。 確かに優美な姿をしていますね。 朝早ければもう少しスッキリ見えたのかもしれませんね。 400mほど進むと、大きなロータリーのある「旭川常盤ロータリー」(あさひかわときわ)に出ます。 その中央には高さ35mのシンボルタワーがそびえています。 上部は独特の形をしていますね。 このあと、再び「買物公園」を通って「旭川駅」へと戻ります。 そして「旭川駅」からは「空港連絡バス」ではなく、「富良野」方面へと向かう「ふらのバス」に乗車。 このバスも「旭川空港」を経由するので、利用できます。 雪の結晶と「旭川市」の「市の鳥」である「キレンジャク」が描かれています。 シンプルなデザインですね。 建物はだいぶシンプルな感じでした。 そして、その一角に何やら高い土台の上に立つ銅像が見えます。 最初は「新潟県高田市」(たかだし)でその技術を伝えたことから、同県の「ゆるキャラ」にもなっています。 その後の1912年2月に「旭川市」を訪問し、約7か月の滞在中に「スキー」の技術を伝えたとのこと。 「 北海道スキーの発祥は、明治45年2月20日、オーストリアの軍人、テオドール・フォン・レルヒ中佐によってもたらされた。 レルヒ中佐は、1869年ハンガリー領ブレスブルグに生まれ、1891年ウィーン士官学校、 さらに1896年参謀学校を卒業、武官の道をすすんだ。一方彼は、世界アルペンスキー術の創始者 マチアス・ツダルスキーの指導を受けて技術を磨くとともに、白銀の山野を舞うスキーの魅力に惹かれ、 スキー術の普及に貢献した。 明治45年2月6日、レルヒ中佐は、前任地の新潟県高田市から転任、旭川第7師団に着任した。 彼の旭川滞在は7か月と短いが、良質な雪に着目し、早速、第7師団将校、旭川郵便局員などを対象に スキー術の講習を始めた。その指揮は、熱意に溢れた懇切さに加えて、安易な妥協を許さぬ厳格なものであり、 彼が体得したスキー術のすべてを伝授した。まさに北海道スキー開拓の父であり、恩人である。 旭川市開基100年にあたり、スキー黎明期への追憶のよすがとして、この像を建立する。 平成2年9月15日 レルヒ中佐顕彰像建立期成会」 ※説明板より引用 すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回は最終回、旭川空港をめぐります。
by sampo_katze
| 2020-12-06 21:00
| 北海道
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